macoさんの映画レビュー・感想・評価

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異人たち(2023年製作の映画)

4.5

クィアを取り巻く世代間の意識の変化や、それでも孤独を抱えざるを得ないことが丁寧に描かれており、クィアに対して誠実な映画だった。ただ、性的な部分も含めてかなりがっつり主人公らのゲイとしての側面を描いてい>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

論争的な話題作なので、観ておかなければならないと思って観た。
始終、音楽で爆発を思わせる重低音の振動が続いていたのが印象的だった。映画館で観ると迫力があった。
被害を描いていないという批判が多いようだ
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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

3.5

バズ・ラーマン監督、ディカプリオ主演で、現代(?)の架空都市を舞台にしたロミジュリ。
舞台は現代(90年代?)に近いと思われるが、話し言葉はシェイクスピア時代の英語に近い詩的な言葉で、英語字幕をつけて
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

人種差別や格差を描いた点で、ズートピアと似ているが、出てくるキャラが全ていい人なのでこちらの方が優しい。ただ、所々ヒリつく描写はあって良かった。火の人たちがあまり英語が得意ではなく、エンバーがウェイド>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

思ったよりファンタジー(SF?)だった。
赤子の脳と成人女性の体で生まれ変わった女性が、自分自身、特に自分のセクシュアリティの解放を、自分の手で成し遂げていく物語。
彼女の、性的快感を得ることは大好き
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カラーパープル(2023年製作の映画)

5.0

力強いブラック・フェミニズム映画だった。エンドロールで、アリス・ウォーカーの小説が原作と知った。彼女の名前だけフェミニズムの文脈で知っていて、小説を知らなかった……。もっと勉強が必要だと反省。
黒人コ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

映画でしか表現できない作品だった。同じような日常を丁寧に繰り返し、それを愛することの心地よさ。そこから得られる、同じような日常が決して同じではないという気づき。何か大きなことを成し遂げなくても、それを>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.5

原作漫画が好きだったのと、脚本が野木亜紀子さんで信頼がおけたので観た。
漫画実写化としても映画としても成功していたと思う。「噛み合わなさ」が生む笑いは原作通りで、くすくす笑ってしまった。原作の笑いは「
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斉木楠雄のѰ難(2017年製作の映画)

2.1

原作のスピード感、テンポ感を全く生かせていない。
改めて、アニメの声優さんめちゃくちゃ早口で喋ってたんだなと気づいた。さすが。

“隠れビッチ”やってました。(2019年製作の映画)

3.5

ひととどう向き合っていくか、がテーマだと思う。
主人公は境界性パーソナリティ障害かな?

AWAKE(2019年製作の映画)

4.2

華々しいドラマにすることもできたはずだけれど、あえて地味にしたような印象。個人の物語として書くことで、プラスもマイナスも全部ひっくるめた感情を描いていた。
吉沢亮の、徹底した影の演技がよかった。猫背と
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.1

俳優さんたちの全力の演技が胸を打った。
エディ・レッドメイン、スキャマンダー先生役で好きになったけど、こんな役もできるんだ。脱帽。
彼のキュートな笑顔が、そのままリリーの可愛らしさに繋がっていた。
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影裏(2020年製作の映画)

3.6

淡彩画のような詩のような作品。行間を読ませるものだが嫌いじゃない。むしろ、こういう表現ができるのは映画の特徴だと思う。最近の映画はなんでもかんでも説明しすぎ。
とにかく質感にこだわった作品。どのシーン
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真夏の方程式(2013年製作の映画)

4.1

おすすめに出てきたのを見たら湯川先生出てきて、ガリレオシリーズだと知った。
下手なサスペンスドラマ見てきたので、ちゃんとした映画を久しぶりに見た、という感覚。
動機に納得できた。

銀魂 THE FINAL(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

アニメでのみ追っていたので原作未読。一応セミファイナルまで視聴済み。
銀魂らしくかっこよく面白くなってくるのは定春復活あたりからかな。その前、あらすじのドラゴンボールネタはだらだらしすぎ。銀魂らしいの
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銀魂2 掟は破るためにこそある(2018年製作の映画)

2.1

ちょっと前に見たけど、アニメと漫画ある程度見てから振り返る。

ギャグシーンは、うまくいってるのはさっちゃん、将軍、松平、新八、神楽。神楽ちゃんと新八は前作よりキレキレでよかった。だが岡田将生の桂、あ
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さんかく窓の外側は夜(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

原作とは違ったけど、期待通りでよかった。原作は謎解きメインのエンタメだけど、映画の方は原作よりも心に焦点を当てたものになっていた。それでも、漫画のいいとこ取りして映画の尺に合うよう適当にまとめたのでは>>続きを読む

サイコ(1960年製作の映画)

4.0

いやー、怖かった。
派手な演出とか突然の大きい音とかでびっくりさせるのではなく、ストーリーで不安感を掻き立てていくの、サスペンスの原点だと思う。
結末はある程度予想できてしまったのだが、当時としては新
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

4.1

多分わけわかんないんだろうなと思われる寧子の行動、ちょっとわかってしまった。あそこまで激しい行動には移さないけど、頭の中ではあのくらいになっちゃってること、結構ある。自分がやばいんだなあと気づいてしま>>続きを読む

まほろ駅前多田便利軒(2011年製作の映画)

3.5

原作の大ファン。行天をここまで行天として演じられるひと、いないと思う。サラリーマンが着るようなコートに健康サンダルでチワワ抱いてる男、っていう最初の登場からもう行天そのもの。これで松田龍平のファンにな>>続きを読む

探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点(2013年製作の映画)

3.5

謎解きはあんまり知的な面白さはないんだけど、この哀愁漂う感じが好き。前作より人間ドラマ感が増してた。
マサコちゃんとか、いわゆる「オカマ」って呼ばれる人たちの描写の仕方も、主役の二人の彼らに対するフラ
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探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

3.0

前の2作と同じような印象、特に新しさはない。志尊君が出るから期待して見てたのに、雰囲気ある立ったキャラの割りにたいして重要人物ではなく、高田(松田龍平)にズボン下ろされて負けるっていう…
北川景子さん
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探偵はBARにいる(2011年製作の映画)

3.5

舞台が薄野ってところがいいなあ。いい味出してる。
松田龍平目当てで観たが、流石の演技力。「まほろ」の行天もそうだけど、変人を漫画っぽくならず自然体で演じられるひと、なかなかいないと思う。アクションシー
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銀魂(2017年製作の映画)

3.5

原作はたまーに読んだり観てたりしたくらいの軽ーいファン。原作愛と遊び心に満ちた作品だと思った。映画として観たら良作とは言わないけれど、実写としてはかなり成功なんじゃないか。
俳優の演技も良かった。「豪
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アントキノイノチ(2011年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

岡田君目当てで見た。
リアルな遺品整理の描写と、岡田君の好演は評価できる。吃音症とか、突発的な感情の高まりとか、難しい場面をよく演じ切ってくれた。後半吃音症が治っているのと、どれだけ陰鬱な役柄できらき
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