NBTKさんの映画レビュー・感想・評価

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インターステラー(2014年製作の映画)

3.5

作品としては面白いし好きだけど、ノーランならもっと想像を超えた映像表現の5次元を見せて欲しかった。

シャイニング(1980年製作の映画)

4.0

少なくとも、公開時点ではキューブリックにしか成し得なかった映像の完成度だろう。
昨今のドタバタ畳み掛けるような派手さで誤魔化すスリラーやホラーではなく、ジワジワと忍び寄る狂気を描ききった傑作。

ディスタービア(2007年製作の映画)

3.5

まとまりの良いポップなスリラー。
設定も展開も良くできてるし、観るものに迷ったら選んで損しなさそう。

八つ墓村(1996年製作の映画)

3.0

なにか物足りない。凄惨なシーンはあるのだが、土着臭のあるような陰鬱さに欠けている。なにか現代的にも感じた。
原作未読だけど、そもそも犯人の予測がつきやす過ぎないかなぁ。
豊川悦司の金田一は、話し方がち
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女性鬼(2007年製作の映画)

3.0

グダるような無駄もなくサクッと観やすい作品。
ホラーコメディといっていい設定なのに、全編シリアスだから笑わせたいのか何なのか不思議な感覚を受けた。特に医者の触診シーンなどはホラーなのかコメディなのかホ
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.0

同監督の前2作より更に抽象的且つ比喩的な表現が支配的で、常に何かをオマージュしてたり暗喩しているんじゃないかって意識しなければならないようで疲れた。森の中でのシーンが特に際立ってそう感じた。
現実と幻
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シルクウッド(1983年製作の映画)

3.0

6割方のシーンで煙草吸ってるんじゃないか?被爆での発癌じゃなくても肺癌なっちゃうでしょ。とにかく吸いすぎなのでそこが気になりすぎる。
若きメリル・ストリープは可愛らしくもオバサンにも見えたりするが、こ
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ゾンゲリア(1981年製作の映画)

3.5

ゾンビ映画として語られるし、作中でもゾンビと明言しているようなものなんだけど、いわゆる人を喰いにかかるゾンビではない。
ホラー映画なので残酷演出有りで、特に邦題ネタ元のサンゲリア同様、眼球のシーンが痛
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.0

殺人を犯しても金さえ払えば自身のクローンを生成してくれて、そのクローンが処刑されるのを鑑賞すれば罪が無くなるぶっ飛んだリゾート地があった・・・
謎めいた序盤は良かったが、理屈がわかった中盤以降が不快且
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10x10 テン・バイ・テン(2018年製作の映画)

2.5

ミスリードさせといてからのひっくり返しが作品のキモ。なんだけど、早い段階で違和感に気付くと思う。
こういったクローズドな舞台設定は嫌いじゃないけど、引き込まれるほどの会話劇や逆転劇ではないなぁ。

欲望(1966年製作の映画)

4.0

冒頭からしばらくは主人公の思考と行動がわけわからんくて呆然と観てたんだけど、そのうち妙に不気味な展開となっていく。まぁ、フォトグラファーである主人公が撮る予定にないものを撮影していた事に気付いてしまう>>続きを読む

ミュート・ウィットネス(1995年製作の映画)

4.0

これぞ隠れた傑作スリラー。
失声症を患っているビリーはスナッフ撮影を目撃する。助けを呼べず犯人に追われる前半パートは極限的な緊張感に満ちている。
舞台が冬場のロシアで、陰鬱な雰囲気が増長されてていい。
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ゴースト・ハンターズ(1986年製作の映画)

3.5

ゴーストバスターズの大ヒットに便乗しただけの邦題。
この時代流行した電気バリバリエフェクトはフィルム1コマ1コマに手描きしてるアナログ手作業。アレ観ると子供心にワクワクしたもんだ。
バスターズのように
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.5

降霊(交霊)遊びに盛り上がった若者達が自業自得な目に合うというのが大筋の内容。被害者を救おうとしているつもりが憑かれて操られている。
難解な物語ではないけど、どこか説明不足感が漂う。
ジャンプスケア控
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クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

3.0

ある意味、自由の女神がピーク。
POV作品で課題となるのが、作中で登場人物が撮影している意義をいかに自然に思わせるかという点だと思う。今作もラストの隠しダネに繋げたいが為とはいえ、危険な状況でも頑なに
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ブレア・ウィッチ・プロジェクト(1999年製作の映画)

1.5

元祖モキュメンタリーなんて書かれてたりするけど、有名どこだと『食人族(1980)』とかあるわけで。
日本公開当時も、作品としての表現手法が話題だったわけじゃなく、メディアミックスと低予算で大ヒットの触
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96時間(2008年製作の映画)

3.5

1対1なら絶対負けないマンの娘奪還奮闘記。
強いうえに的確過ぎる判断力が圧倒的な安心感を与えてくれる。
ちょっとご都合主義的な展開(言ってはなんだが、そこまで可愛いわけではない娘が犯行グループに特別扱
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大統領の陰謀(1976年製作の映画)

4.5

人によっては凄く退屈に感じる映画かもしれない。本作だけではイマイチ何がどうなっているか理解し難い分かりづらさも否めない。しかしアランJパクラ監督らしい、得体の知れない強大な力に抗う、または翻弄される主>>続きを読む

バーバリアン(2022年製作の映画)

3.5

サクッと観れるソフトゴアなカジュアルホラー。
超母性溢れる◯◯が地下に住み着く家に民泊してしまったところから恐怖が始まる。色んな意味で先が読めない。

エクシジョン(原題)(2012年製作の映画)

3.5

主人公が妄想全開女子高生。かなり闇属性ながら引き籠らず手当たり次第、親に教師に牧師にと反発していく先には・・・

グダるシーンがほぼ無かったからサクッと鑑賞できて良かった。逆に言えば重いシーンも無いか
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犬神家の一族(2006年製作の映画)

2.5

舞台設定に近い時期に撮られたほうが、ロケーションや撮影機材・技術の古さも相まって良い空気感が生まれる、の典型。
そもそもなぜリメイクしたのか、その背景は知らないが、キャスティングにモノ言わせた感だけが
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26世紀青年(2006年製作の映画)

2.0

いやー、面白くない。
小学生の頃に観たら笑えたかも。
そもそもコールドスリープから目覚めた凡人が、500年後の知能低下した人類の中では相対的に天才という、絶好の主題を活かしきれていない。なぜなら500
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エクスティンクション 地球奪還(2018年製作の映画)

3.5

「宇宙戦争」✕「プレデター」✕「クローバーフィールド」✕「銃夢」といった雰囲気の作品。
細部まで拘っているガチなSF大作ではなくドラマ性を重視しているため、あまり神経質に場面に目を配る必要はない。
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.5

第二次世界大戦下におけるイギリス軍のバックオフィスにおいて、ドイツ軍の最強暗号「エニグマ」解読に挑む天才集団を率いるアラン・チューリングの奮闘を描く。

冒頭の特に何も起きていない段階からベネディクト
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発情アニマル/発情アニマル アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ1978(1978年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

悪党4人のなかでもボス面してたやつは最後に復讐すれば良かったのに。
雑魚2人を最後に回した結果、なんとも尻すぼみになってしまった。
復讐の仕方も、ナイフやピストルが手元にありながらも、わざわざ自分の身
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サンゲリア2(1988年製作の映画)

1.5

日本では『サンゲリア2』で副題的に『ZOMBI 3』と書かれたパッケージに昔レンタルビデオ屋で混乱したもんだが、そもそも続編的に売りたい配給側の都合なだけだったと知ったのは後の事。内容的には『サンゲリ>>続きを読む

ディセント(2005年製作の映画)

3.5

家族の死により傷心中の主人公を励ますために、なぜか地底に潜る一行。
地底の閉塞感と、血みどろになりながらも格闘する女性の暴れっぷりを楽しむ映画。
本作より少し前あたりから、やたらとフィジカル的に強い女
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.0

レストランのためだけに存在する島で、客の数より多いシェフ達がコース料理を振る舞う。一品ごと提供前に料理長の長いポエムがあり、三品目に客への宣戦布告が行われる。
全てが料理長により完璧にコントロールされ
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鮮血の美学(1972年製作の映画)

2.0

娘を殺した悪党達への夫婦の復讐劇。
これだけ聞くとよくある題材だし、重めでシリアスな作品のように感じるが、色々と酷すぎる点が多い。とにかく突っ込みどころが多すぎる。
・終始場面に合わないBGMチョイス
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恐怖のメロディ(1971年製作の映画)

3.5

空撮で始まり空撮で終わる。
厚顔無恥な真正ストーカーの恐怖を堪能できる作品。途中まではただただ迷惑なだけの存在だが、当然ながらエスカレートしてくるわな。まさに恐怖。
シリアスな内容なのだが、美しすぎる
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エルム街の悪夢(1984年製作の映画)

3.5

フレディがトレードマークの鉤爪を工作するところから始まり、終盤は主人公の工作にしてやられるという。
間延びする展開が少なく、CG使わずどうやって撮影したの?っていう演出もあり飽きない。ヒットしたのもわ
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ダーティハリー(1971年製作の映画)

4.5

間違いなく傑作。
全編ヒリヒリ来るような空気作りが時代を超えているが、スコルピオ役アンディ・ロビンソンの鬼気迫る演技無くして、ここまでの作品にはならなかっただろう。
同年公開のイーストウッド監督作の『
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パララックス・ビュー(1974年製作の映画)

4.0

この、得体の知れない強大な何かがジワジワと忍び寄る感じが堪らない。
結末後の余韻すら恐ろしい。

ブルース・オールマイティ(2003年製作の映画)

3.5

神の全能を得ても世界中の人は救えない。目の前の手が届く人だけでも救ってあげる事が大切、てな事が主題かな。
いつも部屋のソファにオシッコする愛犬を無理やり矯正するのではなく、そのソファを外まで運んで慣ら
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アレックス(2002年製作の映画)

4.0

ホント抉ってくると言うか突き刺さる演出が凄まじい。
時間を遡った先の穏やかな日常が不穏にしか感じられない。

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