もっと抽象的で叙情的なあんまり意味のわからん系の映画かと思ってたけど、完全に愛の暮らしの話だった。
確かにやりまくってるんだけど、抽象的な仄暗いエロさではなく健やかな愛があって、なんだか許されたような>>続きを読む
かなしい映画だった。
自分は根本的には女の子じゃないという感覚がきっとずっと霞のようにまとわりついて離れないんだろうなと思う。
君は美しい、とか、物事の良い面を見よう、とか、結局はどんな言葉も本人>>続きを読む
旅のおわり世界のはじまり、壮大なスケールに圧倒されるウズベキスタンの風景、熱気あふれるバザールの人いきれ、最高のキャストも素晴らしい、かわいいあっちゃん、そしてそれらを根底からぶっ潰す黒沢清のセンスの>>続きを読む
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函館の若者の生活は荒廃してるのか、佐藤泰志のカラーなのか分からないけれど、でもきっと佐藤泰志の函館なんだろうと思う。
三人のうちの誰かがブチ切れて終わりを迎えそうな気配を感じさせながら、それでもダラ>>続きを読む
田舎くそくらえ!ファッキンママン!自由になるぜ!的シンプルストーリーだけじゃなく、子供を持つ親の物語でもあると思った。
いずれ巣立ってしまう子供を持つ親として、巣立ちにどう対峙すれば良いのか考えさせら>>続きを読む
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びっくりするほど美しい映像で、それを見ているだけでも価値がある。
お父さんの言葉は、ぼく自身が息子と対峙する指標になると思った。
何より、(それ自体は非難されるべきという文脈だったとしても)オカマ>>続きを読む
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最後にあのムーニーがジャンシーに助けを求めて、あのジャンシーがムーニーを助けるように連れ出すのが良かった。
母娘の状況はきっとこれからも大きくは変わらないんだろうし、スクーティの母親もいっぱしの親気>>続きを読む
無音のエンドロールの最中はずっと鳥肌が立ってた。
良い意味でこんなにむかむかする鳥肌はない。
スマホもチャットもユーチューバーもハネケ色だったけど、それよりもうるさい犬と絡まないコードとカラオケの身>>続きを読む
最後のシーンの映像がこれ以上ないくらいに美しくて強い。
マリーナの美しさと強さを物語っている。
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完全にハルナと山田くんと観音崎くんとこずえだった。
あと、ブスねーちゃんも。
田島カンナが死んだ時の山田くんの表情がすごく良かった。
ウィリアムギブソンの詩を朗読するのはちょっと違うと思った。
イン>>続きを読む
主要人物もチョイ役の人もみんながみんな狂ってて、でも全員に共感できる映画だった。
セックスアンドバイオレンスなところはあるけれど、インパクトだけじゃないカメラワークと映像の美しさにも引き込まれた。
あ>>続きを読む
好きなレコードは何回も聞きたいのと同じ気持ちになる。
ミュージカル調は苦手と思ってたけど、そのミュージカルのところが最高すぎて何回も見たい。
ムーンライトもマンチェスターバイザシーも、どちらも抱きしめたくなるようなどんくさいおっさん達の物語なのが良かった。
子供の頃に秘密基地作ったあの感じと、女の子にムズムズするけどその反面びっくりするくらいピュアな思いを抱いてるあの感じが14歳の男の子最高で、しつこかった今年の夏が一気に良い思い出に昇華された。
あと>>続きを読む
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カトリーヌドヌーブがさすがの存在感だし主人公の男の子がほんとにリバーフェニックスかと思った。
暴力沙汰→更生施設の無限ループでなかなかしんどくなってくるんどけど、あのどうしようもない母親の、妊婦に暴行>>続きを読む
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何というか、主人公の人生と子供達の未来との関連をいまいち感じない。主人公がうまくいかないのは単純に自己の内面のせいだし、子供達の生活環境とリンクしなかった。あと、ブラジルのラップが好みじゃない。
アルモドバルの名前を初めて知った映画。学生の頃だったけど、母親の存在をあらためて考えた。
麻生久美子の最後のセリフはぜひ文字に起こしてことあるごとに読み返したい。叫び返したい。