真昼の幽霊さんの映画レビュー・感想・評価 - 30ページ目

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

-

よくできた映画だというのはわかる。みんな絶賛するのもわかる。
でもマーティン・マクドナーの前作『セブン・サイコパス』のほうが好きなんだよな。天邪鬼なだけかもしれないけど。

役者はみんな最高なのだが、
>>続きを読む

オー・ルーシー!(2017年製作の映画)

-

まあこんな雰囲気の映画なんだろうなっていう予想をのっけからぶっ飛ばすオープニング。この時点で「こりゃただの、中年女性の共感を呼ぶような映画じゃないな」と気が引き締まる。

とはいえ笑える部分も多く、特
>>続きを読む

アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

-

原作とは全然違う。

ま、それはいいんだけど、「エクス・マキナ」のアレックス・ガーランドの新作ということでまったり期待して観たらこれが想像以上の出来で大興奮!
細かいことはわからないんだけど、基本ぼー
>>続きを読む

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

-

途中で観光映画になる、というすごく変な映画。

でもここ数年のイーストウッドの映画とか観てると「ああ、まあこういうこともするかもなあ」と思ってしまう。

しかし特にイーストウッド映画観てなくても普通に
>>続きを読む

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

-

こういう観方はよくないのかもしれないけど、「それでも夜は明ける」で悲惨な目に遭ってたルピタ・ニョンゴがいきいきと戦ってるのが嬉しく…なんかそういうメタ視点で感動してしまった。

マイケル・B・ジョーダ
>>続きを読む

ボス・ベイビー(2017年製作の映画)

-

予想してたより面白いよ!という声を受け観にいったら、予想より面白くなかったという。

子供がいるいない、かどうかどうかによっても変わってくるのかもしれない。とにかく退屈でした。同時上映の「ビルビー」の
>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

-

曲はいいしパフォーマンスもすごいけど、主人公の行動がなんかな…ミュージカルではそこ、気にしちゃダメなんですかね。

映画そんなに観ない人も「グレイテスト・ショーマン」は観たって人多くて、こっちももちろ
>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

-

たぶん2018年ベスト映画はこれ。それぐらいすさまじい作品だった。
といっても別段大事件が起きるわけではない。イケメン2人が恋をするんだけど、別にこれ男同士でも女同士でも男女でもいいのよね。僕は異性愛
>>続きを読む

アナと雪の女王/家族の思い出(2017年製作の映画)

-

前作そこそこ楽しめたけど、今回は退屈だったなー。
はよ終われ、と思ってしまった。結局、姉の葛藤みたいなのが消えたから(今回も一応出てくるけど)、観てて不安にならないのね。オラフはどうでもいいし。オラフ
>>続きを読む

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

わかっていてもばあちゃんの前でギターを弾くところは涙腺がゆるんだ。

ただ、ピクサーのってほぼそうだけど、よくできているけどものすごくのめり込むほどは好きにならない。あーよかったね、と終わって、心の中
>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

-

この映画の中で誰よりも感情移入してしまうのはマイケル・シャノン演じるストリックランド。

イライザと半魚人の恋はなんだか眩しくて、自分はストリックランドの弱さ、卑怯さ、凡人ぶりに惹きつけられてしまう。
>>続きを読む

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

-

地下鉄?で市民と語り合うシーン、なんだかすごく寒く感じたのは俺だけだろうか。ていうかダメな日本映画みたいな演出じゃない?

この映画にはすごく違和感があって、なんか単に好戦的な人にしか見えないのよねチ
>>続きを読む

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

-

正直前半はちと眠くなったのだが、最後にはなんだかすごいものを見せられてしまったという気持ちになる映画。

これ観て、今の日本のマスコミ(あえてマスゴミとは書かない、少ないけれど良識を持った人たちはちゃ
>>続きを読む

わたしたちの家(2017年製作の映画)

-

いかにもシネフィルが好きそうな映画(もちろん悪口ではない)。
小難しいことはわからないが、二つの世界が繋がりそうになるところのカメラワークはスリリングだった。あとこの映画は音響もかなり凝っていて、そこ
>>続きを読む

嘘八百(2017年製作の映画)

-

武正晴監督の前作『百円の恋』も、実は安藤サクラのすごさだけで持っていたような気がしていたのだが、今回この映画を観てみて、あながち間違いではなかったのかもしれないと思いつつある。

何がどうよくなかった
>>続きを読む

ジャコメッティ 最後の肖像(2017年製作の映画)

-

TOHOシャンテで観たが、映画も客層もシャンテ感抜群だった(Bunkamuraとかでもかかってそうな雰囲気だけど)。
映画そのものは、ジェフリー・ラッシュの怪演をただひたすら愛でるべき内容で、それ以外
>>続きを読む