kikiさんの映画レビュー・感想・評価

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僕のワンダフル・ジャーニー(2019年製作の映画)

3.8

原題:A DOG’S JOURNEY
犬として転生を繰り返して飼い主との約束を守るために奮闘する。

ヒトの10万倍以上といわれる嗅覚を利用したガン探知犬は初めて知った。
生まれ変わったらすぐ
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フジコ・ヘミングの時間(2018年製作の映画)

3.4

フジコヘミング追悼。
80代になっても精力的に世界中でコンサート活動を行うピアニスト。

東京タワーから展望しているときに、日本は新しいものが好きで昔とは変わってしまったという発言が印象に残った。
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美しき仕事 4Kレストア版(1999年製作の映画)

3.5

原題:Beau Travail(美しい仕事)

フランスのクレール・ドニ監督による1999年の作品。1900年代および史上最高の映画の一つと呼ばれている本作が現在再評価されつつあり、日本初の劇場公
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.7

名作と聞いておりマークしていた作品が午前十時の映画祭で上映となったため劇場鑑賞。
1984年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドール賞を受賞した作品。

“パリ”と聞くとフランス・パリを連想しやすいが
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キッチンから花束を(2024年製作の映画)

3.6

ふーみんの料理がどれも美味しそうで、とっても食べたくなったから、観終わってすぐに行く日を決めた(笑)

昨今の外食においてはただお金儲けのためやビジュアル重視が多く見えてしまうからか、特に愛されて
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天安門、恋人たち(2006年製作の映画)

3.5

原題:頤和園(夏の宮殿)
邦題である『天安門、恋人たち』のとおり、天安門事件に翻弄された恋人をめぐる話ではあるが、原題のほうが雰囲気に合っているような気がした。
2006年のカンヌ国際映画祭にて中
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メッセージ・イン・ア・ボトル(1999年製作の映画)

3.3

ニコラススパークス作品にケビンコスナーが出ているとは知らなかった。
お馴染みの海、手紙、雨は初期作品にも登場。

特定の誰かに宛てた気持ちを無断で新聞に掲載することは、20年以上経った今も手段が
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

3.5

資本主義と機械文明を題材にした1936年の作品。
生きるために働かなければいけない現実は、90年近く経った今でも通じる部分が多すぎるな・・
初めてチャールズチャップリン作品、サイレントでも風刺もコ
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PS-1 黄金の河(2022年製作の映画)

3.4

この作品の概要と登場人物と関係性をざっくりと把握して劇場にて鑑賞。

顔と名前が一致できず理解が追いつけない部分が多かったけど、
最近の日本映画では滅多に見られない壮大なスケールと豪華で煌びやか
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.4

原作は未読。
たっちょんの役が優柔不断で執着しないで受け身で生きているから、結果として酷い男になっている。うわークズだなって思うけど、実際にこういう人いるんだろうな。

成田凌の演技が凄いとは聞
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ベルリン・天使の詩 4K レストア版(1987年製作の映画)

3.7

原題:Der Himmel über Berlin (ベルリンの空)

午前十時の映画祭で劇場にて鑑賞。
観終わった後、外に出たらいつもより目に映るものが鮮やかに見えた。
見るもの、触れるもの
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巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)

3.4

1951年公開のミュージカル映画。
第24回アカデミー賞6部門受賞し、ジーンケリー主演のミュージカル映画の傑作としてアメリカ国立フィルム登録簿に保存されている作品。

話の内容としてはあってない
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オール・アバウト・マイ・マザー(1999年製作の映画)

3.7

原題:Todo sobre mi madre (母についてのすべて)
配信されていることを知って鑑賞。
以前観た同監督の『Talk to Her』は色々と衝撃を受けたから本作は観る前に覚悟して臨ん
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アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

3.5

原題:The Apartment
前々からチェックしていた作品で、今日はこれ!とピンと来たためようやく鑑賞した。
1960年に公開され、第33回のアカデミー賞で作品賞など5部門を受賞。
昇進のた
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.7

景色だけが静かに映されるロングカットの冒頭から緊張感が漂う。
前半はドキュメンタリー作品を観ているようだった。

自然豊かな場所だけではなく、町も会社もそして一人一人もバランスが大切。忘れがちだ
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.8

全力で眩しい、伝えられなくてもどかしい、柔らかな後悔、でもなんだか温かい。
許光漢の18歳と36歳の演じ分けにずっと驚きながら見ていた。実年齢30代なのに全然違和感なく18歳に見える。
岩井俊二の
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KING OF PRISM by PrettyRhythm(2016年製作の映画)

3.5

「応援上映」という上映方法が世間に広まったきっかけの映画ということを、友人に教えてもらい鑑賞。

このアニメはおろか、そもそもアニメ自体を全然見ないので、ストーリーもキャラクターも声優さんも何にも
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タイガー 裏切りのスパイ(2023年製作の映画)

3.8

原題:Tiger 3

タイガーの1と2は観ていないけど楽しめた!
世界各国での壮大なスケールでアクションたくさんでド派手ボリウッド映画をやっぱり堪能できる。
本編の愉快な音楽やダンスシーンは
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.4

原題:Silver Linings Playbook
silver linings は逆境の希望の光で、playbookはアメフトの攻撃と守備の作戦図を載せたノートのこと。

本作を見ると内容に
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.8

「袖振り合うも多生の縁」について考える作品。
結婚は8000層の縁なのか・・。良いご縁もそうでないご縁も一つ一つきっと意味があるから全部自分の糧にしていこう。そして良いものは大事にしていきたいと改め
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いまを生きる(1989年製作の映画)

3.8

原題:Dead Poets Society(死せる詩人の会)
邦題の『いまを生きる』は作中に出てくる「Carpe Diem (カルペ・ディエム)」の訳である「今を生きろ」から。

教科書やカリキ
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

3.8

香港版は未鑑賞。
友情がメインの社会でもがく女性の話だった。

凄く仲良くしていた友だちであっても、全然会わなくなることもあるし、気づいたら会わなくなっていたこともある。一方でずっと連絡を取って
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

3.7

公開時に観そびれたため、再上映すると知って劇場鑑賞。
主人公の馬鹿正直すぎる言動に全然入り込めなかったものの、ラストシーンまで見ると天晴れだった。
5000人のオーディションで選ばれたという少女の
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海がきこえる(1993年製作の映画)

3.4

1993年のジブリ作品を劇場で初めて鑑賞。

学生時代の淡い青春が観られると思っていたらちょっと違った。
振り返ればこの時にしか感じられない恋だったと気付く点においてはそうだったが、ヒロインの振
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最後の初恋(2008年製作の映画)

3.3

難しいことを考えなくてよくて、ラブストーリーの気分で、ニコラススパークス作品から未鑑賞のものを選択。

原題:NIGHTS IN RODANTHE (ロダンテの夜)

ロダンテは、ノースカロライ
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メメント(2000年製作の映画)

3.6

クリストファーノーランの出世作を劇場で鑑賞。
記憶障害を抱えた主人公と同じ目線で時系列が終わりから始まりへと展開されるだけではなく、白黒パートが挟まれるから難しい。けど引き込まれる。
え?で、次は
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.6

プロレスを見て育った世代ではないけれど、実話を元にした作品ということで鑑賞。

「呪われた一族」と呼ばれたプロレス一家は想像以上に壮絶だった。
家族みんなでそれぞれの個性や好きなことをして楽しく
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

3.6

クリストファーノーランが20代の時に制作した処女作。
配信はしていないようなので劇場で鑑賞してきた。
70分と短い尺で低予算ながら、時系列がバラバラなところはしっかり最初からノーラン節炸裂していた
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私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)

3.5

名作と知っていたが観ていなかったため鑑賞。

大切な人も自分のことも忘れてしまうことはもちろん、大事な人から忘れられることも辛い。両方とも辛い。

30歳ぐらいのチョンウソンの色気半端ないな・・
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.7

事実に基づいた話で、物理学をはじめ専門的な分野だから、話すことによる説明が多くて難しい点が多い。
せめてキーワードだけでも押さえておかないとついていくのも大変かも。
クリストファーノーラン作品らしく?
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RHEINGOLD ラインゴールド(2022年製作の映画)

3.5

ドイツで知らない人はいないらしい、有名なラッパーXatarの実話を元にした半生を描く。

亡命、ドイツの移民、不良、強盗や裏社会、国際指名手配犯…と盛りだくさんな上に、刑務所で作成したアルバムをリリー
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ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター(1993年製作の映画)

3.7

原題:The Piano

いつの日かチェックしており、いつか観ようと思って先延ばしにしていた。
公開30周年記念で上映されると知って、劇場鑑賞することにした。

タイトルからピアノの話だろ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.8

1は未鑑賞で、予告編の情報だけでいきなり2を観たけど楽しめた!
スケールがとにかく壮大で最初から最後まで圧倒された。音響もすごい。
これは映画館で観てよかった、大正解。今1リバイバル上映してほしい
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コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー(2022年製作の映画)

3.5

FRaUの試写会にて劇場鑑賞。

人工妊娠中絶が違法だった1960年代アメリカ・シカゴで、女性たちが行動を起こして中絶の権利を得た実話を元にした作品。

当時はこれしか手段がなかったからとわかってはい
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愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)

3.7

原題:Les Uns et les Autres
「お互いに」という意味らしい。

「午前十時の映画祭」にて劇場で鑑賞できた。
ジャケット写真からバレエ映画だと思っていたら全然違った。
戦前
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ストリートダンサー(2020年製作の映画)

3.6

イギリス・ロンドンを舞台に、インド系とパキスタン系の若者たちがダンス大会優勝を目指す話。

ただのダンスバトル映画かと思いきや、移民やインドとパキスタン関係などの社会問題も取り上げているところがイ
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