このレビューはネタバレを含みます
まず一言、傑作。
前編で提示された数々の骨太なテーマーー陰謀論、独善的な正義の執行等々めまいがするほど多岐にわたるーーと日常の対比がうまく「溶け合っていない」作品だと思った。
本作クライマックス。「>>続きを読む
『夜が存在しなければ、地球の外の世界に気づくこともできなかっただろう。
夜がやってくるから、私たちは、闇の向こうの途轍もなき広がりを想像することができる。』
『人間らしくなるってのは生きて行けなくなることなの?』
『あたしは脱落者です。しかし、あたしは脱落者の幸福を、たとえ地獄に落ちても離すまいと思いました。』
特攻しなかったこと=トラウマ=ゴジラ。
トラウマを超克する物語。
(他方でトラウマは根治しない。海底に蓄えられ、身近な人に投影され、残り続ける。敗戦は無くならない)
ドラ泣き。
序盤はシュールかと思った。間の使い方がストパラっぽく感じた(ジョンルーリーも出てるしね)。音楽もすばらしい。
終盤は全く違う印象。音楽は同じなのに。ギター1本なのに。
関係あるけど絶賛>>続きを読む
ブルース・リーの説得力。
こんなに楽しめると思っていなかったけれど、初っ端から惹き付けられてびっくり。
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beautiful femme fatale
モリコーネの美しい音楽と美しい絵画。
「どんでん返し」とか脚本で観ると予想どうり(というか前評判を知らなくてもハッピーエンドなら瑕疵のある脚本だと分かる)>>続きを読む