ときどき思う。生まれた瞬間に、人生の半分は決められているのだと。家柄や親の経済力で縁取られて、私たちはその中を走り回ることしかできないのだと。
でもね。残りの半分は、勝手に自分で塀を積み上げてしまっ>>続きを読む
本当はもっと立体的なのに。好きな角度から平面的にしか切り取ってくれない。事実は一つしかないけれど、真実は一つとは限らない。
この作品に出会えてよかった。
中身よりも、セリフの一つ一つを噛み締めてしまう。何度噛んでも、味が続いていく。スルメイカみたいな言葉たち。
「雨だ」と呟いて気分が上がるのは、私だけじゃない。そう語りかけてくれる。6月が始まった今日>>続きを読む
中身はさておき、画面の構図と色彩の美しさが際立っている。赤、ターコイズブルー、黄みがかった白で構成されるアンサの部屋は、アクセントとバランスの調和が心地いい。
ふたりでいることの良さは、食卓が鮮やか>>続きを読む
縛られるって、心地いい。
でも私たち、どこまでも自由なんだ。
縛られたくなくて、留めておいて欲しくて、縛り切れなくて、解かれてしまう。
「もっと、ちゃんと縛ってよ」
追伸.
固結びみたいな愛だっ>>続きを読む
観るための場所・映画館で、不思議と目を閉じたくなってしまう。そんな2時間だった。
命を削って紡がれる和音と、息を吸って吐くかのようなメロディーが、共存する世界。
「Ars longa vita b>>続きを読む
三木監督の描写は、柔らかくて、暖かくて、シーグラスみたいだ。あと作中の曲の入りがとてもいい。
横浜流星のダウナー感が刺さりすぎてしまって、あんまり中身入ってこなかったけど、素敵な作品だった。
書き換えられない過去と、真っさらな白い未来。後悔を糧にして、この先を生きていくしかないんだと思う。
映像が自分好みの美しさだった。ポスターが商業的で、ほんと勿体無い。
「あなたのことを心から愛しているのは、恋人でも家族でもなくて、私でしょ」
こう言える人間関係を築きたい。
回想シーンで、幼少期の黒尾さんを見ながら、悶え死んでいました。
ひっっさびさに見た。やっぱこの作品を超える少女漫画実写化は、もう出てこないと思う。
ジブリ史上最高傑作だと、もうこれ以上の作品は生まれないのだと、そう思わずにはいられなかった。
アニメーションの異次元な解像度の高さ、しだいに頭角を表すキャラクターたちの内なる強さ、時間と解釈の余白の美>>続きを読む
画面構成の仕方、色彩感覚、カットの繋ぎ方。全部においてウェスアンダーソンだ、と思わせる彼は本当に凄い。
死の表現が絵画的なのが、個人的に好き。
海を求める魚の話が、まるで今の自分のようだった。
生きる喜びを感じる瞬間は、実はちょっとした日常の1コマだったりする。
ツイステの予習。やっぱディズニー映画はこうあるべきだよ……!
物語がゴスペルで進んでいくのも面白いし、神話を題材にしているのも興味深くて全体的に好き!!
90年代リバイバルブームの1つ。VHSってやっぱりいいな。あんなに真っ直ぐ人と向き合う青春時代って、やっぱりいいな。
2人にしか分からない関係性でいい。最近よく耳にする言葉だが、まさにこの映画にぴったりなセリフなんだと思う。
自分が心から愛する人が、次第に衰えていく姿を私は耐えられるんだろうか。そして同じように愛情>>続きを読む
自分に正直であること、それを言葉で伝えること、人の気持ちはそう簡単に変わらないということ
人間の本質を教えてもらった。イタリア人からしたら、この家族構成はワケわかんないらしい。