おなかすいたさんの映画レビュー・感想・評価

おなかすいた

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シックス・センス(1999年製作の映画)

4.7

面白くてのめり込んで観た。
自分に救えなかった人がいる後悔を、違う人に重ねて心血を注ぎたくなる主人公の気持ちとか、分かってあげたいのに上手くいかない、手に負えないかもしれないっていう落胆の気持ち、職業
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また春が来やがって(2021年製作の映画)

3.2

春が来そうなので鑑賞。
俺を置いて勝手に春が来ないでくれ、っていうの、すごく分かる。季節が変わるのが早すぎる。年々置いていかれてる感覚になる。

何のために生きてるのかなんて考えもしなかった幸せな夜が
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

リバイバル上映にて鑑賞。
オムニバスで個性があるが、全体を通し「面白かった」の一言に尽きる。

★ネタバレのないように個別レビュー


L.A.(★4.7)
最後の「shut up」が最高にクール。「
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

リバイバル上映にて鑑賞。
ウィーンの街並み、夕方の観覧車、夜の遊園地、煙草の煙で霞んだクラブ、公園で飲む赤ワイン、昨日までそこにいなかった恋人のような他人。

朝になって、まるで最初から何も無かったか
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.7

「人生何をしても無意味だ 瞬く間に終わる 次の瞬間には死後硬直」
序盤の台詞が物語全体を通して次々に響く。色んなことがあったのに、なんだか、全てが呆気ない。

グスタフがパワハラ気質の怖い人なのかと思
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.3

パリの街並みと美術館の美しさに引き込まれた。シンプルにルーヴルに行きたくなった。高橋一生かっこいいな〜〜
最後には伏線をきっちり回収して終わったからすっきりした、ああーなるほどね!ってなるところも多く
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ドンテンタウン(2019年製作の映画)

3.2

ファンタジーとして観るには現実が強すぎるし、シンプルな恋愛映画として観るには辻褄の合わせ方が難しい。そういうものだと思って雰囲気に浸るには良い映画。
みなまで説明してくれるのかな?と思いきや、結局想像
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.7

報われなくて、上手くいかないくて、それでもどうして人生捨てたもんじゃ無いっていう胸いっぱいの気持ちになれるのか。
夢中になって観て、終わった後にため息しかつけなかった気持ちを言葉にできるまで、自分の人
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ティム・バートンのコープスブライド(2005年製作の映画)

3.8

雰囲気が好きで視聴。こんな風に人を愛せたら素敵かもしれない。
切なくて泣いた、良い話。

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.6

夢を見ること、諦めないこと、恋をすること、仲間と力を合わせること…もうそんなのやめときなよ、諦めなよ、ってこっちが思っても頑なに情熱を捨てない人たち。
いつの間にか素直に受け止められなくなってしまった
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海街diary(2015年製作の映画)

4.0

感情の移り変わりとか心の動きが丁寧に表現されていて純度が高い。心にスッと入ってくる。
ストーリーの展開としては何が起こるでもないけれど、人は生まれて、生きて、いずれ死ぬっていう摂理が日常の根本にあるん
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.9

主人公の少年、あどけなくて可愛らしいのに、一つずつ大人になろうとしていく。
悪いことを覚えて家にも帰らなくなって、家族の他に拠り所を見つけて、痛い目見て、やってることと本人の雰囲気のギャップがすごかっ
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

4.1

振り切ったサブカル臭にえらいシンパシーを感じて好き。渋谷を歩くとロケ地がたくさんあって縁もゆかりもなかった渋谷が好きになった。
気になる映画を探して池袋シネマ・ロサに行って、一人で観て少し泣いた。本も
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.7

観ているとどっちを現実として観たら良いのか分からなくなってくる。
現実が耐え難いほど苦しい時は、夢の中で生きていけたら良いのにと思う。
ハッピーエンドかバッドエンドか、観る人によって変わってきそう。散
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

3.8

空気感がイカしてる。話の内容は一度では完全に理解できないところもあったけど、とにかく映像に圧倒された。
金のためなら何でもする、欲望にまみれて汚くても生きて、きっと皆幸せになりたかっただけなんだろうな
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

2.7

生活がままならないシーンをずっと観ていると無駄に感情移入してしまって、ああなんでこう…上手くできないかな…と口を出したくなる。それくらい、平穏なシーンが少ない。でもその分ちょっと主人公が心を開いたり、>>続きを読む

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.5

全体を通して共感できるかと言われたら微妙ではある。
でも誰かにふと縋りたくなる気持ちとか、今幸せだからそれで良いとか、この夜が永遠に続けば良いのにって気持ちには大変共感した。人生のマジックアワー。
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

雰囲気が好きというだけで合わせて4回は観た。
私も花束をもらう機会はあったけれど、どんなに大切に水を換えても、長く持ったことがなかった。綺麗な花にしてあげられることが水換えくらいしかないのも悲しかった
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

伏線を自分の中で回収し切れなくて何回も観たけどやっぱり完全には理解できない。ワードの意味を知らないと頭の中が???ってなるからその都度調べてやっぱり???ってなる。英単語調べながら英文を読んでいた時み>>続きを読む

この子は邪悪(2022年製作の映画)

3.3

ホラー苦手でもギリ観られた。
日常侵食系の気持ち悪さと、展開の早さで飽きさせないところが面白い。オチが無理矢理な感じはあったけどそれはそれでアリかなって思った。

裏切りの街(2016年製作の映画)

3.6

上手く言えない。ヒリヒリした。不純な恋愛の物語では片付けられない、それ以上のものがあった。
向き合うことから逃げた人間が中身のない反応しかできない所があまりにリアル。
ただでさえ不安定な題材なのに展開
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腑抜けども、悲しみの愛を見せろ(2007年製作の映画)

2.8

もっとシリアスなのかと思ったら笑わせにきてたのが意外だった。
妹の復讐がスカッとする。血の繋がった家族の話なのに他人同士のようなドロドロ感が良かった。違う人間なんだから皆が皆分かり合える訳じゃないんだ
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トイレのピエタ(2015年製作の映画)

3.5

プールに放たれた金魚が綺麗でずっと心に残ってる。最後までずっと不器用で純粋で、最後にピクニックが流れてきたのが完璧にトドメ刺された気分だった。
主人公がもうあと少しも生きられない世界の描写が綺麗すぎて
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四月物語(1998年製作の映画)

3.3

自己紹介で探り合いする感じ、サークルの勧誘、自分の大学入学したばっかりの頃を鮮明に思い出した気がする。接し方がつかめない、話したいのに不器用で上手くいかない所は自分のこと見てるみたいで恥ずかしくなった>>続きを読む

ふしぎの国のアリス(1951年製作の映画)

4.0

小さい頃キャラクターが可愛くていつも観てた。大人になってから観たら可愛い絵柄で頭のおかしいことやってるのがよく分かってそれはそれで面白かった。
ヤングオイスターのところが可愛いのに残酷でギャップが好き
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

2.1

ジョーカーとハーレイの絡みを目当てに観る映画。あの2人がとにかく尊い。それ以外はアクションが派手だなあとしか思えんかった

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.5

ポケモンの質感がリアルで面白い。
話のオチも好き、何も考えないで観てても分かるテンポの良さが楽しかった。

渇き。(2013年製作の映画)

3.4

綺麗なシーンと血生臭いシーンが交互に来るアップダウンの激しさで、だんだんこっちまで麻痺してくる。それが良い。誰も幸せにならない故に思い描いた幻想にすがりつこうとするのも、リアリティがなさそうに思えて人>>続きを読む

蛇にピアス(2008年製作の映画)

2.9

内容を解釈しようと思うと難しい。個人的にはピアスとかタトゥーとかかっこいいけど気軽にできるものじゃないから怖いもの見たさで覗いてみたところある。
展開は暗くて救いもなくて重苦しい。心と体の痛みでしか自
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.0

回想シーンが長くてなかなか先に進まないのがちょっと疲れたけど、あれくらい尺取らないとオチがつかないのかもしれないなと思った…けどその割には終わり方があっけない。
登場人物のトラウマとか心の闇が具現化し
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ハードロマンチッカー(2011年製作の映画)

2.5

松田翔太が終始かっこよかった…
ストーリーは掴めなかったし、伏線回収みたいなのも特になかったと思う。
普通に一般人が生活している街の中で大喧嘩始まる所とか、部屋の散らかり具合とか、生活感が妙にリアルだ
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