KAJI77さんの映画レビュー・感想・評価

KAJI77

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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

子役の子がとにかく良い。ほんとにいっつもこんな感じの子なのかなと思わせるほどの好演。素晴らしいわね。

内容も好きでした、後味がロードムービー。サラッとしてるようで、すごく本質的。

怪物(2023年製作の映画)

3.0

あんまり刺さらなかったわね。
構成、脚本等々よく出来ているけど、何を伝えたかったのかが分からなかったのと、あんまりにもドラマドラマしていて個人的には微妙。

是枝監督に対してリアリズムへの通底があると
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クラッシュ(2004年製作の映画)

3.8

U-NEXTに登場とのことで鑑賞。

透明なマント。いがみ合いの止まない我々に必要なものはそれなのかもしれないわね。

福田村事件(2023年製作の映画)

3.2

森達也ってドキュメンタリー以外も撮るんやね。
そもそもこの監督の思想自体に個人的には全く賛同して無いものの、題材としてこの事件をそもそも知らなかったし、映画の内容も現代人への分かりやすさと当時の感覚の
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.8

ホドロフスキーよ観てるか?
という事で、俺たちSFファンの夢でもあるDUNEの2作目やね。

一作目よりも更に話はダイナミックで、いよいよ大戦へ入っていくんだという期待感が増幅する良い話運びだったと思
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.6

勿論決してオッペンハイマー博士がやったことは擁護できない。
全く戦争については体験した訳ではないにせよ、日本が受けた先の屈辱については両県訪れて資料館での講談に参加したり、知らないなりに一愛国者として
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変態村(2004年製作の映画)

3.5

犬じゃないし女じゃないという映画。

シケすぎかと思ったら、どうぶつの森みたいな謎ダンスの5次会みたいな地獄絵図始まってめちゃくちゃ面白い。
画面はゆったりしてる感じやのに、行われてることがエグくて頭
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i ai(2022年製作の映画)

3.4

好きな人には人生のベストになりうる熱量のある映画だった。個人的にはあんまりハマってないけど。
こだわりを感じる画や構図の部分は見応えがあって、GEZANのボーカルという認識しかしてなかったからこんなに
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ノー・シャーク(2022年製作の映画)

4.0

蓋を開けてみれば信じられないくらいイタい独白やけど、傑作。
自分の脳内に侵入されたのかってくらいこの監督の思考回路に同調してしまう。観てて恥ずかしすぎる。

これってナルシズムじゃなくて、ニヒリズムへ
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.3

原作がかなり好きということもあって、浅野いにおの世界観を映像にできるのか不安でしかなかったが前編は完璧だったと言えるクオリティやったわね。最高す。

こんなとこでこんなこと続けてて良いのかな。
みんな
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.3

蔵之介のわざとらしい演技さえなければ…
あんまりハマれなかった。

何でこんな美人と一緒にいて結婚ということにならないのかが気になってしまう自分はどこまでいっても感性が貧相なんやなと絶望。

血を吸うカメラ(1960年製作の映画)

3.9

恐怖そのものに対峙してる作品。
めちゃ良かったわね。とにかく表情と、表情を映す表情を映してる。

また観たい作品。

変な家(2024年製作の映画)

1.5

上野で時間潰しに鑑賞したけど、序盤が良さげだったが故に、んー…。って感じ。
ホラーってほど怖くもなければ、ミステリーってほど難解でもないし、アクションってほど派手でもない。

シーンシーンは光るものが
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影武者(1980年製作の映画)

3.9

最初のポケモンの御三家選ぶみたいな構図めちゃ面白いっすね。個人的にはナエトルが好きです。

あんま関係ないかもやけど、つげ義春の短編集に収録されてる『噂の武士』って話を昔読んだのを妙に覚えてて、内容と
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

4.0

こういうのでええねんの決定版とも言える陰謀論のお話。実にアメリカン。
丁寧さをフル無視した荒削りな脚本がかえって好印象。

誰一人として論理的な行動を取る人がいなかったのがまず面白い。意外と人間みんな
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酔拳2(1994年製作の映画)

3.9

出張先のビジホでめちゃくちゃに映画観まくるというのにハマっていて、近くにTSUTAYAがあったので借りた。
ジャッキー当時40歳とのことやけど、線のはっきりしたアクションは全く衰えを知らないどころか、
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ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

3.5

個人的にミステリーはオチが弱い時の「は?」ってなるのがあんまりにも嫌なんだけど、これは普通にやられた感あって悔しいわね。笑

感想書こうと思ったのに、何書いてもネタバレになるってスゴいな。やめときます
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カンバセーション…盗聴…(1973年製作の映画)

4.2

めちゃ好きな作品。深淵論のお話。

主人公のキャラ造形が絶妙。
真面目でよく出来ると言われているけど本当はそうじゃない、そうしないのが恐ろしいからやっているだけの事が、勝手に評価されてしまっているパタ
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怪獣の日(2014年製作の映画)

3.3

これ実際こうなったらどうしよかなーってひとしきり考えて、いやデモ隊の掛け声ダサ過ぎるやろって事に帰結。

短編らしさ全開の、乗っけからの単刀直入さは思い切り良くて好きです。

食人族4Kリマスター無修正完全版(1980年製作の映画)

4.0

モンド•カルチャーを語る上では避けて通れない位置にある本作。
大学在学中に研究室の棚にあったので一人で観てたら、途中で同期の女の子が入室してきて、信じられないくらいの絶叫でドン引きされたのが思い出。
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

3.4

どこを切り取ってもインディーって感じの据えた匂いに満ちた作品でした。
いかにもガイ•リッチーみたいな。原点にしてかなり完成されてたんですね。
久しくこういうストーリーの骨が太いコメディ観てなかったので
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セルビアン・フィルム(2010年製作の映画)

3.8

僕らだって気が狂ってない訳じゃなくって、それを実現するだけの力が無いだけなんかもしれないね。
※色んなルールや倫理観で出来ないから救われている所があるって事が言いたい。

この映画の構造上これを通しで
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夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

4.3

本場のタバコミュニケーション。

El Indioが満面の笑みで指名手配される序盤のシーン何回観てもおもろいですね。

言わずと知れたセルジオ・レオーネの傑作。キャラ一人一人の表情がとても上手いこと繊
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.6

しっかりスリラー映画で満足しました。
しかし最近の車椅子ってあんな感じで階段にも対応してるやつがあるんね、知らなかった。

スローなブギにしてくれ(1981年製作の映画)

3.2

年4、5回バンドでライブやってるんですけど、南佳孝のカバーやる事になった時に初めて主題歌の方を聴いて後から映画は観ました。

浅野温子、山崎努、みんな分からんくらい若い。
ムスタングが車の名前だって事
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クリーン、シェーブン(1993年製作の映画)

4.6

ピーター•グリーンの怪演がとにかく印象的。『ユージュアル•サスペクツ』で宝石強盗の話を持ちかけてくる役の俳優さんですね。

内容としては、統合失調症の方から見えている世界を映像にしているという感じ。と
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黒い家(1999年製作の映画)

3.5

あんまり最近行ってないけどボウリング場行く度に思い出すこの作品。

個人的に邦画ホラーの中ではかなり好きな部類で、色んな楽しみ方があると思います。妙にエロいし、とにかくコンテクストのメリハリが凄い。序
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くもりときどきミートボール(2009年製作の映画)

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めちゃ昔に観ました。小学生の時。
子供ながらに何が降ってきたら一番おもろいかなって考えた記憶ありますね。

今望むのであれば「曇り時々いぶりがっこチーズ」です。

殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

3.4

自己啓発本みたいなタイトルやなって思ってたら、あらま、かなり面白い作品でした。

ノーランの『メメント』観た時に刺激されていた脳の部位が燻るのを感じたわね。
一個ミスったのはこちらの不手際で副題がつい
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