モカフィルさんの映画レビュー・感想・評価

モカフィル

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わたしたちの国立西洋美術館~奇跡のコレクションの舞台裏~(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

コルビュジェ設計の西美は世界遺産登録を契機に、当時の姿に近づけるための前庭整備や空調一新を目指し一年半休館、その舞台裏をカメラが追った。
松方コレクションの松方とは現川崎重工業の初代社長松方幸次郎。第
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

人間と人間ではないものの違いとは。
レプリカントはそもそも人間にとって変わる労働を担うために開発された人造人間。そのレプリカントは人の心を持ち、ネクサス6最新型以降は生殖機能も持つ。
現代においてまさ
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

タイレルの姪の記憶が移植されたレイチェルは、姪が習っていたピアノ演奏を自分の幼少期の記憶として実際に演奏することができたことが衝撃。
大脳の領域の1/3が指と手を動かす指令のために使われるというが、記
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.9

宮崎監督の体験や記憶、これに付随する感情や提言など脳内情報をまずは傍観したという印象。
過去作品の伏線や巷でささやかれる書籍等の影響などを暗示しながらも、視聴者はこれを回収し腑に落ちるには、かなり労を
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怪物(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

冒頭火事のシーン、その後もライターやタバコなど火という描写を不穏な因果性として暗示。水は諏訪湖、嵐やシャワーや金魚鉢など様々なシーンに登場するが、火と背反的に何かを浄化するという見せ方。
これに坂本龍
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ココ・アヴァン・シャネル(2009年製作の映画)

3.4

生い立ちを自覚しながらもいかにそこから脱却するか、それがのちに恋愛劇と比重していく。
シャネル自身のファッションへの先見、モードでの成功の契機を存分にみたかったのが個人的意見。

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

マット・デイモンの役作り、全キャストの衣装や空間の調度品など、時代を感じる映像が徹底されてる。主人公ソニー・ヴァッカロの情報分析力や咄嗟の機転、説得へのプロセスに尽きますね。そしてジョーダンママの交渉>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

当初は、家庭環境に向けられる蔑みからくる羞恥や消極的な自覚があったけど、先生に歌の才能を見出され、徐々に自信や希望が芽生えてくる。

自分を尊重しようとするも、家族との関係の狭間での感情の揺れ動いたり
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