武満徹の音楽が印象的。デ・シーカ「ひまわり」のような印象に残る映画音楽。アコーディオンが抒情を誘う。
晩餐に始まり、晩餐に終わる映画でした。
同じく、特集「岩井俊二 の世界 あるいは静謐な眼差しと人生の過酷さについて」において鑑賞。
まじで気分が悪くなったぞ!!!
いや精神的にも肉体的にも……。
本当にバラバラだった断片が終盤で綺麗にまとま>>続きを読む
新文芸坐での特集「岩井俊二 の世界・あるいは静謐な眼差しと人生の過酷さについて」のうちの一作として上映されていた。
傘を貸す/借りるの関係性からついに何かが始まるのかと思いきやエンドロールが流れて肩透>>続きを読む
久々に鑑賞。これで2度目。
脚本の寺山修司の右腕だった田中未知の手掛ける不気味なシンセ音楽が作品全体を支配している。
寺山のスメルがびんびん伝わってくる。
永島敏行の野球部!みたいな感じはずば抜けてい>>続きを読む
音楽・カメラワーク・演出、どれをとっても文句なしだった。
京マチ子の怪奇さも健在。
前から何かと話題になっていたので視聴。
正直「???」だった。
話の内容は悪く無い気もするが、ここまで技術面で足を引っ張っている映画はそうそう無い気もする。
ガッキガキのカメラのズームが印象に残った、>>続きを読む
こちらも地元の映画館で鑑賞。
小綺麗に作ってあると思ったら意外と社会派。しかし主人公が立てこもりの主犯格である路上生活者たちとかつては同じ境遇だったという設定が作品の底でグネグネ動いてさすがだと思った>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
久方ぶりに地元の映画館で鑑賞。
映画的に出来過ぎな点が(ニュー・シネマ・パラダイスよりも)散見されるが、それはそれとして圧巻だった。
ただ1900の名付け親の退場が早すぎたせいか、どうも孤児という設定>>続きを読む
NHK BSプレミアム「年越し映画マラソン」4本目として放映、鑑賞。
西部劇でここまで胸にくるものがあったとは。孤立無援の中保安官として街を守ろうと立ち向かう主人公に心打たれた。
いつぞや観た記憶がある(今年の7月あたりだったかな)。
札幌にある大学の芸術系学部に所属する学生が卒業制作として作った映画だったはず。
沖縄の映画祭でグランプリだったんだよね確か。
いや本当にこういう>>続きを読む
2020.12.31
BS NHKプレミアム「年越し映画マラソン」2本目として放映、視聴
大胆に赤を用いた表現が目につく。それは血の赤であり、若者の闘志を表す赤でもある。ライティングの勝利だと思う。
NHK BSプレミアム「年越し映画マラソン」の一発目の作品がどうもハマらなかったので、次の「ウエストサイド物語」までアマプラの作品で時間を潰そうとして見つけたのがこの作品。
社会主義体制のチェコを暗に>>続きを読む
真面目に観ようとしてはダメな映画。
脊髄だけで観なくてはいけないよね、こういうC級映画は。僕は好きだよ。
「ゾンビ」と続けて観た。
個人的に評価はこっちの方が上かな。
結局ゾンビ映画って、究極は「人間VSゾンビ」ではなくて「人間VS人間」なのだなと教えられました。
ローズの悪党っぷりがなかなかクズっぽくて>>続きを読む
ヒフとニクの日特集で、「死霊のえじき」と共に上映されていた。
夏頃に早稲田松竹で特別レイトショー「悪魔のいけにえ」とともに三本ぶっ通しで観たが、どこにそんな元気あったのか謎だなそん時の自分……。2作で>>続きを読む
小津の失敗作と言われてもだろうなぁって思っちゃう映画。
あんまり感情移入できなかったな。
良くも悪くも戦後、これから民主主義の日の丸にしようよ感がする。
あと階段から奥さん落としちゃうのはダメでしょ、>>続きを読む
もう何も言うことはない、完璧すぎる映画だと思う。
大林ファンはノレる、はず。
こちらも新文芸坐の石井輝男特集で鑑賞。森崎東監督『生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言』を手掛けたキノシタ映画の最終作が本作。
なぜ幕引きとなる作品がつげ義春原作の実写化なのだろうか……も>>続きを読む
新文芸坐にて行われた特集「没後15年 天才にして職人 石井輝男・超映画術」最終日の上映ラインナップが『ゲンセンカン主人』とこれだった。
石井が東映から離れて久しく(しかも一度監督業から遠ざかっている)>>続きを読む
『止められるか、俺たちを』で若松プロダクションのピンク映画制作を取り上げていたのだが、たまたま観る機会に恵まれ若松孝二監督、ではないにせよ高橋伴明監督のピンク映画を観ることができた。
エロスと情念を地>>続きを読む
古典の名作中の名作。
多少気になる部分はあったものの、カット割り、ストーリー展開、キャラクター造形などどれをとっても一級品で、うまくそれらがフィルムの中で融合している印象。
教科書のような映画かもしれ>>続きを読む
アマプラにて鑑賞。
所々女性蔑視的な部分もあって耐えられなくなっても来たが、観ていて楽しかった。
ただ、飲み屋での会話のくだりは不要では?
ゴダール=シャレオツということで。
映画研究会の先輩に勧められて鑑賞。
マレーニ・ディートリッヒの美貌もさることながら、うまく纏まってないながらも完走しきってフィナーレを迎えた映画に拍手。
ただ見るべきキャメラワークはいくつかあった。終>>続きを読む