膝小僧さんの映画レビュー・感想・評価

膝小僧

膝小僧

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バルタザールどこへ行く(1964年製作の映画)

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もはやブレッソンを見る自分が怖いと思うほど、恍惚としながら見入った。

ラルジャン(1983年製作の映画)

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重苦しいのに最後、なんだか心がすっと掬い上げられたような気がして、こんな安易な浄化まがいの心持ちに至ってはならないと思いつつ、そこに至らしめた映像の恐ろしい美的な側面に慄いた。

暗黒の命令(1939年製作の映画)

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ラスト20分の巻き返しがヤバすぎて仰天した、馬〜! ドクと弟〜!

狩人の夜(1955年製作の映画)

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なんて過酷なこども映画なのだろうか。狩人が背後に迫ろうとしている最中にも、子らを乗せた素朴な小舟の滑る川面は薄闇に燦々と光り、呑まれるほどに艶やかだ。まだ無垢でいていいはずの子供が耐え忍んで人知れず大>>続きを読む

妻二人(1967年製作の映画)

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さまざまな嘘、みんな演技派。些細な視線が無闇に刺さる。あやや、撃て!!!!!

いちごブロンド(1941年製作の映画)

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生粋の素直さ、心根のやさしさが活きる! ビフとエイミーのたしかな信頼関係の築き方にわたしは静かに泣きました……

東京おにぎり娘(1961年製作の映画)

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わたしは文子が見たいのに結構ヘタレな親父をヨシヨシするばかりで全く、とんでもないわネ!

青空娘(1957年製作の映画)

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みんなの気持ちが痛いくらいわかる。おとうさまの責任だ、生ぬるいんだ、だから悪い人はひとりもいないんだ……そのなかでも清々しく立ち続ける有子がわたしは大好きだ!

パリでかくれんぼ(1995年製作の映画)

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たぶん観終わった途端に魔法にかかる部分ある、リヴェットには

プリシラ(2023年製作の映画)

4.1

こんなにもクズなことあるんか? プリシラに対するあらゆる言葉や所作や優しさのすべてが、エルヴィスがみずからを慰めるためのエンターテイメントでしかなくて、なんて自己正当化のはなはだしい自己チュー野郎め>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

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事実はどうとか真実は何とか、そういうある種の情報でなくて、各人が信じるものを相手にどう見せるか、伝えるか。何よりもそこに言葉を尽くして向き合い続け誠実さを全うする話だと思った。

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