モーガンさんの映画レビュー・感想・評価

モーガン

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ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

3.8

頂点から転落したドン底からスタートする設定が面白い。過去の栄光を軽めな演出で抑えて葛藤する一人の人間とそれを支える恋人のドラマに焦点が絞られている。ラストシーンは好き嫌いあると思うが個人的には好き。マ>>続きを読む

超高速!参勤交代 リターンズ(2016年製作の映画)

3.1

明快なストーリーとわかりやすいキャラクター設定で肩肘はらない痛快エンターテイメント映画。怒りに寛容なことが長い繁栄に繋がる。どこぞの国への皮肉か。

乱気流/タービュランス(1997年製作の映画)

3.8

評価が低いので期待せずに観賞。思ったより楽しめる。サイコ気味の猟奇殺人者犯との飛行機内で戦いに航空パニックを追加したサスペンスアクション。迷っている人は見たほうがいい。

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.2

昔から映画は90分位が適切と言われているが、正にお手本のよう。本題から始まり、無駄なセットアップを省きエンディングも潔い。その代わり重要なシーンは繰り返される点が効果的。さすがイーストウッド。

怒り(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

メインプロットはベルイマンの処女の泉と同じ。ただベルイマンが怒りの発散を神の沈黙に求めたのに対し、李監督は個々の自立に求める客観的というか現実的な解答な分、リアルでやるせない。エンディングにタイトル持>>続きを読む

K-19(2002年製作の映画)

3.9

ソ連の原子力潜水艦K 19内で起きた冷却装置故障事故。放射能汚染の危険を承知で修繕にあたる若い搭乗員。惨たらしく被曝した搭乗員を見て逃げ出すもの。それでも自ら率先して任務にあたるもの。壮絶、凄惨な現場>>続きを読む

エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事(1993年製作の映画)

3.5

起伏が少ないストーリーなのに飽きない。華やかな社交界と美しい景色が続くカットを眺めているだけで癒される。古き善き時代の貞操観念、家柄に縛られる生き方への疑問と現実の間に揺れ動く葛藤は洋の東西を問わない>>続きを読む

ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)

3.1

戦争で負傷し、寝たきりとなった青年の脳内と現実がシンクロする展開。オカルト的なタッチや演出が目立つのでサイコ系の映画に見られがちだが、れっきとした反戦映画。

赤い河(1948年製作の映画)

3.5

冒頭の展開についていけず、真剣に見ずにいたら中盤から俄然面白くなって初めから見直す始末。師匠と弟子と言っても言いし、疑似的な父と子と言っても言い二人の葛藤を描いた本当は人情映画。この時代の映画はエンデ>>続きを読む

ピノキオ(1940年製作の映画)

3.3

幼少期に見たら相当にインパクトあるのだろうな。完全に道徳映画。こういうテイストの映画とはおじさんになるまで知らなかった。おじさんでも充分考えさせられる。

釣りバカ日誌6(1993年製作の映画)

3.5

遠野の幻が郷愁を誘う回。日本の原風景のようで画面を通しても美しい。

リーサル・ウェポン3(1992年製作の映画)

2.7

定年退職を前にした相棒との既にコメディと化したドタバタ。

グリマーマン(1996年製作の映画)

3.1

セガールの刑事物の1つ。相棒がいるが、引き立て役にすらなっていない。セガールにしてはやや物足りない。

巨人と玩具(1958年製作の映画)

3.6

お菓子メーカーの宣伝マンを主人公とした社会派ドラマ。テーマ自体に目新しさはなく、ステレオタイプ的であるが、製作された年代を考えると進歩的だったのだろうか。

アルバレス・ケリー(1966年製作の映画)

2.9

やや異色の西部劇。南北戦争の中、牛追いを生業とするメキシカンが両軍を股にかけ活躍する。

釣りバカ日誌5(1992年製作の映画)

3.0

浜ちゃんのお母さん上京、鯉太郎行方不明事件の責任を取って丹後半島へスッポン養殖に単身赴任の回。全体に浜ちゃんの我が儘で無責任なキャラクターの悪い面が強く出過ぎてシリーズの中でもやや無理がある設定か。

G.I.ジェーン(1997年製作の映画)

2.8

男女平等の待遇を求める主人公に対し、政治的な道具に利用する政治家との駆け引きが全体を通したストーリーなのだが、これが中途半端すぎてサブストーリーになってしまっている。主人公もここまで男女平等にこだわる>>続きを読む

続社長学ABC(1970年製作の映画)

3.3

いよいよ本当のラスト。今見ると台詞の多くは、死語になったが、現代のサラリーマンの口語としては、正しくも美しい表現が散りばめられている。貴重な文化遺産ですらある。

社長学ABC(1970年製作の映画)

3.4

シリーズ最終盤。前作の俳優陣と流れを受け継いで親会社の大社長がいる設定。そこに森繁は会長となり、なぜか大社長と社長の間に挟まれた中間管理職みたいな役回りが面白い。

釣りバカ日誌4(1991年製作の映画)

3.3

スーさんの少しできの悪い甥っ子の駆け落ちを軸としたストーリー。第四作ともなるとサブキャラをストーリーの中心に持ってくるということか。それでも浜ちゃんのキャラクターが乗ってきた時期でもあり、面白い。

あぶない刑事(1987年製作の映画)

2.5

ドラマ版の雰囲気がよく出ている映画第一弾。シナリオ自体どうということもないのでタカとユージを見る映画。

続・さすらいの一匹狼(1965年製作の映画)

3.4

濡れ衣を着せられた主人公が真犯人を追う復讐もの。登場人物は、金持ちのボンボン悪党や後に仲間になる保安官等どれもキャラクターが立っている。マカロニ系のガンファイトはやや不足もこのわかりやすさは、典型的な>>続きを読む

リオの男(1964年製作の映画)

3.5

コメディタッチの軽快なノリを楽しむ玄人向けアクション映画。シナリオの細かい点の追求には意味はなくひたすらおおらかな気持ちで楽しむ事に徹するべき。

ゴーストバスターズ2(1989年製作の映画)

3.0

この映画に求めるものは大体網羅されているので多くを期待せず気楽に見るのがいい。

日本侠客伝 花と龍(1969年製作の映画)

3.8

日本侠客伝版の花と龍。オリジナルは見ていないが、いい!健さんも男前ではまっている。富士純子も美しい。

サラの鍵(2010年製作の映画)

4.0

ヴェルディブ事件をテーマにまるで推理小説のようなタッチで一人の女性の真実を突き止める展開。そこに待つ驚きの結末に見るものは救われない。真相を知ったジャーナリスト一家のエンディングに現代的な答を見いだす>>続きを読む

レッド・オクトーバーを追え!(1990年製作の映画)

3.9

原作がしっかりしていることは、言うに及ばず映画化した良さもでている。潜水艦、軍艦等の視覚的な衝撃、俳優陣による緊張感。ショーンコネリーもいい。映画らしい映画。

野火(1959年製作の映画)

2.6

今見ると、踏み込みがもう1つ足りない印象を受ける。こういうタイプの反戦映画はどうも潔さを感じず好きになれない。

ふしぎな岬の物語(2014年製作の映画)

2.2

岬を舞台にした日常の出来事を淡々と綴る映画。吉永小百合のための映画であるが、結局この人は何だったのかさっぱりわからなかった。話のひとつ1つも薄っぺらで正直、これだけ豪華俳優陣なのにハテナ映画。

オデッセイ(2015年製作の映画)

4.0

試写会で視聴。不慮の事故で火星に一人取り残されるというあり得ないシチュエーションからの脱出。さすがリドリースコット。安定した盛り上げと映像美。宇宙を舞台にした作品の中でも群を抜くリアリティさ。下手なお>>続きを読む

黒い十人の女(1961年製作の映画)

2.4

コンセプトは面白いのだが、もうひとつ作品としての面白味が足りない。そもそも船越が何故そこまでもてるタイプなのかは置いておいても、この生活における船越の積極的な感情に訴えるものがない。なんか受け身的に感>>続きを読む

U・ボート(1981年製作の映画)

4.1

音、色などの視覚に止まらず鉄の冷たい肌触り汗の匂いまで伝わって五感に訴えてくる。乗組員個人の掘り下げかたも散漫にならずメリハリが効いていている。後の映画やドラマに演出面でも多大な影響を与えた傑作。公開>>続きを読む

続社長えんま帖(1969年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

正編に比べておとなしい展開。エンディングでは、森繁が大社長に昇格し、小林が社長になり、いよいよシリーズ終盤の趣。

社長えんま帖(1969年製作の映画)

3.0

シリーズ第30作。秘書役は関口宏。今回は化粧品会社が舞台。いつものお約束のストーリーで安心して観られる。

オーバー・ザ・トップ(1987年製作の映画)

3.2

今見るとシンプルな父と子の親子愛をテーマにした映画であったことにおどろき。公開当時、マスコミはロッキー人気にあやかってアームレスリングを前面に押し出した筋肉映画として盛り上げていたと思う。ストーリーの>>続きを読む