うしさんの映画レビュー・感想・評価

うし

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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.9

振り切れそうで振り切らないB級映画。



B級映画は許容度テストだと思う。

なんも説明されてねーけど、
おっけいそういう設定ね⭐︎みたいな。
ところで衣装、
めっちゃいけてるね⭐︎みたいな。
メッ
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アスファルト(2015年製作の映画)

3.5

淡々とミニマルな世界に
ほんのすこし、
ぽわんとした空気がながれる。

クスクスという響きになんだかたのしくなってしまう。

シュールな画にまんまとクスッてしてしまう

難しく考えずに、安心してニヤニ
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怪物(2023年製作の映画)

3.8

狭い社会しか知らない教師に
教育として擦り込まれる
「ふつうの幸せ」を、

社会に出て、
自分で気づいて削ぎ落とす。


でもそれは先生が悪いんじゃない。


(ただ、「こどもに世間一般や幸せを教えて
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ロマンスドール(2019年製作の映画)

3.0

リアルを追求するからこそ切ない。ラブドールの話なのに、泣ける

あとなんか、ネバヤンがいい感じにまとめてくれた気がする…

母さんがどんなに僕を嫌いでも(2018年製作の映画)

3.6

悲しい話からぐるっと展開したり、リズムがいいので重くなりすぎずにみれるのがいい
(もっと救いようのない、やるせない話もあるから)

ロックンロールミシン(2002年製作の映画)

2.5

どうしようもない奴ら
に見えるかもしれないけど、
そんなどうしようもない世界だと思う。

そういうやるせない世界に取り憑かれて、捨てられずにいる人達を、嘲笑うことはできないね

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

2.3

んー

こういう系ならもっといいのがあると思う。
でも、広告がうまい気がする

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

4.1

やっぱ好きですジムジャー・ムッシュ

『ただのクレイジーなゾンビ映画で、
主人公は生きのびて、不穏なエンディング』っていうお決まりは無し。
ゾンビが登場してきてからの展開もゆったり。

だから、所謂ゾ
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.1

一緒にみた母が「無知な子供が巻き込まれていくのがいたたまれない」と。
今起きてる戦争。
第三者からみていたつもりだったけど、厳密には『片側』でしかなく、もっと言うと『私自身』のことしかわからない。
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.8

最後、エリオに父が言った言葉が全てだった
別に性的なことだけではなく、
私も今の私を肯定し、削らずに、年をとりたい
大人は子供に勝てないから。



映画として全体が…、などは置いといてラスト30分、
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キャロル(2015年製作の映画)

4.0

とてもとても美しく、満たされた
でも外面だけじゃなく、内面まで満ち足りていた

時が経つほど、沢山の作品が作られていく。たくさんのことにスポットライトがあたる。

でも、まだまだ照らされるべきこと、だ
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甘いお酒でうがい(2019年製作の映画)

3.1

不安になったらまた観ようと思う

個人的に、ああやって好きな物に囲まれて年老いたい。

沁みる言葉、かわいい華ちゃんが必要になったらまた観る

おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

3.0

ちょっと共感して、肯定して、日々に期待を求めることを許してくれるやつ

『妻』というものになれば
『親』というものになれば
『自由な一人』になれば、また見方が変わりそう。

無論嫌いじゃない、好きだけ
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海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

3.6

映画がどういうものか
戦争がどういうものか
それをいかに観客を眠らせずに伝えるか

そういう感じが少しした。
繰り返す内容、すり込まれる感覚、呼応してる部分は分かりやすい
画面がパカパカと変わるし、ポ
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ケルジェネツの戦い(1971年製作の映画)

3.5

アニメーション映画は、とても地域性感じる。
日本人には作れないだろうな…
「気になる、譲れないところ」と「そうではないところ」のズレや、応対がとても独特に感じるけど、でも、真新しいものよりずっと愛せる
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西の魔女が死んだ(2008年製作の映画)

3.0

きっとストライクゾーンの方々をがっちり離さないタイプの映画

いちいち服装やら、物やらがかわいいこと…
素敵な暮らしにとても憧れる。
おばあちゃんの考え方や、丁寧で優しさ溢れる生活がたまらん。
少女の
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メメント(2000年製作の映画)

3.5

この撮影方法を編み出した時点で、だいぶ平均点突破!っていう当時のガッツポーズを感じる…

時系列をいじった作品は小説、漫画含め今では結構あるけど、こういうパイオニアみたいなのは、これからもやはり評価さ
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.1

「君はこれを名作と言わず、なんと言う?」っていう確信の一手を繰り返される感じ。
観てて笑えるわけでもないし、全てを理解するのは、とても難しい。けど、いつもこういう硬派な名作は、問答無用にひたすら美しい
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

2.5

正直なところ、私には「よくわかんなかったー」っていう印象が強い。
映画予告に魅力を感じ、観てみたものの、もう少し触れてもいいんじゃないかなって気がした。
恋愛ものを見慣れないせいか、
恋愛経験が十分で
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.4

良い映画、とか言われるし、そう思う。
けど、『これを「名作だ」と思わないといけない』と感じてそう言ってる自分もいる気がする。

少年達の、ボーイ達にしかわからない空気感みたいなのは、女の私にはあまりわ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.3

川に漂うシーンがとても好きだった

家の中でピアノを連弾してる親子、
たまらない気持ちになった

「誰とどこで、何者として生きるか」
他の人をどのように認識するか。
どれだけの種類のものさしを知ってる
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.9

最後の最後の終わり方が、ほんと可愛くて、すっごく好きだった。
ドランの映画はいつも、小さな宝箱に入れ持ち歩いて、何度も何度も脳内再生したくなるシーンが多いけど、この映画もそういうシーン多め。
やはり選
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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

3.8

「一人の動きが、周りの環境に変化を及ぼす、動きを与える」そんな、波紋のような印象を受けた。
ゆっくりとじっくりと、動いていく人、モノ、気持ち、時間。そういうの、ちゃんとじんわり伝わる。

お湯の湯気が
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