まるさんさんの映画レビュー・感想・評価

まるさん

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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

4.0

あのちゃん、幾田りらちゃん、素敵な作品ありがとう。

終始カオティックで、理解があまり追いつかないまま映画も終わっちゃったけど、地球滅亡を前にした狂乱を体験したとも言えるのかなって。

基本あまり物語
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映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

4.7

Vaundy聴いてたら、どうしてもこの映画を観たくなり、かけこみ鑑賞。

久しぶりのドラえもん。歳もとって、色んな文化に触れたから、観る視点は変わってしまったかもしれないけど、やっぱりそこには夢と笑顔
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.5

初鑑賞。ホラー苦手であまり見てこなかったけど、すごく面白かった!

作中通してずっと不穏な雰囲気。
いつか来るいつか来るって、ずっと焦らされて、クライマックスに向けてはドキドキのあまり興奮に似た感覚で
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.4

ベートーヴェンを始めとした、オーケストラのBGMが得も言われぬ優雅さをこの映画に与えている。非常にお耳が幸せだった。

主人公含めほとんどの登場キャラが、自己保身のダブスタ野郎だらけ。作中描かれている
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バジーノイズ(2023年製作の映画)

4.0

音楽すごい良かった、また色んなトラック聞いてみたい

物語としてはガッツリ心掴まれるものではなかった、しかし桜田ひよりが最高に演技上手いし、カワイイ。

世界の片隅でひっそり「ことおこし」を試みている
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.3

終わった後もあとを引くような余韻の残り方。

構図としては、生活を大事にする田舎vs資本主義な都会かと思いきや、意外とお互いを理解し合おうとしてる

そういった意味で、双方から見ても真反対の主張をする
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

4.2

圧倒的に清原果耶が好きすぎる

なんだこれ、私の初恋か?って勘違いしたくなるくらい、青春時代の描写が素敵
今でもたまに一番輝いていた初恋を思い出しては、悶えてる皆さんにオススメしたい

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.3

映画をよく観るようになって、改めて鑑賞。
数多の考察動画を見てたってのもあるけど、すごく深い芸術的な映画だと感じた。

結局愛は地球を救うって感じだけど、ハクの犠牲的な愛や千尋の両親の冷酷な愛も描いて
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無名(2023年製作の映画)

3.7

素人目、とてもクリストファー・ノーラン意識してるなぁって感じる時系列いじりとBGM、なんなら「ダークナイト??」って思った音楽もあった笑

とても練られたプロットなのは分かるが、ストーリーとしての裏切
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

4.1

観終わった後、「マジで!?凄い凄い!」って盛り上がったポイントが既出のネタやって恥ずかしかった笑笑

安定におもしろかった、函館遠くないうちに行きたいなぁ

戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

4.0

ストーリーはちょっと難しい。分かりやすく物語としての起伏はない。

しかし、演技、坂本龍一の音楽、歴史の結末を知る観客だけが分かるいつか終わる退廃的な世界、これらがこの作品を美しいものへと昇華させてい
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

4.2

時系列の乱れは昔からのノーランスタイル。
ストーリーは理解しやすいけど、結局最後に大きな裏切りが待ってる。

あぁ、そこで終わらないでっていう感じが、この映画の余韻を引き立たせた。凄く良かった。

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

なんか余韻というか、絶妙な運命のすれ違いが少し悲しかった。
お互いがあと少し頑張っていれば、ハッピーエンドだったんだろうね

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

難しすぎるんじゃぁぁぁ!!!

映像・音楽は凄い。設定、撮影、描写力も凄い。
一回ではあんまわからんから、エンドロールの余韻にもあまり浸れず、映画体験としてちょっとマイナス。

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.8

仕方ない。これは仕方ない。
ジョーカーが魅力的すぎるから。

ブルース・ウェインの最期が切ない。映像・音楽だけでも十分楽しい作品。

インセプション(2010年製作の映画)

4.1

まだまだ浅いノーランファンだけど、インセプションが一番分かりやすいと思う。(もちろん作り込まれている)

でも頭をフル回転させないとわからない。置いていかれそうになるストーリーにしがみつく。そんな映画
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

4.2

堰を切ったように気持ちが溢れ出すラストシーンが印象的。全体的に静かな印象を持ったが、ラストシーンへの伏線だったのかすら思う。

作画がとてもキレイだから、成長も葛藤も、恋も悲しみも素敵なものに見えてし
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

彼は平和を作ったのか、壊したのか。
人のエゴによって、今ある平和も簡単に崩れてしまう。
ノーランからそんなメッセージを受け取った。
私たちは平和をどう作るのか。

人間の心の暗部を描き、実験シーンは流
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.2

原作未読だけど、理解しやすいしとてもおもしろかった。
確かにこの世界、クソヤバそう。

もう少し短くまとめてほしかったのが本音だけど、きっと後編に色々回収されるのかなって思うから、5月が楽しみ。

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14歳の栞(2021年製作の映画)

4.3

きっとこの映画を観る人は、14歳より年上。懐かしむのか、悔やむのか、それとも幸せな記憶なのか。

中学生はおもってるより色々な事を考えている。悩める時も、悲しい時もそれを顔に出さず、皆振る舞っている。
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.2

こんなビッグサランな話だと思ってなかった…!
出会いと別れ、時には裏切りまで、色んなものを乗り越えた絆を観た。

僕にはこんなに胸を張れる友達がいない、今からでも間に合うだろうか…

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.2

原作をよく知らないまま見たけど、気づいたら拳を握っていた。
熱くておもしろい、他作品だがslamdunkみたいな感じ。

泣いてる人もいた、きっともの凄く思入れがあったんだろう

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

穢れないむき出しの"欲"がまぁ恐ろしいこと。
随所の笑いどこも、ちょっと狂気を感じたりした

全体に画作りに凄くこだわってあり、色彩鮮やかに目を楽しませてもらえたなと思った

瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.4

映画館で何も誘惑が許されない中、映画と向き合ってその物語を、余白をじっくり自分の中に沁み込ませてほしい。

受動的に映画を観ることに慣れた昨今、こんなにも考える機会を与えてくれる映画は久しぶり。
監督
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

久しぶりに劇場から笑い声が聞こえる作品を観たなぁ
あれはあれで幸せな空間だった

ストーリー展開としてはベタだけど、ベタだから良いことが確約されているというか、おもんなかったなぁってことはあんまないと
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燈火(ネオン)は消えず/消えゆく燈火(2022年製作の映画)

3.5

んー、香港カルチャーというよりかは、香港を舞台にした人間ドラマだったなぁ
ちょっとイメージしてたものとは違ったかも

人間ドラマとしてみても、あまり奥さんに感情移入することができず、いくつかのポイント
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.7

原作「刑務所のリタ・ヘイワース」を読了した後、再度鑑賞。

素晴らしい映像化というか、改変が行われており、より本作の持つ「希望の素晴らしさ」がより際立ったメッセージとなり、観る人の胸をうつ。

見れば
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日の名残り(1993年製作の映画)

3.8

切ないとかじゃなくて、もっとリアルな大人のすれ違いの恋が描かれていたというか

物語全体を通して、あぁ悲痛。

プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

4.5

見てて凄くワクワクする映画だった

いいよね、あの気付いた時にはお互いどうしょうもなく惹かれている感じ

オチ凄く良いなって思ってて、気持ちの良い伏線回収というか、格好つけというか

いや、ほんとにオ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.7

見る前と見たあとでは、帰りの街の風景が違って見えた

どんだけ東京を歩き回ったら、こんな興味を惹きつける景色に出会えるんだろうなぁ
全編写実的で、日本人より東京のことがよく見えてるんじゃないかと思うほ
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レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.3

画角の作り方がマジで凄いと思った、緊迫感もコミカルな感じもメリハリが凄い効いている感じ
映画って、本当に映像、音楽、脚本などなど総合芸術なのねと改めて感じた 

スッキリした物語ではないと思うけれど、
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.2

物凄く知的なオチに感銘

つかず離れず、派手さはなければ、カッコよさもない。だからすごく心に沁みた。

人生良いことばかりじゃないし、年明けから凄いニュースばかり飛び込んでくるけど、愛を信じる幸せを噛
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羅生門(1950年製作の映画)

4.0

人間って、基本嘘つきで自分をよく見せようとする生き物なんだよね。
その醜さをジワリジワリと分からされている感じ。

でも、無垢な命の前には一度心を改めて生きていこうと思うのも、格好つけな人間の性。
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.6

物語も散逸的でちょっと冗長的だったかなと…

アニメ尺の方がよりこの作品の魅力が引き立つなと感じました
ただ、お笑いポイントもふんだん、作画も凄く迫力あるので、気軽に楽しめましたー!

キャロル(2015年製作の映画)

4.2

この作品全体で使われてる余白がたまらなく美しい。
音楽も作品の世界観を引き立たせて、中々な映画体験をさせてもらったという印象

同性愛だからというわけではなく、愛って切ないね…

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.2

ひたすらに人間って醜いね…と感情を抱き続けた2時間

重ための雰囲気だけど、その分重厚感として得られる
アニメーションも綺麗で迫力ある