セーヌ川でガブガブされるB級サメ映画かと思いきや、環境問題や政治問題などを詰め込んだ骨太のサメ映画だった。大惨事。サメ映画らしい笑えるガブガブシーンも。
フュリオサを知れればいい。フュリオサを通してマッドマックスの世界に没入できればそれでいい。文句なしの超大作。もはや神話を見てるよう。
悪が支配する世紀末の荒野で衝突する復讐心と狂気的な生への執着、後>>続きを読む
ミスター・ハリウッド。撮影当日に映画史に残るスタントを決行した死も厭わない変態、トム・クルーズが今作もしっかり暴れてます(色んな意味で) 。爆走するイーサン・ハントは楽しい。
マシュー・マコノヒーとジャレッド・レトの熱演。余命を宣告されたことをきっかけに人生が変わる系のザ・ヒューマンドラマ、それも実話。心が満たされるいい映画だった。
関心領域。アウシュビッツ収容所の隣で平和に生活するドイツ人一家を通して、ホロコーストを描く。壁一枚で隔たれた先から聞こえてくる苦痛にゆがむ悲鳴、銃声と犬の遠吠え、そして、ユダヤ人たちを収容所へ移送する>>続きを読む
緊迫感。朴正煕暗殺事件、国の命運を賭けた暗殺劇を描いた社会派サスペンス。軍事政権はろくなことが無い。
地元ではお洒落で通ってるヤンチャなやつがお金貯めて作った映画。こういう類の映画の最上級はパルプ・フィクションだったりするんじゃないか。
妊婦のミアが海を漂流するお話。謎の世紀末設定で序盤は調子狂ったが、パニックサバイバル全開の絶望的な状況でも屈しないのが母親には胸が熱くなるものはある。ただ、やっぱりあの謎の世紀末設定、必要だった?先進>>続きを読む
アカデミー賞 視覚効果賞を受賞したヒット作、ようやく見ました。敗戦後、傷を負いながらも復興を目指してた日本を襲う更なる悪夢、ゴジラの襲来を通して、PTSDを患った帰還兵の心の再生(?)を描いた作品。ザ>>続きを読む
ヤバそうだな...って思ってて見ていなかった名作は、圧倒的な狂気が詰まったびっくり箱だった。衝撃的。暴力と暴力、そして、暴力を描いている映画なんだけど、全体的に色っぽさがある映像ってのがユニークで面白>>続きを読む
挑戦的。スゴすぎる。こんなストップモーション・アニメーション見たことがない。はっきり言って狂気。(仕事量がヤバい)
結論から言うと、鑑賞する前にチリに実在した「コロニア・ディグニダ」のことを調べてか>>続きを読む
孤立。薬物中毒に陥ちた4人の悲劇と失墜を描く。ドラッグに溺れていく描写を表現した映像がとにかく素晴らしく、引き込まれた。まるでドラッグをしてるような幻想的な映像から体験できる孤独への恐怖。この映画はド>>続きを読む
日本の実写化の考え方が全然合わないですそもそも。漫画・アニメ的表現をそのまま持ってくるならアニメでいいじゃん、ってなる。実写版の良さは現実世界に落とし込んですこしでもリアリティを持たせることで、アニメ>>続きを読む
大事故。これパート3やるの?これ以上は傷口を広げるだけだからやめた方がいいよ。心配になってくる。
出演者たち並び製作陣の皆様にお悔やみ申し上げます、だよ。
ニューヨークの成り立ちとは。民族のごった煮の中から我こそは我こそはと這いあがろうとする者たちの争いで煮えくりかえっていた1860年代のアメリカ・ニューヨークを丹念に描いている。ただ長いっす。長く感じる>>続きを読む
つまらないとは言わないけど、主人公無双もの特有の爽快感はない。敵側がやりすぎなくらい外道で胃がもたれる。サスペンスとしては内容が薄く、アクションとしてはだらだらしていて中途半端。そして、なにより音楽が>>続きを読む
感動。音楽と映像が一体化した時に誕生した言語体系とその進化に心が震える。映画は進化しつづけているのは、音楽に携わってきた作曲家たちの情熱と個性のおかげといっても差し支えないのでは。映画を見るのがもっと>>続きを読む
「我は死なり、世界の破壊者なり」 クリストファー・ノーランが描く原爆の父、ロバート・オッペンハイマーの生涯。オッペンハイマー自身の一人称視点をノーランが客観的な、それもわりとドライな姿勢で撮ることで、>>続きを読む
降霊できる特級呪物で、死んだ母と再会した娘。そこから事態は暗転していく...というお話、ホラー映画。面白かった。憑霊させるっていう危険な遊びにハマり、そのツケはしっかり回収してくれる。ホラー苦手な人に>>続きを読む
明るい笑顔を振りまくタクシー運転手マンソプが登場したその瞬間から、あーこれは笑顔が溢れて止まらないやつか。そう思った。そんな中、出会う「通行禁止時間までに光州に行ったら大金を払う」というドイツ人、ピー>>続きを読む
鑑賞前、期待値を極限まで上げた。期待しないほうが人生は少し楽になるが、期待が応えてくれた時の多幸感たるや。得られるドーパミンが半端ないので期待することも大事ってことを教えてくれた映画だった。
絵で魅>>続きを読む
はいはい不屈不屈。ミリーボビーブラウンは怪獣専門になったのかな?脅威的なテンポの悪さに、チープな演出、そして、変なドラゴン。つまらなかったです。
いや、まじでいちいち長くてイライラする。
冷酷。ロシアン・マフィアの世界とロンドンの裏側で広がる人身売買の闇を描く。組織の運転手、長の息子キリルのボディーガードとして働く謎の男、ニコライにシビれる。ニコライに会いにぜひ鑑賞してほしい。
静か>>続きを読む
みんな大嫌い(好きな人はお医者さんに診てもらおうね) ナチス兵たちをどん底に突き落としてくれる不死身の男、てかジジイのお話。とにかく無口で、とにかく死なないジジイにドン引きしながら、最低な奴らが身の丈>>続きを読む
ラストの脚色が絶妙でセンスが光りまくってた!エンタメ消化される黒人の偏見を嫌うしがない黒人の小説家が、半分冗談で半分ヤケクソで黒人の小説を書いたら売れてしまった。もうここで面白いのだけど、ただただ風刺>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
見失ってしまった自分自身と心を探す。
交通事故で妻を亡くしたデイヴィスは途方に暮れていた。悲しみは感じなかったから。それが喪失感からなのか、元々どうでもよかったからなのか、デイヴィスには全くわからな>>続きを読む
"君はなにがしたいんだ"、深いトラウマから心を閉ざした非行少年(天才)ウィルが、精神科医のショーンとの対話を通じて再生するハートウォーミングないい映画だった。まさに、THE いい映画。ウィルに正面から>>続きを読む
素晴らしかった。大人の身体を持ちながら新生児の目線で自由で刺激的な絵本のような世界を冒険するベラのおとぎ話。"常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションでしかない" 、実験対象であり、あくまで観>>続きを読む
ケヴィンハートの使い方間違えてるし、ケヴィンハートもコメディキャラ以外は厳しい。