1月2日(2024年)羽田空港でJALエアバスと海上保安庁の小型旅客機の衝突事故があった。JAL側は乗客乗員379人が脱出したが海保側に5名の死者が出た。
この事故は、後に、貨物預りのペット2匹の救>>続きを読む
朝鮮戦争下でのトルコ国連支援兵と戦災孤児のふれ合いを描く。
トルコと韓国の合作で、実話をもとにしているが、短絡しながらサクサクと進む。すこぶる演出がうまく、絵も明解で人も景色もきれいで、暗くせず明る>>続きを読む
アリソン(ピュー)は運転中スマホを見たことで同乗者二人を死なせてしまう。
良心の呵責にさいなまれ、婚約も破棄して引きこもり、鎮痛剤の麻痺作用に依存するようになる。
が、贖罪の態度をとりつつも、相手>>続きを読む
ウルグアイ空軍機571便遭難事故を扱った映画。
監督はゴヤ賞常連の名手J.A.Bayona。
Netflixの前告知を見たとき「あの事故をまた映画化したのか」という感じで意外な気がした。ウィキペディ>>続きを読む
七人の侍のスペースオペラバージョンという印象。DUNEのハルコンネンみたいに残虐な帝国から村を守るため、星を巡って英傑が集められる。
既視感のあるいろんな要素が集まっているが画から潤沢な予算は伝わって>>続きを読む
概要によると監督のGraham Mooreはイミテーションゲーム(2014)の脚本を書いた人でこれが初監督だそうだ。
緻密なセリフ回しで持って行く戯曲のような作劇法で書かれていて、この主役に演劇寄り>>続きを読む
コールセンター研修での過労から自死する高校生ソヒ(キム・シウン)と、その捜査にあたる刑事ユジン(ペ・ドゥナ)の2者視点で構成されている。
実話からインスピレーションを得て書かれたそうだ。
2022年カ>>続きを読む
むしろそこに陥るほうが難しいと思える状況に陥らせて哀切や情感をつづっていくのが深田晃司監督だと思います。
これもわりとインポッシブルな話だと思います。よこがおはコメディだと思いましたがこれもコメディ>>続きを読む
主役エリーズを演じるMarion Barbeauはパリ・オペラ座の主席ダンサーとのことで、6歳からバレエをやっているが映画主演ははじめてだそう。だが女優が余技というわけではなく、ちゃんと魅力ある主人公>>続きを読む
バリーコーガンのキモさみなぎるサイコスリラー。
オリバー(コーガン)はオックスフォードに入学したとはいえ中大在学中のステハゲという感じのぼっち。対してフェリックス(Jacob Elordi)はもても>>続きを読む
子供のころ指揮者という職業に疑問をもっていました。
でたらめにタクトを振っても大丈夫な気がしたからです。
たとえばシンバルを鳴らすところでシンバルに向かって合図しなくても奏者はシンバルを鳴らすのでは>>続きを読む
一定期間、鎖かなにかで繋いでおきゃいいのに。とは思う。
人道的ではないが嘘ついてでも裏切ってでもなんとしてでもやるのがアディクトであるなら繋いでおくのが確実でしょうに。
──と思ってしまう薬物依存の>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ゴジラ映画ですが主役というか主軸は特攻から逃げた男、敷島(神木隆之介)のDeath Wishです。
脚本が工夫され、アメリカも日本政府も介入せずに民間でゴジラをやっつけなきゃならない羽目になっており>>続きを読む
ネットフリックスでPaddleton(2019)という映画を見たことがある。マーク・デュプラスとレイ・ロマノがでていて、末期がんのデュプラスが安楽死するのを、ロマノが看取るという話だった。
副題がA>>続きを読む
いまの世で言うリベラルとは日本叩きや自虐を身上とすることであり、マスコミはだいたいリベラルだと思います。
リベラルは時には自らを加害者だと告発しますが、同時に弱者(被害者or犠牲者)に寄り添うポジショ>>続きを読む
どうせいつもの日本映画なんだろうと思って見た恋は雨上がりのように(2018)がよかった──のと同じで、このメタモルフォーゼの縁側も期待しないで見たがよかった。
ふたつともまんがを原作にしているので引>>続きを読む
プロテスタント一派の共同体。
暴行事件をきっかけにコロニーを去るか、戦うかを話し合う女達。
アーミッシュのような世界だがタイトルの通り話し合いに占められていて敵=男がでてこない。細部が省略され舞台劇>>続きを読む
綿子(門脇麦)と文則(田村健太郎)は文則に連れ子がいるものの都市型のDINKsという感じ。夫婦仲は破綻しているが別れずにいる。綿子は木村(染谷将太)と定期的に不倫旅行をしているが、その最中に木村は交通>>続きを読む
ある朝、人間嫌いのアマンダ(ロバーツ)は突発的な休暇を思いつき、家族でロングアイランドの借家へ出かけるが、不思議な現象に遭ったり、住人が戻ってきたり、混迷をきわめる。
綺譚なのか戦争なのか判断できな>>続きを読む
オーセージ族の居住地に石油が出て未曾有の好景気に湧く。
戦時中糧秣をやっていたアーネスト(ディカプリオ)が職をもとめてヘイル叔父(デニーロ)の牧場へ帰ってくる。
ヘイルは石油の受益権を得るためにアーネ>>続きを読む
飛び込み競技のスポ根映画かと思って見始めたが、いわゆるグルーミングを描いた映画だった。
『性犯罪・性的虐待の文脈におけるグルーミング、チャイルド・グルーミングとは、性交や猥褻行為などの性的虐待をする>>続きを読む
エイスグレイドのエルシーフィッシャーの近影がエリオットペイジのようになっている。撮影用の変身なのかもしれないが、転換したようにも見える。自認するpronounsはthey/themだそうで外観上はすで>>続きを読む
PJとジェシーはふたりともレズビアンだが親友。おたがいにチアリーダーの子に欲情し、やりたいと思っているが、彼女らは映画タイトルどおりスクールカーストの底辺でうごめいているので、護身クラブをつくって気を>>続きを読む
昔わが家にはじめてきたVHSビデオデッキはフロントローディングではなくアッパーマウントだった。
それを使って東京12チャンネルで平日の14時からやっていたようなマイナー映画をいっぱい録画した。
VH>>続きを読む
31歳の父カラムは別れた妻との娘ソフィ11歳とトルコへ休暇旅行に来ている。
カラムはやさしいが自信がなく迎合的。鬱々とした内面を隠し、子供と過ごす夏休みをうまくやり抜こうとしている感じ。
ソフィは>>続きを読む
映画製作会社で働く事務職員の一日を描く。
念願の映画製作会社に入社したプロデューサー志望の主人公。
まだ暗いうちから出勤するほど意欲的だが業務はストレスの泥濘に没している。
──
たとえば清掃作業>>続きを読む
ティファニーで朝食を、と言えばタイトルだけは知っているが、タイトル以外のことは知らなかった。
トルーマンカポーティの中編小説をブレイクエドワーズ監督が1961に映画化したものだが原作とは違う恋愛コメ>>続きを読む
クリスティ風の古典推理小説的舞台と素人がやむにやまれず即席の探偵業をやるプロットを現代的な風物にのせてコミカルに描いている。
坂元裕二を見ていると「日常生活で面白いと思った現象を全部書き留めているの>>続きを読む
日本映画で暴力的なシーンを見ると無理してるなという感じを受ける。
ことはありませんか。
わたしたち日本人は平生、穏やかな日常をおくっている。映画のキャストやスタッフもそうであろう。
日々、誰かをぶ>>続きを読む
リーマーヴィンののリメイクだと思っていたら違った。あれはsがついてた。チャン・ヒョク主演の同名もあった。
汎用名詞すぎて検索割れするタイトルだがフランスの漫画の映画化だそうだ。
最初から主人公が語る>>続きを読む
恋愛ドラマみたいな甘美なシチュがきらい、クールな女を決め込んでいたマッチングアプリの開発者ゾーイ。そんな彼女が意図しない加害からの記憶喪失からの勘違いからの紆余曲折を経て、あり得ないと思っていた一軍男>>続きを読む
童顔な女優がいるが、きれいな人はある程度の童顔属性を持っているので判定を甘くすればたくさん入ってしまう。
それでも代表的な童顔をあげるとすると(いま思いついた限りで網羅性はないが)安達祐実とか八千草>>続きを読む
おそらく漫画を和訳したものがそのままセリフになり、そのセリフに日本側監修が入っていない──という感じだった。
キャラクターもストーリーも世界観もノワールをAIがランダム抽出したかのように類型的かつ質>>続きを読む
Diana Nyadは外洋持久泳者、作家、ジャーナリスト、モチベーションを高める生き方講師、だそうです。
映画はジョニーカーソンがホストだった1979年のThe Tonight Showのワンシーン>>続きを読む
Tetris (film)のwikipediaに──
『2023年のインタビューでアレクセイ・パジトノフはこの映画は「実際に起こったことの実際の伝記や再現ではなかった」が、それは「感情的にも精神的にも>>続きを読む
わたしはじぶんはどちらかといえばするどくてシリアスなタイプだと思っている。ただし賢いというわけではない。
するどくてシリアスなままで生きようとすると生きにくいので表向きは丸くてふざけている鷹揚なキャラ>>続きを読む