HNさんの映画レビュー・感想・評価

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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

2.5

2回観たけどどこが伝説の討論会なのかさっぱりわからん。三島由紀夫の主張は2回目で何となく分からんでもないけど、学生の主張は小難しい観念的な言葉をダラダラ並べるだけで、もはや暗唱大会にしか見えない。

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

1.5

「私もバリバリ仕事したいけど家事育児に追われ、女性は家庭にいろって価値観に苦しんでます!」を訴える時代錯誤な映画。

私をくいとめて(2020年製作の映画)

2.8

「勝手にふるえてろ」と比べると、こじらせ女子感が弱くてクスッと笑えるセリフも少なかったのが残念。

Fukushima 50(2019年製作の映画)

1.2

題材は置いといても映画として見るに堪えない。無駄は多いくせに、スポ根演出でリアリティが無さすぎる。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.8

「雨が降る東京の街、初めて自分で歩けた気がした。」本編観賞後、予告編のラストシーンにジンジンきます。

望み(2020年製作の映画)

3.2

真相についての“望み”が父母娘で異なっていてそこに人間味を感じるっていうことがこの映画の面白いところだけど、眉唾の噂や昔の思い出を根拠に妄想で言い合うシーンばかり描かれているのが凄く不自然で冷める。も>>続きを読む

ゆれる(2006年製作の映画)

3.6

一見兄弟愛にしみじみすると思いきや、観賞後よくよく考えるとぞわぞわしちゃう映画。

永い言い訳(2016年製作の映画)

3.4

映画の本質ではないけれど、子どもの成長を間近で見守ることができる時間は、他人の子どもであれ、儚く尊いものなのだと感じました。

幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.0

他人に頼るという事がどれだけ相手に生きがいを与えるのかがよく分かる。生きがいが押し寄せる主人公の幸せそうな顔は微笑ましくてたまらない。寝る前のほっとレモンくらい心が温まる映画。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

クスッとさせる比喩が散りばめられた坂元裕二脚本作品はやっぱりみぞみぞしますね。

日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

3.8

白黒映画を称賛する大概の人は、ええかっこしいだと思っている私が初めて面白いと思った白黒映画。この時代の映画には珍しく、テンポもよくて無駄が少ない。
戦争を終結させようと苦悩する高官たちを中心に描くため
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.4

四季折々の庭を通して、形にこだわるお茶の意味を感ずる雅な映画でございました。

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

3.4

“夢はきっと叶う”と伝えるディズニー映画が多い中で“夢が無くたっていい”を子どもに伝えているところがこの映画の素晴らしいところ。そう言う意味で大人向けという訳ではないと思います。

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.0

予告編観賞後の理解度と本編観賞後の理解度が等しいという奇跡の映画。つまり、ようわからん。

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.9

決して屈しない野心と是が非でも結果にコミットする強かさを持つ主人公のマインドセットには脱帽。スピード感のある攻防とどんでん返しのストーリーは圧巻。

浅田家!(2020年製作の映画)

3.0

自分の家族を含め、家族写真をユニークな発想で撮っていく前半は、まさに“笑いあり、涙あり”でとても良いが、後半の震災部分は、取ってつけた感があって興醒め。

氷の微笑(1992年製作の映画)

3.2

エロさとミステリアスが相まって最後まで目を離せない。取調べのシーンは必見。

星の子(2020年製作の映画)

3.5

怪しい宗教にどっぷり浸かる両親を信じたいと願う主人公が次第に大きくなる疑念と葛藤していくところはとてももどかしくて切ない。また、劇中に散りばめられた不自然な描写で“信じるもの”の不気味さを暗に助長させ>>続きを読む

七人の侍(1954年製作の映画)

2.0

公開当時としては斬新だったストーリー設定や撮影技法が評価されているのは理解できるが、現代の映画と同じ土俵に立たせた時、何が秀でているのか全く理解出来ない。本作は無駄に長くて聴き取りづらい時点でだいぶビ>>続きを読む

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

3.0

苦しい時に勇気を貰える名作!と言いたいところだけれど、主人公の絶望感がやや薄く、苦しみがあまり伝わらない。もう少し主人公を絶望の淵に追いやってほしかった。
ただ、74年前の作品というだけあって違和感や
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

1.2

今まで観たミュージカル映画の中で1番つまらなかった。LGBTQについて「どうして理解が出来ないのか」や「どうすれば理解が出来るのか」といった考察を排し、差別意識を持つ人へポップで聞こえの良い歌を頭ごな>>続きを読む

ステップ(2020年製作の映画)

3.8

ストーリーに大した起伏があるわけでもないし、予想外の展開もないのにこんなにも目頭が終始熱くなって、さらりと終わる清々しい映画。モノローグの蛇足感がなければ、もっと良いのに。

建築学概論(2012年製作の映画)

3.4

少年の過度なウブ演出が鼻につくけど、大人になった今ではどうしようもない初恋を振り返る2人のもどかしさがひしひしと伝わってくる。

ずぶぬれて犬ころ(2018年製作の映画)

1.5

要所要所で紹介される俳句が弱っていく主人公の心情の移ろいをありありと表現していて素晴らしいけれど、全体的に起伏もなく、ダラダラしているうえに台詞も演技も臭くて観てられない。

アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

3.0

好きな女性のベッド下に身を潜めるという常軌を逸した主人公の行動を「誰しもが理解できるような心情」の独白によって説明し、鑑賞者に感情移入させる点がすごい。ただ、主人公であるストーカー役にイケメンの高良健>>続きを読む

僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

3.3

こんな事件というと馬鹿馬鹿しいほどの出来事で実際に大騒ぎしていた滑稽さに呆れる一方で、ナチスを引きずるドイツの若者たちが社会主義新体制の不条理と戦う姿は、痛々しくも眩しい。

ザ・バンク 堕ちた巨像(2009年製作の映画)

2.0

ミステリアスな出だしにその後の展開を期待させられましたが、終始ドンパチで裏切られました。

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

2.7

ドキュメンタリータッチの映像とキャストの快演で離婚に直面した夫婦のぎこちなさがとてもよく伝わってくるが、声を荒らげて相手を罵るアメリカ人の感情に1ミリも共感出来ない。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

2.0

このアニメの良さは、純粋で非常識なヴァイオレットが手紙の代筆を通して人の初歩的な感情を少しずつ身に付けていくところであるが、本作は彼女の成長ではなく、御涙頂戴ストーリーに注力しているためとても退屈。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.4

アカデミー賞で評価されているように華やかな衣装やセットで19世紀のアメリカを忠実に再現している点はもちろん素晴らしいが、それ以上に現代にも通ずる女性の生き方、とりわけ結婚前の決断を姉妹それぞれでリアル>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

2.0

“白人が黒人を虐げる”という典型的な黒人差別を明示せず、黒人の遺伝的特長を羨む白人を不自然に描くことで潜在的な差別を浮き彫りにさせるところが良い。

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