kotalimlさんの映画レビュー・感想・評価

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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.0

前半◎→終盤△
明快なエンタメと思いきや、なるほどユーモラスオマージュなのね。スピルバーグ、AKIRA、エヴァ、…
人間欲深いと痛い目に遭うぞという。
妹は喰われて然りだけど!

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.5

淡いグラデーションのフィルタリングとか気分屋な曲の移り変わりが、多感な若者の感情の移ろいをうまーく表現してたなーって.
前後半でばっさり主人公を入れ替えた2軸構成も面白い
終始明るいばかすかロマンス映
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ファーザー・クリスマス(1991年製作の映画)

3.0

旅行欲が高まる高まる◎
憧れますなーこんなジェントルライル

なんだかクラシカルな映画が見たくなったそんな気分

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

3.0

宇宙的な対人関係・存在欲求の本質が本当によく表現されてるよなーと.嫌われる前に殺すとか究極ながら、ちと頷けてしまうとこもありつつ、、
のっけから自慰ってあとは泣き叫ぶだけの陰湿っぷりには笑った

ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

3.5

・ジミー目線でみると目も当てられない負の連鎖で、それでも離れられないコミュニティの呪縛に絶望する.それよりももっと狭いコミュニティ(家庭)での保守に生きてる奥さんの狂気が完全に振り切れてる.
世の中色
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オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

3.0

脚色の度合いが不明だけど、きもいくらいのアプローチが実を結んで、異種がしっかり歩み寄ってる事実は本当にすばらしい
あとたこちゃん短命すぎ。泣

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

4.0

重大な事実、恋してるだけで心に抑揚が生まれて毎日がとっても刺激的かつ豊かになる.

多重奏てきな、変化と出合いのループシナリオ.
歌・ダンスのクラシカルな魅力と、フランス語の心地よさと.
ただ流してる
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マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

3.0

緻密で周到なシナリオで流石だなあーと思ったけど、ベインスミスだけはやっぱり謎!
意味を持たないプログラム(サティ)が新時代の兆候的な朝焼けを作り出したラストシーンの下り、2000年初頭の情報化社会移行
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.0

求愛の欲求に対する混乱とか嫉妬の描写が鋭く、まるで自分ごとのよう.
みんな本能的に意中の人と結ばれたいわけで、他で満たされようと走れど代わりが効くわけでもなく.

ネガティブな思考では本質的な改善には
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永遠に美しく…(1992年製作の映画)

3.5

こうであってほしいなーっていうコメディ観への期待を漏れなく踏襲してくれるありがたみ映画☺︎
終始にまにま.

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.5

雰囲気も好きだし展開も良いし社会性もちゃんとあって、総じてとても良いバランスなんだけど、なんだろう?
母親との関係がモヤったままだから違和感があるのか

アスファルト(2015年製作の映画)

4.0

取るに足らない、ただゴミのコンテナが開いたり閉まったりしてるような出来事だけで人それぞれ色んな思いを馳せたりする、そんな日常に潜む非日常を大切に思わせてくれる名画.
登場人物たちの出会いがみんな困難か
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.5

右の極み.まさに一国の縮図.
声をあげたくてもあげられない(それ以前にあげる意味すら自問できない)のに、むしろその環境に居心地感じちゃってるってどんな状況?
現場感が強調されたような、整い過ぎないカメ
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.5

不遇に不遇に不遇を重ねてからの、堅物父ちゃんの粋すぎるエールで涙ほろり.
ちとさむーい演出はあれど、筋の通った価値観が友情をつないでいくシナリオはすごく救いがあるし、総論として◎

つみきのいえ(2008年製作の映画)

4.0

学生時代にみて以来、定期的に観たくなるやつ.
アカデミー賞獲ってたとは!

フェアウェル(2019年製作の映画)

3.0

中国文化の濃ゆーいところを執拗に外野の視点から見せられて、すごくシニカルな笑いをとられたなーと思ったところで最後に不意をつかれる.まあ初めから予告はされてたか

何が正義か分からんね.
ともあれ愛に溢
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

4.0

ロードムービーほんますき.

3人とも何かしらのハンディを背負いながらもひたすら明るく新生に向かってる、この行動力にとても元気をいただける☺︎
タイトルの理由が分かった時点でもう名画確定だった

「友
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.0

欲望(犯罪行為)が"単なる抽象概念"でしかなければ、その動機もないという.
この幼稚極まりない純粋さを説明するのに、クレイジー以外の言葉が見つかればよいのだけど…当惑
これが実話とはね

アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.0

図らずも、2本つづけて「孤独」の映画.

"彼方にある無だけを見て、そばにあったものを見なかった"

トミーリージョーンズがもっと反逆っぷりを発揮するかと思いきや、しっかりと純粋なドラマ.この主題をわ
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.0

チケット取ったのにコロナで上映中止になったやつ.

アイデンティティの形成初期・成熟期・晩期とかとか、多様な年齢・立場における"孤独"の描写が鋭い.引いてみると単純な事実.
"人は物事を複雑にする"
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

3.5

ボンドの深掘り.
けっきょく原点回帰的なシーンが一番高まる.特にアストンマーチンな!

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

毎度なんて夜更けに合う映画なの.
波長の合う人とみながら途中寝落ちしたくなるような、ゆるーい心地よさ.
こういう会話劇ほんまいい

世界中が刹那な出会いに溢れてるわけで.人なり考えなり生き方なりね.
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グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

4.5

最高.人それぞれにそれぞれのロマンあり.3人の熱くてブレのない人生観が刺激的◎
一際いいキャラ醸してんのがジャンレノのエンゾ.こんなジョーカーな紳士になりたいもの.
思想やら人生の深みがスケールの大き
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.5

映画館で観たかったやつ.
わずかにミュージカル風味な"道"系映画.
収容所内でも他種と分かり合える希望があるなかで、一意にたくさんの未来が摘まれてしまう現実は残酷.

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.0

独特の世界観.スーツにキャップ、無精髭っていうけったいな様に始まって、一貫してスピーチレスなトラヴィスに展開を一才予測させてもらえず.
作中に横たわる底知れない疑問がラストの語りで一気に感動に帰着する
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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.0

ピアノの旋律と母娘の愛が美しい限りで、それだけが唯一の救いなのだけれど.
それも次第にエゴにすり替わって、命の次に大事なピアノですら重荷と化す.
投げ捨てられた海に一緒に引き摺り込もうとするほど自我と
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.0

乱暴で着飾ったビリーの節々に、優しさや繊細さが垣間見える"違和感"にいち早く気付くレイラ.
ラスト10分のための濃味なプロットが本当に効果的で、不思議とすべての非行が愛おしく回想される.こんなに温かい
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ボビー・フィッシャーを探して(1993年製作の映画)

3.5

心洗われる良作.全体を通して爽やかなタッチ.優しさに満ち溢れたジョシュの純粋さが眩しい.
ジョシュの成長・苦悩を描きつつも、視点は専ら取り巻きの大人.愛情の注ぎ方って難しい.
フィッシャー神話への迎合
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.5

ポールの紳士振りがもう突き抜けていて、世の男性すべてが漏れなくこれを見習うべき.呆れるほど軽率・自由なホリーは終始救えず.

ゴダールの「女は女である」然り、この時代に描かれるロマンスの女性観ってかな
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.5

こってこてコメディ.主人公2人の掛け合いがなんたって最高.こんな振り切った青春経験してみたいなー
何スか攻撃

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

いーーー塩梅のプロットとコミカルさ.いやはや嬉しい裏切りの連続で有り難い.
ダニエルクレイグ間違いないほんと.
証拠隠そうとしても結局見つかっちゃうマルタ可愛ゆし

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.0

のっけから凄まじいブレードランナー臭に心鷲掴まれ.
時空・自他を超えて散らばった登場人物の断片的なアイデンティティが徐々に繋がってストーリーが現れてくるみたいなSF性.前作よりもロマンスに寄せられた作
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.5

あれこれ推測しながら観たけどこれまた新しい形での裏切り.
"人は見たいものを見る".
もう30分くらい使ってマリとの接点を補完しても良かったかなあと
にしてもファイトクラブのミスリードはずるい

フィッシュマンの涙(2015年製作の映画)

3.0

欲に埋もれる滑稽な人間社会ね、分かります.
快適なブルーオーシャン