私の備忘録さんの映画レビュー・感想・評価

私の備忘録

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フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

4.1

天気の良い日。学校なんか行かずにフケたらどんなに楽しいことか!
フェリスの企むアリバイはともすれば稚拙なんだけれど、そんなことよりも学校をサボって得られる開放感とか、自己と向き合うことの大切さとかを教
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メリーに首ったけ(1998年製作の映画)

4.7

劇場で観て、腹がよじれるほど笑いころげました。

コンプライアンスのうるさくなった昨今、このレベルでも目くじらたてる奴はいるんだろうなぁと思ったりします。
下品な下ネタもキャメロン・ディアズの天真爛漫
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アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

4.0

アルカトラズ刑務所に移送されてきた、頭脳明晰な服役囚モリス。
冷酷無比な所長にパトリック・マクグーハン(顔つきから言って適役!)

刑務所の厳しい規則をかいくぐって、脱獄を決行できるのか…?

やっぱ
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

4.1

騙されないぞ!と気負って観るよりも、
ダー子に転がされるくらいのつもりで観ると最高に楽しい作品。
BDも買いました。

本人の映像を使わずに、ジェシーやスタァの存在を感じさせる手法はお見事でした。
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プッシーキャッツ(2001年製作の映画)

3.7

レイチェル・リー・クックのキュートさを愛でる作品。

内容は大したものではないけれど(笑)、本国ではヒットしたとか。
Backstreet Boysもどきが出てきたり(楽曲がそれっぽくて良い笑)、汚い
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.0

スレッカラシのクラブ歌手にウーピーさんは適役。
パトロンのマフィアは顔面凶器のハーヴェイ・カイテルとは濃すぎるキャスト……と思いきや、意外とコミカルな感じもイケてます(笑)

余興の域を出なかった聖歌
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Mr.BOO!ミスター・ブー(1976年製作の映画)

3.5

勝手に「世界吹替遺産」認定しちゃったりなんかしちゃったりして。

ストーリー的には
いかにもあの時代の香港映画ですが、
我々日本人には吹替版がある!
というわけで広川太一郎さんのはちゃめちゃ吹替が楽し
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カプリコン・1(1977年製作の映画)

4.1

人類初の火星着陸は捏造だった⁉️
まるで水曜スペシャルのような映画。
これくらい壮大なペテンをどうやって回収するのか、ハラハラドキドキの2時間超。
ペテンに気づいたNASAの研究員は突然居なくなる(消
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クリープショー(1982年製作の映画)

3.7

どの話も洒落(風刺)がきいていて、個人的にはホラーのオムニバスというよりも、「トワイライトゾーン(ミステリーゾーン)」のような印象。

個人的には第5話が強烈過ぎて……
Gの大群がめっちゃ気持ち悪い(
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

4.2

同じ組の中にあっても、足の引っ張りあいや騙し合い、出世志向の奴に日和見のセコイ奴……ん?
これって一般企業にも言えることか(笑)

のっけから
きのこ雲をバックに「仁義なき戦い」のタイトル……そしてあ
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ブルース・リー/死亡遊戯(1978年製作の映画)

4.5

ブルース・リー師が生前に撮り終えていた格闘シーンの素材(本作では10分少々…)を生かすため、そっくりさんや過去作品からの映像、驚くことに師匠のリアルガチな葬儀映像までを挿入して作り上げた作品。

はっ
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

大がかりなセットや場面転換もなく、
殺人の嫌疑をかけられた少年の審議について、ひたすら十二人の陪審員の密室内議論だけで観るものを惹きつける不朽の名作。

「話し合いをしませんか」
様々な個性の陪審員を
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新死亡遊戯・七人のカンフー(1975年製作の映画)

2.5

本家「死亡遊戯」より先に公開するためだけに作られた商魂逞しい作品(笑)

私が観たのは字幕もない海賊版のビデオだった記憶が……後年リリースされたDVDは微妙にバージョンが違うとか。そんなこと言われたら
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

4.4

フラッシュに晒される短いカット群のバックに流れるナレーション。
(不謹慎かも知れないが)これがカッコ良い。
こちらの痛覚に訴えるようなシーンの連続と粒立ちの粗い映像が恐怖を増幅させてくるホラー映画の金
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男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(1983年製作の映画)

4.0

博の父、ヒョウイチロウ(ひょうの字が諸説あって訳わからない笑)の法事にちゃっかり坊さんとして登場する寅さん。
二日酔いの住職に代わって、ハンコ屋の法事では啖呵売の調子で法話をかます寅さん。
罰当たりな
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.6

今のシネコンみたいに入替制でない時代、
一度の入場で二度はリピート鑑賞するほどどハマりした映画。
劇場だけで10回は観たかと。

レンタルビデオ黎明期、一巻3,000円近くした高級生テープにダビングし
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赤ちゃんに乾杯!(1985年製作の映画)

4.5

彼女の産んだ赤ちゃんを預かることになった独身貴族のてんやわんや。

事実婚とか
自由な家庭のあり方がいかにもフランス流なんだなぁと思いながら、
これが日本ならば道徳観とか倫理観とか持ち出して、父母間で
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

初見時点での評価。
色々なところに暗示めいた演出や伏線回収があるようで、BDで繰り返して鑑賞。

裕福でリベラルな白人家庭の彼女と黒人カメラマンのカップル。
彼女の家庭に見え隠れする、奇妙な居心地の悪
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

たまたま垂れ流ししていたCS放送で流れていたのが「教会のシーン」。
はっきり言って、大勢の人間を皆殺しにするのだから楽しいはずがないのだけれど.....
映像のテンポの良さとバックに流れる「FreeB
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燃えよドラゴン ディレクターズ・カット版(1973年製作の映画)

4.8

「格闘映画の革命にして金字塔」
ブルース・リー師の主演作としては4作目。
この時代にアジア人が米国資本の映画で主演を張ることも前例のないことであったし、SFXやVFX、ワイヤーアクションもまだまだ未発
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夜の大捜査線(1967年製作の映画)

4.0

長旅の途中に立ち寄ったミシシッピにて、誤って逮捕された黒人青年は腕利きの殺人課刑事だった....

人種差別の根強く残る土地にあっても、極めて冷静に粘り強く事件を紐解いていくティッブスを苦々しく思いな
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

4.2

デジタル修復版のBDはまだまだ高いので、CS放送時の録画版を保存中。
私にとっての「犬神家」はこの76年版!

美しいが、陰のあるヒロインとして
珠世役の島田陽子さんは絶品。
犬神家の面々も絶妙なキャ
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大脱走(1963年製作の映画)

4.7

その昔……
テレビの洋画劇場では年末になると
前後編に分けて二週で放送されていました。
今の時代の速度感からは信じてもらえないかも知れないが、前編見終わると「来週にならないかなー」と楽しみに待てる時代
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サマースクール(1987年製作の映画)

3.8

レンタルビデオで観てお気に入りの映画となり、セルビデオで購入し、死ぬほど繰り返し観たお気楽映画。
劇場日本未公開、日本では未DVD化。
セリフは頭に入っているので、輸入盤で購入。

落ちこぼれ教師と落
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椿三十郎(1962年製作の映画)

4.5

無鉄砲な若侍に呆れながらも、策略の何たるかを示す粗野な素浪人。
シリアスとコミカルのバランスが絶妙な痛快娯楽活劇!

ともすれば血生臭い時代劇になるところを
見張り侍の小林桂樹さん
睦田夫人の入江たか
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スティング(1973年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

詐欺師でもなく、ペテン師でもない
「仕事師」の痛快復讐劇!

かつての師匠、ルーサーを手にかけた憎きロネガンにひと泡吹かせるための復讐劇。
これが現代劇ならエグい銃器で吹っ飛ばして終わりのところ、本作
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セイ・エニシング(1989年製作の映画)

4.3

20年以上も前に某所で書き込んだレビューを転載。

「こんなやつがいたら応援したくなる」
素直で思いやりのある心根だけがとりえのロイドが、卒業生総代で完全無欠な美少女のダイアンに恋をして....
素朴
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ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

4.5

賞金首と賞金稼ぎ。
ベイルショップに引き渡して終わり、のおいしい仕事のはずが……
追うマフィアとFBI、さらには別の賞金稼ぎも加わって、大騒ぎの大陸横断……
理屈ぽい賞金首と手練手管の賞金稼ぎが段々と
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