このレビューはネタバレを含みます
マリグナントより高評価!というような煽りをきいて今更視聴しましたが、うーん!!
設定は本当に面白く、ストーリーの斬新さは追随を許さない。
設計図が出てきて、反転した構図や迷路を見せられた時に期待感が>>続きを読む
やたらと走る大人の怖さ、もはや発明である。
一人称視点はショットによる映画の良さを語りにくいが、それは誰のものなのか、という問題がこの作品では立ち上がる。
主人公には何が見えていて何が見えていなかった>>続きを読む
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数世代でこんなの産まれてたまるかという感じもしますが、母という役割、加害的な男性を描いた社会風刺のきいた映画で、緩急や演出が巧みで飽きないし、細かく丁寧につくられていました。社会派社会派してなくて、そ>>続きを読む
ケアのための対話、として評価する見方を否定はしない。しかしモノローグで語られる結論は、ひとりの人間を消費する立場として無邪気すぎる。みていて、彼女たちとの距離を強く感じた。
偶像化とのバランスについて>>続きを読む
子供達の遊びの延長から入る超常的な世界の描き方が見事。
集合住宅の画一的な窓の中で見えなくなっている、いってしまえば「ハブられた」者たちの物語であることも重要な映画です。
注意深い建物の切り取り方には>>続きを読む
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とった養子の信心がやばすぎるという変なスリラー。「神はいるのか」という問いは神の実存というより、神を信じられるかという問いになり映画を通して強く語られます。
主人公ロラが片脚を持たないのは、子供に>>続きを読む
ギスギスが楽しめるK-popアイドルホラーとのことで見始めましたが、ホラー描写の良さに驚きました。良作です。
センターがどんどん変わってデビューに至る過程はストーリーライン的にはかなり雑ですが、多様>>続きを読む
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「人種差別の問題を取り扱っている」という前情報くらいで行ったので、いい意味で衝撃的でした。
微妙な問題の是非を描く、というわけではないという宣言のようなパイの模様。
最悪の加速度合いは平山夢明の著作>>続きを読む
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意図のわからない挿入歌と劇伴にやや不安を覚えるスタートでしたが、その後はなかなか、悪くないです。
設定に全振りした内容であるのは否めません。ただ、敵があのビジュアルで、無言で迫ってくるというのはなかな>>続きを読む
世界か、家族かという選択を迫られるのが、「世界から疎外されている」と感じるマイノリティー一家。
この設定から導き出される物語に乗れなかったので点数が下がりました。
テレビ画面に映る情報にいまいち実>>続きを読む
あまり怖くはないです。ジャンプスケアの演出があり、びびることは何度かありました。
子供がスマホやタブレットに夢中になってしまうのは万国共通の問題のようですね。
かなり明解なテーマ設定で、なおかつ心情>>続きを読む
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冒頭、ポッドで目覚める場面での音楽に良い意味で違和感を覚えました。
スリラーならばここは無音の方が焦りそうだし、もっと暗い感じでもありえるのではと思ったり。
話が進んでわかったのは、あの最初の場面は目>>続きを読む
とある人物(?)の声の加工が、シンプルながら意外とほかの映画では聞いたことのないタイプのものだったので、音声加工オタクの方にはヘッドホンなどで視聴することをおすすめします。
部屋を横切るところのカメ>>続きを読む
映像に雑さは見られますが、独特な映画です。とても好きです。
一応わかりやすい結末を用意しつつ、その裏で死とは何なのか、霊は存在するのか、という素朴で答えのない疑問を残します。
「ホラーはこういうもの>>続きを読む
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ホラーゲームの雰囲気が好きで、なおかつお時間のある方にはおすすめできます。
『デリカテッセン』的な世界観説明から、奇妙な舞台へ招待されるまでやや冗長ではありますが、どんな凄惨な舞台がはじまるの?とわ>>続きを読む