ひさもさんの映画レビュー・感想・評価

ひさも

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七人樂隊(2021年製作の映画)

3.5

香港愛溢れるオムニバス。
個人的に浅くも何か思い入れのある都市なので、それぞれのエピソードと雰囲気を味わっていたのに、ラストのツイ・ハーク監督がメタメタなコメディ過ぎてちゃぶ台ひっくり返しそうになりま
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宇宙探索編集部(2021年製作の映画)

3.8

あのちゃんかきゃりーぱみゅぱみゅがナレーション回の「ザ・ノンフィクション」でありそうな、クセの強い人の密着ドキュメンタリー風から、さらにクセの強い人と出会うロードムービーになり、最後は人生の意味に辿り>>続きを読む

THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

3.1

1作目からスケールアップはしてるんだけど、ちょっとインフレ気味で、尺も長くてテンポが悪いかも。

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.4

フィジカルがチートなストレンジャー・シングスのエル的なヒロインが無双する、厨二っぽさ強めなサイキックアクション。
キム・ダミの別のジャンルの演技が観てみたくなった。

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.2

性をモチーフにしたホラーを観た後にそこはかとなくモヤモヤするのが未だに言語化できないんだが、この作品もそんな感じ。
序盤のロケーションは素晴らしすぎて行ってみたくなった。

猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.2

滑稽さとほっこりの匙加減なのか、ハマりそうでハマらなかった。「愛なのに」の方が好み。
猫は可愛い。

狂気の愛(1985年製作の映画)

3.0

ソフィー・マルソー見たさに鑑賞。
暴力的でポエムのような台詞回しと、ひたすら喜怒哀楽が振り切ったハイテンションな演出に気持ちが置いていかれる。
捲し立てるようなフランス語のイントネーションのせいか、バ
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.6

1930年代の名作映画のテイストに加えて、主人公をはじめとした登場人物をぐっと深堀りして描きつつ、1作目に繋がる伏線もそこかしこにあってXの何倍も楽しめた。
スターウォーズ・プリクエルのアナキンを観て
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愛なのに(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

みんな歪でまともじゃないけど人間臭くて妙なリアリティがある登場人物。
そもそも“まとも”の定義って。
ラストの「あげる」「やった!」が良かった。
今泉力哉の凸凹した一方通行な恋愛群像劇がやっぱりツボか
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.8

酷い(目にあう)内容ではあるけれど、コメディとして捉えればかなり笑えます。
テーマやオチはだいたい同じだが、アリ・アスターの作品の中でも個人的には一番良かった。

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.6

人生を折り返し、身近な人や自分が生きてきた時代のミュージシャンや俳優や漫画家などが次々と亡くなっていることもあって、メメントモリな気分になることの多い昨今、人生の最後を描いた映画がやけに刺さる。

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RRR(2022年製作の映画)

3.7

公開当時はコロナ禍で観に行かなかったのでWOWOWで。
友情・努力・勝利なコース料理の出される全ての皿がメインでしかも特盛で高カロリー。
「そうはならんやろ」も度を過ぎると「凄い」に変わるが、凄い=最
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.3

ホームアローン+ダイハードにバイオレンスな殺戮(強盗集団を)を軽快なクリスマスソングに乗せて。
ジョン・レグイザモが出演してたので+0.2。
10本に1本くらいのペースでこの手の映画を観るのは丁度いい
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.3

実話ベースとはいえ、わりとアクションファンタジー。
子供の頃の3大怖い映画が「ジョーズ」「13金」「エクソシスト」だったので、どうしても比べてしまって期待してた怖さもなく、ちょっと消化不良。
続編があ
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

4.1

「小津安二郎監督がSF映画を撮ったような味わい」とレビューされているように、かなり情緒的で静謐でミニマルな映画。
作品の「解」を求めるのも野暮かと思えるほど、映像と音楽と纏っている空気感が美しい。
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金の国 水の国(2023年製作の映画)

3.7

ジブリでもディズニーでもないからこそ、描かれているテーマや裏の意味など気にせずに素直に楽しめる良質で優しいお伽話。
原作を見事に映像化してはいるが、個人的には原作の方がより胸に来るものがあった。

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.7

幾重にもフィクションでアイロニカルな抑えの効いたコメディ。
台詞廻しやボストンのロケーションが良かった。

インファナル・アフェアIII 終極無間(2003年製作の映画)

3.3

時間の前後やミスリードとラウの妄想が入り混じる構成で少し混乱しがち。

インファナル・アフェアII 無間序曲(2003年製作の映画)

3.5

ラウとヤンというよりはウォン警視とサムの話。
だんだんサムが好きになる。キョンも。

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.1

全くファースト・キルじゃない無双っぷり笑
前作から十数年経って、しかも前日譚を描くのはCGも無しじゃ女優さん的にも無理があるんだけど、そこがむしろリアルにエスターになっちゃってました。
怖さと不気味さ
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.5

ワンダヴィジョンを飛ばして観たら意味不明だったので、押さえたうえで改めて。

エンドゲームで十数年のピークと区切りを感じてしまって、フェーズ4に何となくのめり込めない部分はあったものの、サム・ライミ作
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X エックス(2022年製作の映画)

3.2

数々の名作ホラーのオマージュを盛り込み、70年代の雰囲気と演出と、あえてアナログな技法で見せているからなのか、少し退屈だったかも。

音楽の使い方だけは今っぽく、ポルノ男優が弾き語りで歌う“Lands
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恋する惑星(1994年製作の映画)

3.8

6年ぶり4、5回目。
ストーリーこそ3行で書けそうな内容だけど、30年近く経った今観ても空気感と映像のセンスは頭抜けていると改めて思う。
映画当時の香港も、数年前に訪れた街並みすらも今はほとんど残って
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.4

映画への落とし込み方が巧みで、見せ場が盛りだくさんで素晴らしい。
マリオが実はイタリア系移民のアメリカ人て設定が意外な発見。

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