レイチェルさんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

レイチェル

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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.5

雪が積もるネイティブアメリカンの居住地、ウインドリバーで少女の死体が見つかることから始まる話。サスペンスとしてネイティブアメリカの問題が描かれている。娘をなくした父親の気持ちが起こす復讐があまりに印象>>続きを読む

長いお別れ(2019年製作の映画)

4.8

認知症を発症した父親とその家族の話。コミカルに描きながらも母親の父を健気に支える姿とそれぞれの悩みを抱えながらも父と接しながら逆に元気をもらい支えられていく様子がとても暖かく描かれていた。山崎努さん、>>続きを読む

テナント/恐怖を借りた男(1976年製作の映画)

4.0

パリのアパートを借りた主人公だが、前の住人の自殺を知り、どんどん妄想が広がり可笑しくなっていく主人公を描く。狂っていくさまがシュールだがとても面白い。人の妄想とは非常に恐ろしいものだ。

エリカ38(2018年製作の映画)

2.8

美味しい投資話を持ちかけて人を騙し続ける女が転落していく悲しくて切ない話。過去の記憶に囚われながら、犯罪に手を染めていく様子があまりに悲しかった。

さよならくちびる(2019年製作の映画)

3.2

ハルレオという音楽ユニットの女子二人とシマというローディーのロードムービー。三人の関係がグチャグチャになりつつも傷つけ合いながらも、慰め合う姿が描かれている。ハルが描く詩と三者三様の個性がぶつかり合っ>>続きを読む

アナと世界の終わり(2017年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

高校生のアナたちが将来について考えているある日、突然街がゾンビに襲われてしまうミュージカル映画。B級映画ではあるが、高校生たちの悩みや夢、恋が描かれていたが、主人公の細かい部分がよく分からない。知りた>>続きを読む

ダンボ(2019年製作の映画)

3.5

アニメ版ダンボの実写化。ダンボの可愛さや母を思う気持ち、孤独や差別がとても上手く描かれていて、ストーリーに共感できる。ダンボの目線で描かれているシーンもあり、ダンボが感じる恐怖も感じられた。

5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

4.2

突然5%しか見えない弱視になった主人公がホテルマンを目指す話。視野が見えない描写、困難にも立ち向かう勇気、主人公の周りの友人や恋人、家族の力がよく描けている。とにかく前向きにひたむきに生きる主人公の努>>続きを読む

ボビー・フィッシャーを探して(1993年製作の映画)

4.0

ジョシュがチェスの天才と知り、ボビーフィッシャーと同じ才能があると信じ、コーチを付け、チェスの教育をする話。教育する者の難しさや天才の孤独を感じずにはいられない。何かを極めることは本当に難しいと気づか>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

4.1

17歳の女子高校生が好きになったのはファミレスの店長45歳のおじさん。陸上で挫折した高校生にとって経験値が高いおじさんは色んな刺さる名言や中年らしい仕草がグッときてしまう様子がよく描かれている。歳上に>>続きを読む

バイス(2018年製作の映画)

3.8

電気工から裏で権力を握ったアメリカの副大統領にまで登りつめたチェイニーの話。風刺の効いたブラックコメディーで、スピード感もあり、キャストも豪華。いかにして彼が登りつめたのか、妻の賢さに助けられた事実な>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.2

便利屋として生きる主人公が兄の死の知らせを受け、故郷に戻り、昔を思い出す話。主人公の現在と過去が入り混じり、あまりに残酷な過去を背負いながら生きる主人公に胸が痛む。あまりに残酷な傷は時間が経っても消え>>続きを読む

バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.2

話すこと出来ない女の子が母親とはぐれ、国境を超え迷子になり、インド人のパワンに拾われ、彼と共に家族の元へ旅をする話。パワンの命懸けの勇気と真っ直ぐな信念、そしてコミカルさがとても魅力的。そして、一緒に>>続きを読む

赤ちゃん泥棒(1987年製作の映画)

4.5

間抜けな泥棒と警官が結婚し、子供が産まれず赤ちゃんを泥棒するところから話が始まる。コメディーかと思いきや、ラストは夫婦の苦悩が伝わる切ないストーリーに変わる。コーエン兄弟ということでキャラクターが独特>>続きを読む

13日の金曜日(1980年製作の映画)

2.3

誰もが知るジェイソンの話。最後までジェイソンは出てこず、まさかジェイソンの悲しい話だとは思わなかった。とにかくジェイソンの母親が怖すぎる。

ジュリーと恋と靴工場(2016年製作の映画)

2.0

就職先を求め、働きに行ったジュリーがリストラ騒動や恋に巻き込まれていくフランスミュージカル。とても可愛らしく、ダンスや歌も緩くて気楽に見られる。

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.5

事故により幽霊となった夫と悲しみを拭えずにいる妻。ほぼ会話はなく、白い布に黒い目が二つあるだけの幽霊が彷徨うだけだが、主人公の妻に対する愛が不思議と伝わってくる。地球は破滅してしまい、誰の記憶にも残ら>>続きを読む

くるみ割り人形と秘密の王国(2018年製作の映画)

2.5

バレエの演目になっているくるみ割り人形の実写化。豪華絢爛で華やかだが、イマイチインパクトにかける。キーラナイトレイのコケティッシュな役柄が印象的。

エド・ウッド(1994年製作の映画)

3.2

エドウッドというB級映画の監督の話。モノクロで作られ、それぞれのキャラクターや世界観が独特。映画に対して変人にして執着心が凄い主人公とドラキュラのようなルゴシが印象的。

恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

3.6

多額の報酬と引き換えにニトログリセリンを運ぶことになった男たち四人の話。CGはなしであれだけの恐怖感を煽ることができるのが凄い。後半は本当に恐ろしかった。

人魚の眠る家(2018年製作の映画)

3.5

事故により脳死状態となった娘を脳死と判定し、死を認めるか、生きていると信じ続けるか。生きていると信じ続ける母親、妻を見て苦悩し、死を認めるべきかと悩む父親。どうしていくべきか悩む大人たちの気持ちや素直>>続きを読む

セリーナ 炎の女(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

材木所で働く主人公と出会い、夫婦となる天涯孤独なセリーナ。セリーナの一端に男性と渡り合えていた前半からの子供が産めなくなり、全てを失った後半への変化が悲しいくらい辛いがとても印象的。

黙秘(1995年製作の映画)

4.0

メイドをしている主人公が女主人を殺害した容疑がかけられてしまい、何年も再会していなかった娘が会いに来るところから話は始まっていく。親子の複雑な関係性や過去の記憶、真実が明らかになるうちに母親の強さ、愛>>続きを読む

スプラッシュ(1984年製作の映画)

3.0

人魚と人間のラブロマンス。トムハンクスのチャーミングな雰囲気と人魚の無知さや自由奔放さが印象的。

パターソン(2016年製作の映画)

2.0

妻がいて、犬がいて、時間が来ればバスの運転手として働く主人公のありきたりな日常を淡々と描く。主人公が書く詩とともにこの何も変わらない日々が一番良いことなんだと気がつく。特に主人公の飼っているブルドッグ>>続きを読む

ルイスと不思議の時計(2018年製作の映画)

3.7

ストーリーとしては単純ではあるが、ケイト・ブランシェットとジャック・ブラックの掛け合いが面白いのとお屋敷に住む人形たちが不気味で印象的。夜中にあんな人形に囲まれたら怖い。

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

4.2

ドレス作りの仕事に全てをかけ神経質な夫、その夫の全てを愛しすぎる強かな妻。表向きは上品だが、本当はドロドロとした関係が人間らしい。二人の中だけで分かり合える不思議な愛を感じた。ドレスが美しく、音楽が素>>続きを読む