ヒダリさんの映画レビュー・感想・評価

ヒダリ

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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

確かに似ている、だが根本的に全く噛み合わぬ人間。仕事に対して決して揺るがぬ我を持ったミランダにとって、似ているという言葉は最大の賛辞だと思う。皮肉にもそれこそが、彼女とアンディの決定的な相違と拒絶感を>>続きを読む

血の祝祭日(1963年製作の映画)

4.0

この映画がすごいのは、1963年の作品であり、ゴア・スプラッターの元祖であるからに他ならない。そういった前情報が無ければ、クソ芝居、クソ音楽、クソ雑のZ級映画だ。
それでも何かクセになる魅力がある。肝
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カルト(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ネオ様ってすごい。

ホラー映画の宗教者ってテキトーじゃないですか。この作品の霊媒師はもう笑えないとこ探すのが難しいくらいチープで、前半はゲラゲラ笑ったり呆れたりと、映画宗教ツッコミホラーコメディだぁ
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ソウ(2004年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

最初こそアダムの方が超混乱クンでローレンスがやれやれ嗜めおじさんだったのが、家族が絡んできた瞬間から徐々に逆転していくのがいいですね。持つ者はこういう時弱い。そういう極限状態のリアルな緊迫感がたまらな>>続きを読む

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

4.0

マジで続編なんて作りたくなかったのが伝わってくる。大衆と映画会社への皮肉と風刺の連続、マトリックスの名を借りたブラックコメディ、監督の率直な心情の吐露だと思う。それでもなんとなくいいカンジで終われるの>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

スシのハゲがとてもいい味を出している。ファン、憧れ、目標、ライバル、ハゲには色んな感情が乗ってるかもしれんが、ジョンにとっては通り道にある邪魔な石くらいのモン。その温度差が切ない。でも推しと殺り合う機>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.5

爽快!テンポ最高!殺し合いシーンだけじゃなく協力者たちとのやり取りまでスタイリッシュ!カッコイイ!!!

エスケイプ・フロム・トゥモロー(2013年製作の映画)

2.5

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クビのショックで統合失調症になったおっちゃんの妄想夢物語なのかなって思ってたら普通に死ぬしわけわからん。マジの白昼夢だと思って観たらいいのかしら。

女神の継承(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

神々、精霊、悪霊。ああ!!お前たちのなんッと理不尽なことか!!!
この映画は信仰の大事さ、または逆にその不要さ、神の実在/非実在、悪霊はおっても神なんかおらんでwみたいなニヒリズムのどれでもないものを
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血のお茶と紅い鎖(2006年製作の映画)

4.0

一見しただけでは真意を掴みかねる映画だった。他の人のレビューを見て「おお、なるほど」となる感じ。私のようなアホに考察は向かない。
あまり他の監督と比較するのはアレだが、"不気味なストップモーション映画
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RRR(2022年製作の映画)

5.0

帝網の如く堅固にして高潔に重なり合う魂を、誰が引き裂き跪かすことができようか。
何にも言うことはない。ただひたすらに観るべき。

コンジアム(2018年製作の映画)

4.5

ジヒョン?さんの黒目ピチュピチュシーン周りが天才的。他は主にビックリ系。

狂った一頁(1926年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーがよくわからんと言われているが、途中までは映像だけでもなんとなしにわかるだろうと思う。後半どこからが妄想でどこからが現実なのかあやふやになるだけだ。
ただ正直筋書きはどうでもよく、100年も
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悦楽共犯者(1996年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

めくるめく変態たちの快楽の庭。そのマテリアルを求めて現実を東奔西走する最中、彼らは奇妙に交錯し、知らず知らずの内に「共犯者」となりながら、それぞれの園は完成に向かってゆく。
誇張された変態性のオンパレ
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アリス(1988年製作の映画)

4.5

昨今浸透しているような幻想的で蠱惑的なワクワクワンダーランドとしての不思議の国ではなく、現実にありふれたマテリアルが予想の範疇を超えて何かを形成する白昼夢のような不思議の国を彷徨っていく。その様は度々>>続きを読む

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

き、キモすぎる…なんなんだこれは…
クラシックfeat.赤ん坊で始まる狂気のオープニングを経て始まるこの映画は、もう数えきれないほどの不快マシンガンを終始ブッ放し続ける。"息子"オチークのおそらく意図
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ハンニバル(2001年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

恥ずかしながら未読なため微細な所まではわかりませんが、ラストは原作と大きく異なるようです。この変更、クラリスの芯が通され爆キャラ立ちしたのは良いものの、個人的には、それによって博士がちょっとかわいく見>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

『夢見モラ夫のかぞくごっこ』
『キリキリ限界ママとブッとび性癖おじさん』
『あつまれ!お祭りレリジョンズ』
の3本のコメディを集めて、随所随所にバケツ一杯〜東京ドーム一杯くらいの振れ幅で血をブチ撒けた
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