スズキさんの映画レビュー・感想・評価

スズキ

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恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

3.2

頭空っぽで見れる作品を探してたのと、世界中で大ヒットしてると聞いて興味を持ったんだけど、イマイチでした。

前半の下ネタバキバキ、お色気ムンムンなところはエンターテインしててそれなりに楽しめたのだけど
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ミッシング(2024年製作の映画)

3.0

これは何をしようとして作った作品だったんだろう…。

良いところとしては、相変わらず中村倫也は素敵ですねくらいかな。

ある程度映画を観ている人なら、この程度のメディアの描き方ならもうすでに100回く
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

1.0

まずこの点数は作品内容に対してではない。

濱口は前作『偶然と想像』の時から、都内の上映をル・シネマに絞っていた。そのため、私は濱口ファンなのに一度しか観ていない(その後二番館での上映ならあったが、あ
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タイガー 裏切りのスパイ(2023年製作の映画)

4.6

めっちゃ面白かった!
アクション映画としては満点では。

特に橋のシーンがやばくて、あんなの観たことないと興奮した。
撮影の仕方とかも工夫がたくさん感じられるし、素晴らしい。めちゃくちゃ面白い。絶対に
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辰巳(2023年製作の映画)

2.0

暴力に全フリしてて、そういうのが見たい人には面白い作品なんでしょうけど、全くダメだった。

出てくる人物全員が頭の悪いクズで、早く全員死んでくれ以外の感情が持てなかった。何をどう楽しんだら良かったんだ
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.2

面白かった!
リアルさを全て捨てて、プロレスに全フリする潔さに惹かれた。
ゴジラの登場シーン少なすぎるけど、私はコングファンなので問題なし。

『コング スカルアイランド』は明るいところで戦ってくれて
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困った時のロジャー・ストーン(2017年製作の映画)

-

内容は地獄だけど、被写体が面白すぎるから、作品としては面白い。

「無名より悪名」
批判されるより話題にならないことが嫌。だから、ヒラリーを収監しろと叫んだり、デマを流し続ける。

「教養のない有権者
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.2

楽しみにしてたけど、シンプルに失敗作では。

以下ネタバレありで。

失敗と感じた主な理由としては3つある。

1.時系列の切り刻みに意味がない。
主な場面は3つと事前に聞いていたけど、途中からもうダ
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異人たち(2023年製作の映画)

4.5

めっちゃ良かった。
久しぶりにエンドロールの間も座席にいたくなった。

振り返ってみればめっちゃ悲しい話ではあるけど、ありえない幸せを手にした男の話でもあるんだよな。

以下ネタバレありで。

語りた
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

-

ノーランってこの頃から時系列いじりまくってたんだな。

音楽がずっと鳴ってるのとかも同じだし。

なんでモノクロなのかわからないけど、まあやっぱ小難しく見せつつもエンタメ性はある人なんだな。

製作費
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.4

素晴らしかった。
要素がモリモリで理解しきれてない部分も多数だけど。

テーマは生き直し。
最初の方はなんで実写じゃないのかわからなかったけど、生きたくない少女と生きたい中年男性の組み合わせって実写だ
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海がきこえる(1993年製作の映画)

4.0

普通に面白かった。
確か昔テレビで観た記憶があるけど完全に忘れてた。スクリーンで観れて良かった。

見ようによってはホラーなんだけど、それを最後まで純粋な恋愛みたいに描いているところが面白い。

かな
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.2

いまいちだった。
過大評価では。

これは自分の中の差別心の現れなのだろうけど、終始誰を取りあってるねんという部分で醒めてしまった。

主演が美男美女ではないというのがこの作品の現代性であり新しさであ
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ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター(1993年製作の映画)

3.7

彼女の複雑な心理が面白さなんだろうけど、あそこであんなセクハラしてくる男を好きになるみたいな展開があまりにも男の考えたファンタジーという感じで乗り切れなかった。
終映後、調べたら監督は女性でした。マジ
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あの夏のルカ(2021年製作の映画)

2.2

ピクサーってこんなつまらない作品作るようになったんだな。薄々わかってたけど。

全てが凡庸。
見たことのあるものしか出てきてくれない。
なんで今、ここまで既視感しかない作品を作ろうとしたんだろう。全く
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荒野の用心棒 4K復元版(1964年製作の映画)

-

この時代はこれが受けたんだなーと思いながら見てた。

オープニングのアニメ的な映像もポンチョ風衣装もダンディが褒め言葉だった時代のアクションの全部が古びていて時代を感じた。

あとカジュアルに銃を撃ち
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テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

4.4

これは素晴らしいですね。

早々にピストルを登場させラストで死ななくてはいけない展開にした上で、どういう死に方にするんだろうと思ってたら、考えうる限りで最も清々しく終わった。記憶に残るラスト。

賞味
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.0

面白かった。

思春期をレッサーパンダへの変身で表現したのが100点。ビジュアルがかわいいし、実は結構凶暴な生き物だから、メタファーとしての違和感もない。

レッサーパンダになることを受け入れられず、
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.1

先行上映を、ユナイテッドシネマとしまえんで。

自分でもびっくりしてるんですけど、期待ほどじゃなかったです。
もちろん、こんな凄いものを見せてくれてありがとう、という気持ちは当然あるんだけど。期待しす
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

2.9

つまんなかった。

これは作品というより日本の宣伝の仕方の問題だけど、すごくミステリーっぽく見せてたのは本当に良くなかったと思う。そのせいで映画が進む正しい方向へのチューニングがかなり遅れた。

人里
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

2.2

擁護のしようもないくらいにつまんなくてびっくりした。

『キングスマン』とか『キックアス』の印象が強いから、マシュー・ボーンって面白い映画しか撮らないのだと思ってたけど、全然そんなことないんだな。
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フジヤマコットントン(2023年製作の映画)

4.5

良かった。
後々、世界的に語られていくレベルの傑作。

山梨県にある、障害者施設の日常を撮ったドキュメンタリー。

例えばヨーロッパに行った時に、小雨だと誰も傘をさしてなくて、確かにすぐ乾くなら傘をさ
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.4

緊迫感溢れる前半は最高で大傑作だと興奮したんだけど、そこから恐ろしいくらいに失速していった。

さすがにこれだけ無理な展開は実話ベースなんだろうなと思ったらやっぱりそうみたい。

あんなに長い間、ジェ
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.1

『ジョジョ・ラビット』が大好きで、同じ監督の新作だから期待してたのに、どうしてこうなったんだろう。

タイカ・ワイティティには、常に100点満点を目指してほしいのに、70点満点を目指して60点台みたい
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.3

事前に海外で大コケしてA24の経営に打撃を与えたと聞いていたのでなんの期待もしていなかったからダメージは少ないながらも面白くなかったです。

見ている途中、悪い意味で「何を見せられてるんだろう」か何回
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終わらない週末(2023年製作の映画)

4.7

めっちゃ面白かった。
映画館で見せてくれよ!

以下、ネタバレありで。

週末に借りたコンドミニアムでの謎の侵入者、全米規模の異常など、早々に大ごとが起こる展開。これくらいやってくれると作品に没入でき
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

3.8

小説だったら好きになれたかもだけど、映画にする意味あんのかなと思ってしまった。風景は美しかったけど。もう少し大きな子供でも良かったのにな。

健気でかわいそうな子どもを見て大人が涙するのって感動ポルノ
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.5

盲目の鍼灸師という設定が面白い。身分が上でなくても権力者に直接触れられるポジション。

韓国映画らしく、細かい設定が盛り込まれて、話を盛り上げていく。

タイトルの由来にもなってる「梟」について、まあ
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黄龍の村(2021年製作の映画)

3.7

噂が噂を呼んでた作品。
ネトフリでやっと見れた。

期待しすぎたかな。
予備知識ゼロで見てたら評価は変わったかも。

アイデアもサービス精神も素晴らしいんだけど、演技が下手すぎて悲しかった。良い役者は
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カラーパープル(2023年製作の映画)

3.1

ハリウッドの過渡期的作品なのでなんともコメントが難しい。

黒人かつ女性という虐げられた人々をチアアップする目的があるのだろうし、そこに文句はない。
ただ、最初から正しくて結論が出ている作品はどれだけ
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0

非常に丁寧に誠実に作られた作品。
キャスティングも監督もベストな選択をしていた。

夜明け前がいちばん暗い、という擦られすぎた言葉もこの文脈で聞くと沁みた。

上白石萌音さんてずっと知的で上品な役割が
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千年女優(2001年製作の映画)

3.8

異なる時間が同じ舞台に入り乱れる系の作品が大好物なんだけど、そのせいで期待しすぎたかも。

プロットは素晴らしいんだけど、どのシーンも背景が変わるだけで、走ってるだけに見えるのがなんとも。もう少し何か
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.7

菅田将暉出てるし、漫才指導は令和ロマンだし、身の丈に合わない豪華さ。

オードリーのオールナイトニッポンリスナーとして、原作は単行本で読んでるし、映画も見ないわけにはいかなかった。でも諸々の経緯を知っ
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ザ・ガーディアン/守護者(2022年製作の映画)

3.8

二ヶ所のアクションシーンが工夫満載でとても良かった。

暗がりでの戦闘で懐中電灯を持ち込むシーンと、建物の中で車で大暴れするシーンは見たことなくて興奮した。

銃すら持たない殺し屋という設定を最後まで
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.8

メジャー邦画なんだから面白いわけがない、とハードルを下げ切って見たおかげでそこそこ面白かった。邦画にしては頑張ってる。

山田杏奈が本当に素晴らしくて、それだけでもみる価値がある(その分、それ以外のキ
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

2.9

シンプルかつ有害レベルにつまらなかったな。

全体の宣伝から映画ならではの迫力ある映像が観れるのではと期待してたんだけど、あくまで災害後がメインで派手な映像はかなり少ない上、その少ない映像すら安っぽい
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