攻機さんの映画レビュー・感想・評価

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ドライブアウェイ・ドールズ(2023年製作の映画)

2.2

下品でどうでもいい話で、すごいくだらなかった。人に見せる前提で作っているなら、何故この物語を選んだのか理解出来ない。主演二人のキャラに何も共感できないので、話の結末とかどうでもよくなってしまう。コーエ>>続きを読む

若武者(2024年製作の映画)

2.9

会話の変なテンポを楽しむが、カメラに動きがないので、所々で飽きてしまう。でも監督の次回作は観てみたいと思えた。所々で面白かったから。清水尚弥がデヴィッド・ダストマルチャンみたいに見えた。

胸騒ぎ(2022年製作の映画)

3.3

序盤から不穏な感じを隠さないのが逆に新しいと思った。胸糞悪い話として、合格点。

関心領域(2023年製作の映画)

2.8

作り手の意欲は分かるが、30分を過ぎたあたりからは、話の設定がもたらす一定以上の興趣が感じられずに結構辛い時間だった。最後近くのあのエピソードが挟まれる部分も違和感。あれなら最後の最後で良かったように>>続きを読む

悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.2

導入部が間延びしているように感じたが、途中から俄然と面白くなる。魅力を感じていたところで、あの結末。観る人によってまさに評価が分かれるところだが、私は別軸の余韻が欲しかったので、惜しいと思ってしまった>>続きを読む

オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.1

オリジナル版と比べて、ショッカー演出になんもアップデートがないのがちょっと気になった。上回るものを作りたいとは思わなかったのだろうか。でも、ホラー映画らしい劇伴とサウンドデザインが素晴らしいので、映画>>続きを読む

辰巳(2023年製作の映画)

3.4

時折り思いがけないカメラの据え方、撮り方があって、面白い。役者さんも良かった。最後の決着に一捻り、もうひと盛り上がり欲しかった。話の舞台が横浜なのか、どこなのかあやふやで、もうちょっと設定の地元感、地>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

2.9

後半の方は役者がセリフを話しているシーンが多く退屈だった。何回でも思うけど、私が一番映画に求めていないもの。演技とか表情やセリフだけではなく、映像表現で見せてほしい。音響でガンガン攻めてくるシーンは良>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.0

最初の方のエピソードが画の磁力があってとても良かった。その後の話の進行に工夫が無くて段々と雲行きが怪しくなった。縁の描き方をもっと魅力的に見せてくれるものだと思っていた。結局主人公も相手の男性の気持ち>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

2.6

寡作の巨匠作品だとしても、役者の会話を交互に映し出すこのスタイルの映画が私は本当に苦手。しかも1シーンの会話も冗長で、まったく映画的な興奮度が感じられずに前半は寝てしまった。上映時間も無駄に長く、途中>>続きを読む

アイアンクロー(2023年製作の映画)

2.8

目で見てる以上のことが起きないので面白味を感じない。家族の話なのに、父、母、兄弟の描き込みの物足りなさ。語り口も普通。映画的な濃さが足りない。

貴公子(2023年製作の映画)

2.9

貴公子のキャラクター設定が一番のポイントなんだけど、ビジュアルも含めてまったく納得がいかない仕上がりだった。なんでこんな風にしたのか疑問。相手役も途中から役設定が生かされないのも敗因。監督はガンアクシ>>続きを読む

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.8

ポスタービジュアルの前情報だけで鑑賞。予想もしない展開に素直に身を委ねる。突飛すぎて要所要所で爆笑。ミア・ゴスも素晴らしいけど、アレクサンダー・スカルスガルドが面白すぎる。画角から少し外した撮影も良か>>続きを読む

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.5

登場人物もそれなりにいて、長くなりそうな話を適度に端折って、適正な上映時間に収めた手綱捌きが素晴らしい。ラストの締め方も良い。沖縄っぽいようで、伊豆半島みたいな空気感が好きだった。『悪人』の岡田将生も>>続きを読む

ビニールハウス(2022年製作の映画)

2.6

不幸や悲劇の見本市みたいな作品。そんな見せ物で作品を楽しめと?台詞と平面な画面で処理してるので映画としても面白くない。登場人物の描き方も役者が芝居しているだけのもので、表層的でウザくてうんざり。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.1

もはや話の設定のSF的な部分に自分は興味は無いので、本国でヒットしていても、半信半疑で鑑賞。戦闘シーンは良かったけど、長い話を端折りすぎてるのか、あっさりした描写でトントン拍子で進行していくのが違和感>>続きを読む

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.3

ワンちゃんを題材にこんな話に仕上げるのが面白い。ストーリーの進行に工夫を凝らしている。映像の切れ味も程よくあって心地良い。主演のケイレブ・ランドリー・ジョーンズの功績も大きい。

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.4

熱い漢気映画。四面楚歌の場面の緊張感も良かった。現実の地続きの物語なので学びもあった。

12日の殺人(2022年製作の映画)

2.7

画面に動きが無くて、登場人物が会話してる場面が多く、苦手なパターン。警察の捜査の描写や刑事たちの描き分けが優れているわけでもないので、新味もなく、わりと退屈。山間の街の風景に救われる。この監督さんはデ>>続きを読む

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

2.5

観ているこちらが恥ずかしくなるようなシーンが多く、くどいし、辛い。ストーリーのアイデアに面白味を感じない。役者も可哀想。意図的なのかもしれないけど、CGのセンスが安っぽく見えてしまい、全体が嘘くさい感>>続きを読む

犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

2.8

3作目にして、やってることは変わらないので、パワーダウン。敵役が分散してボヤけた印象。ストーリーも演出も新味無く、映画に愛が感じられない。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.1

監督が描きたかったことと、観客である私がこの映画に求めていたことが、結果的にはハマらなかった。ミステリー・サスペンスのジャンルが好きなので、変に期待値が高すぎてしまったのも原因。この話なら、もっと別な>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.6

映画は2時間くらいにまとめるのがベストだと思うけど、意外とこれは最後まで集中力が持続した。ただ、1番面白い最初のパートから徐々に盛り下がってくる感じはあった。小難しいことは考えずに奇妙なテイストを純粋>>続きを読む

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.5

話運びも撮り方も流麗で飽きさせない。この監督さん、初監督作とは思えない出来栄え。話の目の付け所もユニークで面白かった。役者も良い。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

2.9

こりに凝った舞台装置と設定は素晴らしいが、私にはあまり内容が刺さらず、むしろ観てる間は上映時間が長くて、結構しんどかった。前半は睡魔との戦い。基本、一つの場面で会話してるシーンが多く、人の動きがないの>>続きを読む

ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

2.5

それなりの技術でそれなりに撮ってるけど、観てる間も観終わっても何も残らない感じ。ドラマ部分の話もピンとこないし、設定のつじつまもよく分からない。子供の使い方も安直。

枯れ葉(2023年製作の映画)

2.7

低所得者をダシにして、哀愁とか哀しみとか可笑しさを演出してるのが、個人的に昔からあまり好きになれない。人の結びつきや出会いを演出する具体性がほしい。つまり私は監督からしてみれば、真逆の観客なんだと思う>>続きを読む

サンクスギビング(2023年製作の映画)

2.0

死ぬバリエーションをたくさん見せられても面白いということは無い。この作品を選んだ私がダメだった。登場人物の薄っぺらさ。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.2

サブカルおじさんの最終地点は他人事ではない感触。渋谷の公衆トイレの企業案件臭が話にミスマッチで、他者と絡んで生み出されるエピソードがあのチョイスで良かったのか疑問。正直そこは全然共感出来なかった。でも>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.1

ギャグセンスは古臭く感じた。衆道の描き方も中途半端な気がした。撮影が良かった。あと最後のオチが好き。

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.0

95分の話にしては登場人物のキャラ設定が適材適所でなく、変に分かりにくいし、主人公の行動原理も納得がいかず、話に入り込めなかった。恐怖の描き方も表面的で平坦。映像的なギミックに期待したけど、そこもさし>>続きを読む

PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ(2022年製作の映画)

3.7

前作の『毒戦 BELIEVER』も演出センスが良かったイ・へヨン監督。今回も映像で見せる語り口が素晴らしい。日本統治時代の朝鮮が舞台なので大半が日本語台詞なのが韓国映画では異色。でも日本人役は日本の役>>続きを読む

ロスト・フライト(2022年製作の映画)

3.2

午後ローっぽい雰囲気だけど、意外と面白い。具を盛り込みすぎて、最後の方は旨味が分散した感じがするけど、ちゃんと作りこんでいるので好感度高い。

マーベルズ(2023年製作の映画)

2.0

「キャンディマン」が素晴らしかったニア・ダコスタ監督。何故MCUの作品を?と思いつつ、何らかの爪痕を残しているんじゃないかと少し期待して鑑賞。結果は惨憺たる内容で、前後の話を知らないのもあるが、起承転>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.1

キャスト陣の演技にみんな違和感。部分的な場面しか描かれないので、何故か話が小さく感じたし、絶望感がさほど無い気がする。でも昭和が好きなので、嫌いにはなれない。