FilmholicManさんの映画レビュー・感想・評価

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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

3.8

憎しみと憐れみ
情けは猿のためならず。

猿の惑星(シーザー)サーガ最終作。
グレートウォーとの割にはさほどウォーしない。

とはいえ、オリジナル1作目と繋がる要素が多く描かれており、オリジナルから観
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猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

猿も塔から落ちる!?
裏切りの先に赦しはあるのか。

猿の惑星サーガ2作目。
拡大期に入り、見事なまでに猿の世界を作り上げた。

本作において、
シーザー率いる猿人の敵は、少数派である人類というより、
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猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

猿から猿人へ。
猿の惑星、爆誕。

本作では住人である猿人たちの出生が描かれる。

実験により初めて高い知能を持たせることに成功した猿人はブライトアイズと名付けられた。

(余談だがオリジナル一作目に
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PLANET OF THE APES 猿の惑星(2001年製作の映画)

3.4

ティム・バートンが創り上げた猿の惑星。

幻想的な森、砂漠、湖。
キャラクターたちの衣装。
どれをとってもティムバートン。

ストーリーはさておき、個人的には好みだった。

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.7

世界が誇るMr.アナログが対峙するは
世界を脅かすスーパーA.I.であった。

トム・クルーズといえばイーサン・ハント。

還暦を迎えてなおイーサンであり続けるプロ根性たるや。

本作でも過激で印象的
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猿の惑星・征服(1972年製作の映画)

3.0

シーザー誕生!

これに尽きる。

描写が終始チープに感じられ、冗長に感じた。
シーザーの生い立ちを描いたオリジナルなのでそれだけでも観る価値はあるかと。

人間社会で奴隷に成り下がった猿たちが反乱を
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.2

迅速、正確、丁寧でお馴染み
超一流ヒットマンの魅せる
ラストダンスを見逃すな…

CとLが2つ、
仕事は決められた時間内に、
コーヒーではなく紅茶、
でもお馴染みのマッコール御大。

演じるデンゼルも
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続・猿の惑星(1970年製作の映画)

3.0

その惑星、誰のもの…?

前作ラストから始まる本作。

好きな描写が所々あるものの、
なかなか評価することが難しい。

猿の種類も、数も増え迫力が増したのだろうか。


予想通り?の大ラストを怖いもの
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猿の惑星(1968年製作の映画)

3.8

その惑星で彼が見つけたものとは…

お初にかかりますSF映画の金字塔。

1968年公開。
時代ならではの箇所は目を瞑るとして、
本作で問題提起された人類同士の争いは未だ絶えず。

描かれる文明化した
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.7

プレステから表彰台へ。

ゲーマーが実際にプロレーサーに。
ノンフィクションだというから驚きである。

自分を信じることも大事だが、信頼し合える相手に巡り合うことが何より財産だと感じた。

負け犬っぽ
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

鬼太郎の生誕秘話にとどまらない、
閉ざされた村で起きた事件を巡る良質なホラーミステリー。

加えて主人公の水木が帰還兵という設定で、作者水木しげる自らの戦争体験を重ねた戦争漫画のエッセンスも兼ね備えて
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

戦後日本に襲いかかる黒い影

ゴジラと呼ばれるその巨大不明生物は敗戦後の痛みが残る東京を容赦なく焼き尽くす。

本作はいわゆるディザスタームービーではなく、人間ドラマを中心に据えており、
戦後日本の暮
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.6

報酬は、、、既に受け取ってある
俺の胸に刻まれた、鈴木亮平との時間だ

とにかく鈴木亮平がすごい。

香への違和感はあるものの、それを補って余りある存在感。

特にアクション、ガンアクション、パンツア
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ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード(2021年製作の映画)

3.5

最恐の殺し屋が捕まった。

それ以上に恐ろしい妻から強要され、ボディーガードのブライスは彼の救出劇に加わる。

それにより彼らはインターポールとともに欧州の命運をかけた戦いに巻き込まれていく。

コメ
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.7

天才数学者が導き出す平和への方程式とは。

山本五十六を演じる舘ひろし目当てで観たものの、菅田将暉が個人的にとてもよかった。

是非!

22ジャンプストリート(2014年製作の映画)

3.8

おバカコンビ、夢のキャンパスライフへ。

前作以上にハチャメチャ感満載の今作。

単純明快だが、飽きさせないストーリー展開。

エンドロールまで楽しむことができた。
ブラックジョークが効いてていい。
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21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

3.7

見た目は大人、中身は子供
凸凹コンビが高校に潜入捜査。

何も考えずに楽しむことができる。

ジョナヒルもチャニングテイタムもキマってる。

王になった男(2012年製作の映画)

3.7

影武者から真の王へ。

主演イ・ビョンホンが李氏朝鮮第15代国王の光海君と影武者のハソンの一人二役を演じる。

イ・ビョンホンの演技に圧倒される。

ドラマIRIS-アイリス-以来、彼のファン。
悪魔
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.2

無駄を省き、無駄を描く。
タランティーノ監督デビュー作。

何故今まで観て来なかったのだろうか。

宝石強盗を企む6人の男たちによるいわゆるクライムフィルムの類いだが、
肝心の強盗シーンは描かれないと
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クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

3.5

元絶対王者が向き合う、忘れたい過去。


クリードシリーズ第3弾。
絶対王者として引退したクリード。
家族とセカンドライフをおくっていたが、
兄同然の存在だったデイムが現れたことで生活が一変する。
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海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

3.8

士魂商才を地で行く男は、
人々から海賊と言われた。

士魂商才とは、
武士のような魂を持ち、商才を発揮するという意味で、渋沢栄一が残したと言われる。

出光興産創業者の出光佐三氏をモデルとした主人公の
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

愛すべき頑固オヤジを紐解くと、
そこには大きな愛があった。

規則に厳しく、口うるさい、おまけに無愛想と近所でも有名な頑固オヤジ、オットー。

そんな彼と近隣住人との交流を描いたハートフルな作品。
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1900年(1976年製作の映画)

3.8

身分の違いが、運命を分ける。

20世紀初め、イタリア北部の農村地帯に2人の男の子が生まれた。
地主一族に生まれたアルフレードと、
小作人一族に生まれたオルモである。

身分は違えど、2人は親友となる
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アウトフィット(2022年製作の映画)

3.7

仕立て上げるのは自慢の一張羅か、
それとも殺人事件か。

1950年代、シカゴでオーダーメイドの仕立て屋を営む老紳士レオナルド。

店に出入りするマフィアが持ち込んだ事件によりレオナルドの運命は一転す
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.4

一人ひとりに名前がある。

そんな当たり前のことが軽視された
時代、場所がかつてあった。

1939年、第二次世界大戦が開戦され、
ナチスドイツによるユダヤ人の組織的大量虐殺(ホロコースト)である。
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.6

ようこそ!
砂漠のオアシス、バグダッドカフェへ。

身内しかいない寂れたカフェ、
バグダッドカフェは常に殺伐としていた。

そんな中、ドイツ人女性ジャスミンが訪れ、居座るように。

ジャスミンの存在に
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(1984年製作の映画)

4.2

時は禁酒法時代。
貧困街に生きる二人の男の生涯を描いた傑作。

物語を大きく分けると、
日銭稼ぎをしていた少年時代、
ギャングとして謳歌した青年時代、
かつての影は無く老け込んだしまった老年時代となる
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.2

母の遺した想いは、
壮絶な人生から生まれた灼熱の愛だった。


プリズナーズ、ボーダーライン、ブレードランナー2049と好みの作品が多いドゥニ・ヴィルヌーヴが監督を務めた初期の作品。

Radiohe
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男はつらいよ(1969年製作の映画)

-

人呼んでフーテンの寅と発します。

有名な口上から始まる、
男はつらいよ。
一度は聞いたことのあるタイトル。

初めて視聴したが、破天荒な寅さんに開いた口が塞がらず、はじめは観るのをやめようとすら思っ
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.2

182。
この数字が何を意味するのか、
少しの間この数字を覚えておいていただきたい。

『JUST MERCY』
本作は原題でこう名付けられている。

MERCYは慈悲、情け。
JUSTは様々な意味が
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.5

雰囲気作りに徹した結果。

渋い大人のスマートさが滲み出る俳優マイケル・ファスベンダー主演。
NINでお馴染み、映画音楽でも活躍するトレント・レズナーが手掛けるBGMとファスベンダーの一人語りが相待っ
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.3

スコセッシノワール、ここに極まる。


義理堅いカタギのトラック運転手フランクがいかにして裏社会で登り詰めるのか。

戦後のアメリカを舞台に、実際にあった労働組合代表であるジミーホッファ失踪事件を、フ
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.6

A.Iに人権はあるのか。

50年後の近未来、A.Iによりアメリカ・ロサンゼルスに核爆弾が落とされたことでA.Iをめぐる擁護派反対派との間で激しい抗争が起きた。

擁護派である"ニューアジア"にA.I
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

祖国の勝利を信じて、立ち上がった男

頑固で皮肉屋。
家族サービスもほどほどだった男が、タイミングが合い、首相になった。
数々の失策があったにも関わらず、
ナチスドイツが優勢の昨今でである。


ちょ
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.9

1920年代、オクラホマ州オセージでのネイティブアメリカンの連続殺人事件を描く。

本作は単なるクライムサスペンスとは一線を画し、オクラホマの雄大な自然と、そこに住まう人々の暮らし、ネイティブアメリカ
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バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲(1997年製作の映画)

3.0

大味な展開に胃もたれ気味なシリーズ第4弾。

本作のメインヴィランはMr.フリーズ、ポイズンアイビーとベイン。

バットマン/ブルースウェインはジョージ・クルーニー。
バットマンに関しては個人的にイマ
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