中1とかそんぐらいの時に友達何人かと観にいった。金とかないからポップコーンのかわりにスーパーでわさビーフをどーにかして中で観ながら食べた。その時食べたわさビーフの味が忘れられない。
今までのわさビーフ>>続きを読む
映画監督にも飛び抜けた存在ってのがいると思うけど、この監督もその1人だと思う。
詩の教室に通うことになった主人公は問いかけられる。「私たちは‘‘本当”に世界を見ているのか?」
ここから主人公は詩を>>続きを読む
優れた恋愛映画は常に‘‘感情の側面”において普遍的だと思う。
色んな設定、状況、立場、性格…まったく‘‘共感できないのに感情移入してしまう”、それは登場人物そのものより、登場人物の感情が普遍的だから。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
面白かった!けど…って感じでした。説明が多いな…って。
中盤、最初に主人公が狂気に染まるシーン。森での出来事をバスタブから回想し、少女は‘‘ある行為”を行う。それによってあの殺人が少女にどのような影>>続きを読む
これは暴力をめぐる物語。如何なる理由があろうと、どの立場であろうと、どのような感情があろうと、それこそ誰であろうと‘‘暴力は暴力でしかない’’…それをめぐる物語。
映画では‘‘赤’’がしつこく多用さ>>続きを読む
なんか不快…ラストのメッセージ以外は凄く楽しかったのに、アンハサウェイ可愛すぎるし笑
確かに目指してた事とは別の仕事を何よりも優先している。プライベートも疎かにしてる。恋人の誕生会にも遅刻する。けど>>続きを読む
‘‘事実”とは違う‘‘真実”がある…とは思う。けど、ぶっちゃけ正論だけが‘‘正しい”のかなってゆー。
反論できるほど長く生きてないけど‘‘演じる”を越えたトコにある感情や関係を自分は知ってるし経験し>>続きを読む
主人公が前代未聞のクソ男、ってかクソ過ぎ笑
劇中、コメディー要員として出てくる女性のコケにされっぷりがこれまた前代未聞…女性蔑視とかそーゆーんじゃなくて完全に悪ふざけとして…ヒッチコック本当に歪んでる>>続きを読む
最初は、ぐるりのこと。そのかけがえのなさに気付けるか?ってゆー映画だと思って観てた。
けど、ある一瞬の‘‘視点の分散”で、その意味が反転する。(2回目でやっと気付いた笑)
そこで映画は、主人公もまた>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「淡々」とゆーより「素っ気ない」感じ。
‘‘カントリーの映画”じゃなくて、‘‘カントリーを唄う人の映画”。
主人公の内的変化に、都合良く外的変化(周り変化)を伴なわせなかったのはとても誠実で、特に>>続きを読む
コレ観たらヒッチコックってやっぱり内的サスペンスの人だなーって思う。
例えば、愛憎を欠いた「めまい」があったとしたらめっちゃ味気ないだろーなーって
前半、犯人と疑われ廃墟に身を隠した主人公に、警察の>>続きを読む
常に‘‘変容”を描いてきたクローネンバーグ。様々な意味を隠し内的にも外的にも影響を及ぼすそれは、感情が高まるほどに、2人を追い詰めていきます(まさに悲恋!)。
この映画は
‘‘呪いの解けなかった”「>>続きを読む
素晴らしい!
家族がテーマの映画って実は不誠実なモノが多い、気がする。ほとんどの映画が、家族の不和に対し「それでも家族だから繋がってる!」みたいな結論を提示してくる。(名作とされるあの映画も…)
本>>続きを読む
ストーリーの大半が家の敷地内で進行するこの箱庭映画で示されるのは、ジェンダー的視点から捉えられた世界の縮図。
偉そうな父親と息子=男性原理社会
怯える母親と娘=抑圧される女性
そしてねーさん!
的な感>>続きを読む
正直、あんまり納得出来ませんでした。
女の子自体は割と純粋に描かれているため、女の子の周りの変化が事実上の主題。
女の子=エンジン=動機
家族=車=物語とメッセージ
みたいな感じのロードムービーなん>>続きを読む
オープニングが完璧だと思う。
映画のテーマ、トーン、後の出来事の‘‘暗示”まで冒頭の数分で描き切ってる(離れ業!)。
映画の中では、何気なくそれでいて何度も‘‘雲”が映されるのですが、これは間違いな>>続きを読む
コレはハンパなかった…
ストーリー展開、セリフの応酬、カット割、映画を構成する全ての要素(1つを除いて)が重層的でスピード感に溢れているのは、実際の出来事がそうであったからという以上に、便利になった>>続きを読む
絵面だけ見て半笑いの人もいると思うけど、あの強引過ぎるシーンは主人公の最愛の人へ贈る言葉の無い‘‘告白”である。
それは間違いなく映画史上でも屈指の、荒唐無稽でロマンティックなシーンです!
大傑作>>続きを読む
恋愛映画!
人付き合いって、ある意味でとても切ないものだと思う。
「この人の事をもっと知りたい。」
と思っても相手の全てを知ることなんて無理なわけで。
恋愛はその悲劇性の最たるもので、「この人の全て>>続きを読む
ストーリーに方向性や起伏が乏しく、そこに劇的な感情が存在しないのは、少年たちにとってこの映画で起こっているコトが‘‘疑問すら感じない日常”であり、‘‘繰り返す当たり前の現実”であるため。
終盤、少年兵>>続きを読む
明らかに‘‘あの国”の‘‘あの問題”を風刺してるけど、それを重たい演出や説教じみたものとして描かず、ジャンル映画としての表現やテキパキした軽い語り口を選択したこの映画は偉いと思う!
ってか終盤の男側>>続きを読む
意識的にザラつかせたホコリっぽい画面、計算されたシーンのつながり、構図、それだけじゃなくテーマ的にもアメリカン・ニーューシネマの精神を受け継ぐこの映画は、「自由」の‘‘尊さ”、‘‘危うさ”、その先にあ>>続きを読む
丁寧な映画だと思った。クライマックスでそれぞれの場面を別の視点としてフラッシュバックさせるトコとかハッとさせられた。
劇中で実際に火山は大噴火を起こす。180°意味を変えた、‘‘優しさと成長”の証とし>>続きを読む
同じ行動なのに感じ方が違ってしまった‘‘今と過去”の対比と構成がくっそ上手い。
優しさとか、親切心とかって‘‘相手の気持ち”を含めて初めて成立するものだと思う。2人のそれは自分の考え方で完結された身勝>>続きを読む
凄くよかった!
「結果の為だけの過程」ばかりな気がして、主張・テーマ以前に「どーでもいーかな…」ってなるハネケの映画で、「過程の先にある結果」がみれるとは思いませんでした(しかもすごく優しい視点で!)>>続きを読む
賛同するコトなんて到底出来ないし、理解しようとも思わない。ってか、ふざけんなって思う。
でも、好きな人がいなくなる“苦し過ぎる寂しさ”を剥き出しに突き刺してくるこの映画は、小手先の技術をはるかに越えた>>続きを読む
軽いタッチだけど、演出や脚本が実は多層的でどっしりした映画だと思った。
終盤に行くにつれ恋愛的セリフを徐々に削ぎ落としていき、演出で感情の高まりを表していく。
そしてクライマックス、静かに高まり続けた>>続きを読む
派手なシーンなどなく、加速度的にストーリーは進行せず、どんでん返しはおろか、分かりやすいエンディングすらないは、この映画が“事件”を描こうとしてるわけではないから。2時間以上の長尺をかけてフィンチャー>>続きを読む
セリフ、会話、ストーリー、全てが狂ってる(本当の意味で狂ってる)。しかもそれが何かのメタファーや寓話性を含んだものというより、強烈な“イメージ”としてってゆー…
天才の頭の中を覗くとこんな感じなんだっ>>続きを読む
「“今”を肯定し、“生”を最大限幸福に全うする。それこそが、差別や偏見に対抗する究極の武器である。」なんか、そー言われてる気がした。そしてその原動力はかけがえのない“最愛”なわけで。
映画において“赤>>続きを読む
この映画が本当に女性を蔑視しているのであれば、劇中で起こる“魂の解放”は、“あの”場面の直後に起こるはず(しかし、実際は…)。
つまりこの映画は決して女性差別映画ではない気がする、むしろ明らかに男の方>>続きを読む
自由を求め、文明を捨てたはずの主人公が、生きるために知恵(=文明)に頼るというアイロニカルな映画でした(この辺りもアメリカンニューシネマを彷彿とさせる!)。ただ、というかだからこそ、もっと主人公を突き>>続きを読む
例えば「あなたのため」という言葉は、本当にその人に向けられた言葉なのか。“恋愛”と言う名の“エゴ”を、サスペンスという土台を用いて強制的に「視覚化」させたのがこの映画です(力技!)。
自身の心の闇(ブ>>続きを読む
普通ならもっとメッセージ過多に、もっとドラマチックに、それこそ物語っぽくなる題材を、ワンビンはあくまでドキュメンタリックに紡いでいく。セリフのほとんど無いこの映画がここまで“何”を訴えてるのか、が理解>>続きを読む
確かに脚本は「ある意味スゴい…ってかシラフじゃ書けない」ってヤツだけど、そもそも映画の本質はありえないものを見せる“見世物”なわけで、そーゆー意味ではこれだけド派手なアクションをここまで“整理整頓”し>>続きを読む
旅立つ側、残される側、それぞれが“死を受け入れるまでの物語”であるこの映画は、死すらも肯定的にとらえます。
「生きているからこそ死を迎えられるのだ」と言いかねない、長く生きた人が悟りの先に見出しそうな>>続きを読む