ツボさんの映画レビュー・感想・評価

ツボ

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運が良けりゃ(1966年製作の映画)

4.5

長屋の話がみたくて見つけた山田洋次監督初めての時代劇。落語のネタがいくつか入り込んだ、人情溢れる江戸の長屋のお話。
ハナ肇さんの濃い〜お顔に情が詰まってる!
妹のおせい役、倍賞千恵子さんが可愛すぎるし
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アネット(2021年製作の映画)

4.0

初レオス・カラックス作品。普通のミュージカル映画だと思っていなかったのでどんとこい!という気持ちで観るも、たしかに色々と斜め後ろからくる。アダム・ドライバー素晴らしかったな。2回目のスタンダップコメデ>>続きを読む

ターミナル(2004年製作の映画)

4.5

ひえ〜勝手にしんみり悲しい物語だと思って観たこと無かった作品。面白かった〜!!
国に入国するために降り立ち、時には休憩し、そしてまた戻るために飛び立つ場所。
そんな一時だけ滞在するはずの空港に、とある
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.5

いやもう始まって数分でレオナルドディカプリオにやられる。
話し方、佇まい、興奮の仕方、、物語が進んでいって周りに順応していくことで自分を見失っていく様子も、芯の部分は決して変わっていない所も、一人の博
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百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

4.5

大好きで何年かごとに観返す映画のひとつ。

この頃の蒼井優ちゃんの奇跡のような素材そのものを丸写しした映像を観ていると、瞬間が残るって素晴らしいなあと思う。
さらりと吐く毒も好き。

色んな土地へと転
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.0

今までのわたしのウェス・アンダーソン体験はDVDだったので、初めてのシアターアンダーソン(なにそれ)
ところどころ眠ってしまって内容の感想はアレなのですが、シアターアンダーソンは構図の美しさと字幕との
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.5

認知症の人の視点で描かれた物語。

認知症をテーマにした『長いお別れ』がキャスト含め大好きなんだけど、(もちろん辛すぎるんだけど、)そう考えるとあちらは認知症の人の家族の視点だった。
その方が感情移入
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ほんとうのピノッキオ(2019年製作の映画)

3.8

とても原作に忠実なので、知っていると驚くようなことはなく、ひたすらに美しい画(特殊メイク含め)とイタリアの俳優たちのユーモラスさとキャラの濃さを堪能する作品。
ダークの定義とは?となる。
もはやコメデ
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自転車泥棒(1948年製作の映画)

4.0

シンプルな話。自転車という生きる希望。見つかれ〜見つかれ〜と願う時間。
探し回った時間の汗と土ぼこりの感覚。
鼻の奥まで苦い、涙の感覚。
仕事を得た日、働いた日、自転車を探し回った日。
この3日にたど
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.8

もう言葉はいらない。。
あまりに辛い現実をあたたかく見せてくれる父の愛。。
奥さんへの愛にも心がほかほかと。
彼の生き様が焼き付いて、まだ涙が止まらない。。

ゲームチェンジャー: スポーツ栄養学の真実(2018年製作の映画)

3.0

最近、わたし自身が食生活を見直してお肉を食べなくなっていたんだけど、知識不足で腸の調子を悪くした。調べていくと、栄養のバランスの問題だったよう。

中途半端な知識で始める食生活の見直しは危険。
これを
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カーリー・スー(1991年製作の映画)

3.0

忘れたころにやってくるコメディなシーンに癒されつつ、最後まで観ていたらポロポロ泣いてました。笑
いやグレイさんいい人!!ビル・ダンサーのスペックの高さ!!そしてカーリー・スーちゃん歌い出しちゃったらも
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.5

目が離せなかった。画の撮り方もとてもとても好き。渋く、暖かく、時折匂いすら感じる映画。

映画館で『すばらしき世界』を観ていたのだけれど、こちらも映画館で観たい作品だった。同時期の映画でまるで反対の役
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ブレッドウィナー/生きのびるために(2017年製作の映画)

5.0

ニュースでは見ていたタリバン政権の理不尽さ。
本を読ませただけで逮捕?家を出ただけで暴行?
パルヴァーナが男の子に扮して歩いて見た街の景色が見事に男たちだけでぎょっとする。
怖さの中に、アニメーション
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シンデレラ(2021年製作の映画)

3.0

曲とエンターテイメント性は好きでした。あとみんな生き生きしてて。

全てが上手くいきすぎて、ドラマにドキドキ感はなかった。今の時代の正解はこれ、感が、、王様の改心とかきっかけなに?そういう人の心の機微
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Laundry ランドリー(2001年製作の映画)

4.0

昔観た時すごく好きで、久しぶりに観てもやっぱりあの空気が好きだった。

水絵は最初こそ印象が悪いけど、とてもとても優しい人。清らかなテルの横でいつも笑顔でいて欲しくなる。
愛の話なんだけど、直接的な「
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.8

定期的にジム・キャリーが摂取したくなりまして。

わたしの中でとんでもないことに巻き込まれちゃう人No.1のジム・キャリー。今回はイエスセミナーに参加したことで人生が変わっていく、友人の結婚式も無断欠
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バケモノの子(2015年製作の映画)

4.0

えぇえ、、めっちゃ好きぃ、、
熊徹の、親の愛に、一気に涙腺崩壊です。

蓮の子どもの頃の描写がかいつまみすぎ感はあるけど
演じている人たちがそんな部分は補ってくれています

子どもから成長していくのが
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.5

評判を聞いてなんだか満足して、未見だった作品。
ああ、若い彼ら彼女らの瑞々しい演技にひたすら見入る、あっという間の2時間。
早く観ればよかった。

今も大活躍の(そしてわたしが大好きな)俳優たちの若さ
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

望まれずに産まれた子どもをテレビ局が養子として引き取り、その子の成長を24時間放送しながら見守る番組。周りの人はみんなエキストラ。街は全部セット。本人はその事を知らずに暮らしている。
なんとも巧妙な、
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劇場(2020年製作の映画)

3.5

クズすぎる永田に共感してしまう瞬間が多々あって、痛かった。。

劣等感や罪悪感に埋め尽くされて病まないための、いろんな方法を永田がとっているとしたら
沙希は、受け止めてしまったから心を病んでしまったの
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めぐり逢わせのお弁当(2013年製作の映画)

4.0

恋愛小説を読んでいるような爽やかさ。
説明セリフなどはほぼなく、表情で説明する訳でもない、ほどよいすき間の映画。
サージャンみたいな無口で不器用な人好き〜

イラの手紙はヒンドゥー語で、サージャンは英
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世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ(2018年製作の映画)

3.0

ムヒカさんのドキュメンタリーということで興味津々。
そしたらまさかのエミール・クストリッツァ!インタビュアー、、?と思いきや、監督!ひえー!

ドキュメンタリーにしては作品的というか、演出的というか、
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おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

3.0

キャストに惹かれて借りました。どんな設定の中でも田中裕子、蒼井優はもう、桃子を生きてる。
ぶっとんだ設定も嫌いじゃないけれど、もっと役者の演技を観たかった感もあり。
ただ、上京したての桃子が出会うみや
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

いやいやいや、ロバート・デ・ニーロさん、、素敵すぎか、、、

もちろん役も素敵なんですけど、なんでしょう、彼が喋るだけで涙出てくるんですけど、、

アン・ハサウェイもSo cuteなんですけど(感化さ
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あらしのよるに(2005年製作の映画)

3.0

大好きな絵本「あらしのよるに」シリーズ。

お母さんのはなしは原作にはないけれど、片耳のオオカミが襲ったヤギに耳をかみちぎられたはなしからそういう風に読み取ることもできるし、お母さんがオオカミに食べら
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

坂元裕二脚本の威力全開の映画でした。こういう時、監督の腕というか素敵さを感じる。

おかしみすら感じるほど趣味が合い好みが似ているふたりが出会い、共に暮らし、その中でお互いの道を見つける。最初は同じ目
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.0

ひえ〜〜おもしろかった〜〜
アクション映画を観てこない人生だったのでドキドキしながら借りました。

ちょっとしたらグロテスクなんだけど、この世界観が好き!これは映画館で観たかった〜

最後までシャーリ
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Mr.&Mrs. スミス(2005年製作の映画)

4.0

初めて観れた!ド派手なアクションが気持ちいい!主演のふたりがキュート!楽しくて大爆笑!
インターンシップのビリー(ヴィンス・ボーン)が出てきてうれしくなった!

私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.0

今まで年下彼氏というものに全くトキメかなかったわたしですが、この多田くんにはやられた!!これは!!世の年下たちよ!!みんな多田くんになれ~!林遣都くんあっぱれ!!

とテンションがあがったところで一息
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.5

地元をもつ人全員に贈られた作品。

グレタ・カーヴィグ監督×シアーシャ・ローナン主演は「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」を先に観ました。

シアーシャの、語彙力をたくさん持っていて頭の回転が早いが故に
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.5

映画でのこの見せ方はとても素敵。(演劇ではよくあるとしても。)青さと観客席の熱さがぐんと伝わる。

高校野球の甲子園の予選。野球に詳しくないわたしからしたら、予選になんで行かなきゃいけないのか、声に出
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音楽(2019年製作の映画)

3.5

無表情、スキンヘッドでタバコスパスパ、まるで高校生には見えない(笑)研二のなんともいえないキャラクターにどんどんハマってなにもない時間も観てしまう。
「音楽」にビリビリくる描写にはこっちにまで振動がく
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浅田家!(2020年製作の映画)

4.5

家族の話、だけど、家族という安心感の上でどんなことにも突き進んでいける"自分"の話だった。

人生最後に撮る一枚に(というテーマで出された卒業をかけた卒業制作に)家族を選んだ次男・政志。
そう思えるま
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彼女来来(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

存在の話、だと感じました。

そう思ったのは2人目のマリが彼女になって同じ出来事を繰り返したとき。
それまでは体感的に長い時間(これは悪い意味ではなくて)、主人公のノリオを淡々と観察していたのが、急に
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インターンシップ(2013年製作の映画)

4.0

録画していたのをようやっと。

営業をしていた会社が倒産し、新たな職を求めてどうにかGoogleのインターンになったニックとビリー。
年の離れたインターン生たちと、Googleの社員になるため競い合う
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