masaさんの映画レビュー・感想・評価

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ランディ・ローズ(2022年製作の映画)

3.0

いくらなんでもオジー時代のエピソードが少なすぎるのでは。まぁエディのリックを弾くランディ・ローズには痺れたけれど。

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

夜明けのすべて

夜明けとはなんなのか、と思いながらエンドロールの風景を柔らかな気持ちで観ていた。

NHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」ファンからすると原作未読でしかもトレイラーもあえて観ずに、それ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.8

完璧な退屈。完璧な1日。

外国人監督が日本人の生活を撮るとこうなるというありそうな作品ではなく、「行間を読め」というとても日本人らしい作品。

主人公の平山にはなにやら語りたくない過去があるだろうと
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霧の淵(2023年製作の映画)

3.6

自分・義子・孫。
義父・自分・娘。
祖父・母・自分。
気がついたら僕は義父と娘のいる「自分」目線で観ていた。

正欲(2023年製作の映画)

3.9

多様性という表現が散見される現代では、その理解度すら多様化していて、もはや模範解答的なものなど求められてはいない。誰もがマイノリティであり、同時に偏見という視界の狭さを併せ持っている。

原作でのあの
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キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

3.7

登場人物のどの立場にも共感できる作品。
精神疾患・妄想癖をもつ男と、治安を守る警官とのせめぎ合い。文字通り映画の話だろうなと思ってしまう(これは実話を元にした作品)のはここ日本で平和に過ごしている人間
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対峙(2021年製作の映画)

4.0

傍観者にできることは、その対象とする人物に同情し自分の正義を振りかざすことはせずただ話を聞くこと。裁きは法がするものであるからだ。
しかし本当の意味での赦しは被害者しかできないことであり、またしてはい
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茶飲友達(2022年製作の映画)

4.0

この作品は、本作を観た僕のための映画であり、また観ないあなたのための映画である。

ミスタームーンライト~1966 ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢~(2023年製作の映画)

5.0

夢はまだつづく。

ビートルズ来日に奔走した業界の生き字引の方たちが嬉々として当時を語る様はまるで17歳のよう。

そう、夢はまだまだ終わらない。

ロックンロール・ハイスクール(1979年製作の映画)

5.0

語彙が惑星イチ豊富な人でもこの言葉しか出てこないだろうな。「最高!」とね。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.2

ペンを走らす音や縄跳びの音、そして弟のギターの音…ケイコにこの作品から聞こえてきた音のすべてを聞いてほしい。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.8

これは夢。誰もが一度は観たことがあるはずの悪夢。
目にやさしい花畑を歩いていると思ったら次には火で焼かれ、何者かに追いかけられそして最後にはおいしい食事にありついた。
理不尽/不条理。夢ならはやく醒め
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百花(2022年製作の映画)

4.0

妹とふたりで遊びに行って帰るのが遅くなってね。こっそりと部屋に上がったんだけどそれが寮長にばれちゃってひどく怒られちゃった…と、もう半世紀以上も前のことをつい昨日の出来事のように楽しそうに話す彼女は、>>続きを読む

健太郎さん(2019年製作の映画)

2.9

事故を伝えるニュース速報で亡くなった子どもは5歳との報道のあと、すぐ8歳と訂正が入るのは、唯一健太郎さんに刺激を与えない妹が8歳(くらい?)の年齢となにか関係ある?

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

タイトルを知らずに観すすめていって最後の最後で知りたかったような秀逸なタイトル。
誰もが口にしたことがある、しかし誰にも聞かれたくない言葉だね。

ふたりのいまを知り一周してきて、またいまに戻ってくる
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さがす(2022年製作の映画)

3.8

求める求められる、さがすさがされる。
智にキスを求める奥さんの姿が美しい。彼女もまた「さがしてほしい側」の人だったんだな。

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

鈴木亮平のキ印っぷりに観ていて思わず後退りしてしまう。
「花子とアン」でのあの大きな笑顔でいつもあたたかい村岡英治はここでは皆無だ。
(コッソリ柚月裕子と播戸竜二が出てたね)

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.8

彼の国の人たち、一旦荷物を置いてこの作品を観よう。