あつし2号さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

あつし2号

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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

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お涙頂戴系の映画かと完全に舐めてたら、良い意味で期待を裏切られた。

何と言っても、登場人物の視点の切り替えが上手くなされていた点が素晴らしい。オギー(主人公)の主観だけではなく、それを取り囲む他者の
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狂った果実(1956年製作の映画)

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『狂った果実』(1956年)

先日お亡くなりになられた津川雅彦さんの映画デビュー作。監督を務めたのは中平康。その作風からモダン派と呼ばれている。

本作には、いわゆる太陽族が登場する。太陽族と
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少年と自転車(2011年製作の映画)

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少年と自転車
ダルデンヌ兄弟作品
第64回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ受賞

血の繋がりがなくても家族になれる。先日、カンヌ国際映画祭のパルムドールを受賞した『万引き家族』と似たようなテーマを
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

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『リメンバー・ミー』(原題Coco)
ディズニー・ピクサー第19作目
第90回アカデミー長編アニメ映画賞、歌曲賞受賞

人間は一度死んだとしても、人々の記憶の中で生き続ける。家族を大切にすることの大
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

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『カメラを止めるな』に負けず劣らず、本作も素晴らしい映画となっていた。映画のストーリー自体は突拍子もないのだが、今までにない新しさを感じるものだった。

「映画作りは楽しい。周りに人が集まれば、あと
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レベッカ(1940年製作の映画)

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1940年度、アカデミー作品賞受賞作。 本作はヒッチコックがアメリカで監督した第1作目となる。

物語は2本の木が映し出されるシーンから始まる。このシーンの挿入により、映画に不穏な雰囲気が漂う。

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黒い牡牛(1956年製作の映画)

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ダルトン・トランボ脚本。

ようやくDVD化することになった本作。早速、TSUTAYA発掘良品でレンタルすることに。

主人公であるレオナルド少年の、子牛を一生懸命に育てる姿に感動した。彼は何度も何
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ゆけゆけ二度目の処女(1969年製作の映画)

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若松孝二の作品を初めて鑑賞した。

この映画が作られたのは1969年。まだ学生運動の名残がある時代だ。村上龍の『69 sixty nine』という小説がこの年を題材にしている。当時はランボーやゴダール
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トラック野郎 御意見無用(1975年製作の映画)

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トラック野郎シリーズ第一弾。

各回にマドンナが登場し、文太がその女性に惚れ込むという点では東映版寅さんとも言えるかもしれない。

『仁義なき戦い』などに見られるキャラクターとは違う、菅原文太の新たな
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

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カメラを止めるな。終始、劇場が笑いに包まれていた。立ち見してまで観たいと思わせる映画があるんだなぁって思った。

ネタバレしないように感想を言うと、映像作りをやったことがある人には刺さる映画だったと思
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

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新時代のスパイダーマンといったところだろうか。全編を通してコメディ要素が強かったように思われる。そして、主演を務めるトム・ホランドが新たなピーター・パーカー像を確立していた。

本作が今までのスパイダ
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時をかける少女(2006年製作の映画)

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7月になったので久々に「時かけ」を見直してみた。個人的には、本作の方が大林宣彦バージョンよりも好みだ。なんといっても、真琴のキャラクターが愛おしくてたまらないからだ。一緒にキャッチボールしてくれる女の>>続きを読む

噂のアゲメンに恋をした!(2007年製作の映画)

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ジェシカ・アルバを拝む映画。とにかく彼女のキャラクターが愛おしい。映画自体についてはアイデアが素晴らしいと思ったが、唸るほどではなかった。主人公のジョークやテンポの良いギャグは笑いを誘い、観るものを飽>>続きを読む

TAKESHIS’(2005年製作の映画)

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この映画は非常にレビューがしにくい。難解さのあまり、理解できない箇所が多々あるからだ。おそらく多くの人がこの映画に対して意味不明だという感想を持つことと思う。だが、この作品が映画監督・北野武の大きな分>>続きを読む

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

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是枝監督は家族を描くのが天才的にうまい。父と子の関係、嫁姑の距離感などを非常にリアルに描く。今まで彼は家族の多様性というテーマを一貫して描いてきた。先日、パルム・ドールを受賞した『万引き家族』もそうだ>>続きを読む

SING/シング(2016年製作の映画)

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これぞ最高のエンターテイメントと言わしめるような作品だった。歌うことがこんなにも人の心を動かすのかと感心した。キャラクターも一人一人個性があり、人間よりも人間味があふれていた。エンタメを仕掛ける支配人>>続きを読む

リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)

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本作はジェネレーションX、MTV世代の青春を描いた映画だ。ベン・スティラーが監督を務めているため、コメディ映画かと思ったが想像以上に真面目な青春映画だった。題名にもあるように映画の前半では「厳しい現実>>続きを読む

40歳の童貞男(2005年製作の映画)

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観る人によって捉え方が変わる映画。ちなみに自分は共感できた。邦画で言えば、モテキに近いと思う。主人公がオタク趣味全開で女の子に興味を示さないのが微笑ましかった。また、主人公を応援する周りの友人達もサイ>>続きを読む