クライショウさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

キングスマン(2015年製作の映画)

4.5

非常に評価の高い作品ですが、人を選ぶ作品だと思いました。
劇中で、好きなスパイ映画について冗談混じりに語るシーンがありますが正にそこで言っている通り、「(深刻過ぎない)無理矢理で大袈裟な筋書き」といっ
>>続きを読む

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

文句なしの最終回でした。好きなキャラクターが一通り出てくるオールスター映画であり、各種人間ドラマやロボットバトルは素晴らしく、役者陣の演技も心を揺さぶりました。特にトウジやケンスケの登場は嬉しいサプラ>>続きを読む

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.5

奇妙な殺人鬼の殺人歴と人生観の話。
いわゆるグロテスクなサイコキラーものかと思っていたのですが、想像してたのとかなり違いました。
主人公はそこそこ頭は回るけどかなり間抜けで、被害者側もまたそこそこ憎ら
>>続きを読む

銀魂 THE FINAL(2021年製作の映画)

3.0

良くも悪くも予想通りでした。いつものメタギャグ、いつものキャラ、ある程度明かされる設定、そしていつもの…。
近年はアニメ映画が何かと話題になりますが、これはあくまでファンのための作品。部外者がわざわざ
>>続きを読む

劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ(2013年製作の映画)

3.5

配信サイトで見放題だったので様子見のつもりで再生したら、結局エンディングまで観てしまいました。
他の劇場版銀魂と比べるとかなりシンプルな内容でテンポも良く、とても観やすいと思います。一方で劇場版お決ま
>>続きを読む

銀魂(2017年製作の映画)

3.5

人気漫画の実写映画。
監督「福田雄一」の独特の作風とギャグ漫画「銀魂」が奇跡的にマッチし、他の実写映画と比べて比較的違和感のない内容になっています。
一方で衣装やセットは恐ろしいほどコスプレ&作り物っ
>>続きを読む

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.5

こちらは「新起動/ジェニシス」でターミネーターシリーズにハマり、全作(ドラマ含む)視聴したライト層の感想です。

これは続きというよりリメイクですね。
シリーズファンは別に観なくて大丈夫なので観るなら
>>続きを読む

劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME(2020年製作の映画)

4.5

日本版アベンジャーズ。…もうそのまんまですね(笑)
モチーフについてはわかった上で観ましたがその落とし込み方が上手く、テンポ良し、アクション良しの良作ヒーローアクション映画でした。気になる所がないわけ
>>続きを読む

22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

4.5

失礼ですが、個人的に藤原竜也さんの演技が好きではないものでして。彼が主演の映画は常に避けておりました。そんな自分に勧められたのがこの作品。素晴らしかったです。これは確かに彼がやるべき役でした。

藤原
>>続きを読む

ちょっと今から仕事やめてくる(2017年製作の映画)

4.9

意外にもコメディではなくヒューマンドラマ。
ブラック企業に勤める主人公の描写はギャグ漫画のようですがこれが結構リアルなのです…。追い込まれている時こそ明日に備えて「眠りたい」のです。
退社の意思表示を
>>続きを読む

ドラゴンボール超 ブロリー(2018年製作の映画)

4.5

私が初めて観たドラゴンボールと言えば、異色作扱いの「GT」でした。金髪の「スーパーサイヤ人」に変身する純粋な少年・孫悟空が、仲間達と宇宙の未知なる土地を冒険し、その過程で親子の絆やかつての敵であった者>>続きを読む

味園ユニバース(2015年製作の映画)

4.5

所謂アイドル映画。主演の彼の持ち味をたっぷりと魅せてくれるがそれ以上でもそれ以下でもないという印象。期待していない人ほど楽しめる映画なのではないかと。

物語はどこか危なげな雰囲気を持つ記憶喪失の男が
>>続きを読む

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

5.0

爽快!サイコー!

そんな映画。MCU史上最強の女性ヒーロー誕生を描くアクション映画。映画「アベンジャーズ」の前日譚なので他の作品の知識は必要ないです。
広告の触れ込みにある通りミステリー要素が強いた
>>続きを読む

フローズン・タイム(2006年製作の映画)

4.5

鬱々とした主人公のヒューマンドラマであり、バカな友人達とのコメディであり、青春映画である不思議な作品。観終わった後の気持ちにはとても安らかです。

いぬやしき(2018年製作の映画)

3.5

動画配信サービスにて。アニメ版のみ視聴済み。ポスター通り空中戦を売りにしたエンタメ…にされてしまった映画という印象。

素晴らしかったのは主人公の一人、犬屋敷さんのキャスティング! アニメ版の小日向文
>>続きを読む

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

5.0

劇場にて。超有名ヒーロー映画のリメイク版(MCU版)第2作。ネタバレ厳禁につき以下は触りのみ。

作風は前作「ホームカミング」と全く同じ"学園モノ"。前作が好きだった人は再び同じ幸福感を味わえるでしょ
>>続きを読む

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

5.0

ヒューマンドラマ。ある遭難者が奇妙な死体と出会い、一縷の望みを託す物語。タイトルは"様々な機能を持った十徳ナイフのような男"の意味。

この作品、あらすじを見るとB級コメディを思わせるがとんでもない!
>>続きを読む

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

5.0

タイトルと主演俳優の印象で勝手に王道ラブロマンスかと思っていたらヒューマンドラマでした。ツラい経験から立ち直れずにいる寂しげな男が自分の生き方について模索する物語。エターナル・サンシャインと似た印象を>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

5.0

こういう映画をずっと待っていたような気がします。劇場で何回も観た映画は久しぶりです。

パーフェクション(2018年製作の映画)

5.0

女と女の感情のぶつかり合い。虫が出てくるのでそこは注意。
なかなかオチの読めない映画でした。演者の迫真の演技と芸術的な絵面で最後まで一気に観られると思います。ネタバレ抜きで是非。
オチが最高でした。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

5.0

ネタバレ禁止のサスペンスコメディ映画。ポスターから誤解されがちですがホラーではないです。タイトルの「半地下」とは、韓国における独特の住宅事情のこと。韓国においては貧困の象徴なんだとか。
役者の演技は子
>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

5.0

聴く映画。
映像にはそれほど意味もないので序盤以外はちゃんと観なくても良し。どうやらラジオドラマが原作みたいです。

音の情報のみだと意外と伝わりづらい情報ってあるよね。
例えば女の人が金切り声を上げ
>>続きを読む

シャザム!(2019年製作の映画)

4.0

ベタなヒーローもの風コメディ。宣伝ではあまり触れられてないが家族モノ。暗くなりがちなDCヒーローの映画のくせに凄く楽しい映画でした。周りに心を閉ざしている主人公の境遇に感情移入できれば、クライマックス>>続きを読む

コンテイジョン(2011年製作の映画)

5.0

ちょっとドキュメンタリー風のサスペンス。未知のウィルスによる死に至る病の流行とそれが引き起こす人々の混乱を描いた作品。

感染源の特定や、抗体を持ちながらそれを活かせない主人公のやるせなさ、医師の奮闘
>>続きを読む

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

5.0

幼児(特に女の子)向けのアニメ映画。数々の絵本の世界をめぐる、明るくて可愛らしいアドベンチャーものでありながら、大人の涙腺を刺激する作品。

数々の絵本のパロディ的な要素が多く、それらの元ネタを知って
>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

4.9

ジャパニーズホラー…と言っていいものかどうか。ジャンル分けの難しい作品。ファンタジー要素をきっかけに人間の生き様を描くヒューマンドラマといった所でしょうか?

前半の前振りの部分が不快かつ長く感じる人
>>続きを読む

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.8

戦争物…というかほのぼのコメディというか…なんともジャンル分けは難しい所。とある一般女性の大河ドラマ、といった所でしょうか。

視聴時の印象は「火垂るの墓」のそれに近く、観た年齢に応じて異なる印象を受
>>続きを読む

ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)

3.0

ファンの皆様すみません。個人的には普通でした。
当方、原作漫画は”新世界編”前くらいまで読んでいたのですが、そんな”にわか”ファンでも楽しめる作品ではありました。知らないキャラも多かったですが、なんと
>>続きを読む

泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)

3.5

ファンタジーアニメ映画。光るところはありますが話にまとまりがなく、クライマックスの展開も期待外れでした。

まずハッキリ良かった所としてキャラクターの魅力が挙げられます。似たような映画は数あれど、特に
>>続きを読む

ぼくらの7日間戦争(2019年製作の映画)

4.5

同名映画のリメイクと見せかけた"続編"。「時をかける少女」みたいですね。私は実写版(前作)など関連作は未視聴で観ました。
結論から言うと凄く舞台っぽかったです。なので行間を読むというか…「それはそうい
>>続きを読む