coyoteさんの映画レビュー・感想・評価

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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

面白いけど2本立てである必要はない印象。重要アクションシーンはプロモで見せ過ぎてしまっていることと、鍵の秘密はストーリーテリングでの部分接触で終わってしまい(しかも伝手伝手)その威力を感じる実感値がま>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.0

戦闘系かと思いきや、結構泣けた…。
願わくば、文字通りラーマ&ビーマが民衆を率いて蜂起するシーンが見たかったけど、次に期待?
エンディングには、恐らくインド独立の偉人と思われる肖像画が次々と登場する。
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.4

そこまでやる?あるいは、だったらこうすればいいでしょ?といったツッコミどころは、何回か声に出したくなるくらいにはあるものの、私たちはコロナ禍を経て、それを単なる戯言と失笑できなくなってしまった。
co
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.4

トップガンの初作なんて、事前の復習してないどころか、子どもの頃に茶の間で夕飯食べながらTVで流し見した程度の記憶しかない。
しかしそれでも、「まんま、トップガンやんw」とマスクの下でほくそ笑んでしまう
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潜水艦クルスクの生存者たち(2018年製作の映画)

3.9

この映画の日本公開のニュースが流れているのが、ネット上を遡ると2022年2月15日。露軍侵攻前夜のウクライナ情勢が影響を与えたということではないと思うが、作品内のロシアの大国としてのメンツや懐事情、上>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.7

あんまりウンチクを語ってもしょうがないので…脚本、音、雑観映像、全てバランスが良く、未読だけれど村上作品っぽい喪失感も滲み出ているように感じた。岡田将生の役どころも良かった。
個人的には、西島さん主演
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.5

鑑賞から15年たった今も、ファーストカットのパンアップが鮮明に記憶に残っている。それだけラストでの伏線回収にインパクトがあった。

偶然と想像(2021年製作の映画)

3.2

前評判も概要も知らずに、上映時間のタイミングの良さと立地の近さで選んだ作品。
う〜ん…個人的には2作目以外は舞台劇にした方がいいんじゃないかと思ってしまった。映像である必然性をあまり感じない。役者に寄
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芸術家・今井次郎(2021年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

インタビューと撮り置きのライブ映像で構成されるので仕方ないところはあると思うが、時系列にこだわり過ぎず、並べても良かったのではないか…。前半のインタビューが「今井次郎とは」の人物像や価値観を語る定義付>>続きを読む

さまよう刃(2014年製作の映画)

3.6

wowowの方を見始めて映画も…と、amazonで観賞。
エンドロールに差し込まれたラストカットの、雪原に埋もれたハングルの書かれたモノが何なのか気になって何度か再生して理解。それも捨て置いていった上
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ウルフウォーカー(2020年製作の映画)

4.0

ジブリとはまた違う映像美。
画面分割や、街の様子をシンメトリーや平面的に描く感じも、絵本のページをめくりながらストーリーに入り込んでいく感じで良い。最後のハッピーエンドはやや日本人の価値観とは違う感じ
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どん底作家の人生に幸あれ!(2019年製作の映画)

2.8

オンライン試写会で観賞。
主人公の人生を取り巻く様々な人物像を魅力的に描いている点はプラス評価だが、やや多牌でNoisyな構成がマイナス評価。
まず、それでなくても階級や地方によってイントネーションの
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

3.2

本当のアメリカン・ドリームというのは、彼らのような底辺の行き詰まり感の中で足掻いてる人たちにとっての「夢」なんだろう、それがトランプ政権誕生を後押ししたのだろうと感じた。かつて鉄鋼で栄えた街に暮らして>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.3

ノーラン節炸裂、脳トレ映画!
同じく時間をテーマに据えた「インセプション」とコインの表裏を成すような作品。静と動、chemicalとphysical…ギミックは対峙的。けれど、最後に大きな伏線を回収し
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劇場(2020年製作の映画)

3.4

公開同時配信のAmazonで観たが、タイトル通り劇場で観た方良かったな…と後悔。特にエンディング。
山崎賢人が自ら「今までで一番のダメ男な役」と言ったらしいけど、女性目線だと、この手の「出た…男の小さ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.9

深い闇ではなく浅い闇。
息はできる。光も見える。でも抜け出せない。這い上がれない。ずっと…。
主人公アーサーが住むアパートと街をつなぐ急階段は、まるで、愛と安息のある場所からその闇の深みに降りていくメ
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.3

怪獣の同窓会というか大運動会というか、プロレスタッグマッチ的な?
どの怪獣も登場シーンが格好良く荘厳で絵巻物みたいな感じ。

料理人ガストン・アクリオ 美食を超えたおいしい革命(2014年製作の映画)

3.2

ペルー料理をガストロノミーに昇華させ、世界に知らしめた立役者、ガストン・アクリオ。
彼のインタビューと、ロードムービー的に食を探求する中で垣間見えるペルーの気候風土や人々の暮らしが交錯し、その哲学や理
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.3

韓国らしいハードボイルド!
民主主義を大衆の力で獲得した成功体験が日本は少ないので、少し羨ましい

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.1

原題 「ฉลาดเกมส์โกง」
タイ映画らしい、分かりやすく、伏線の回収もテンポ良い展開。タイのテレビ番組のbehind the storyのインタビューを観たところ、主人公リンを演じたออกแบ
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

2.7

家を守るとか嫁姑とか、アジアンな価値観に共感はできるが、それ故に目新しさはなかった。タイの華僑系の富豪の暮らしぶりとかも知ってるからなおのことなのかも?
アメリカでヒットしたと言うことは、主人公の友人
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.7

ザ・ヤクザ映画。今の世に出回る俳優じゃぁ、そんなドスのきいた世界観、描けないんじゃないかと思ってたけど、特に松坂桃李や中村倫也などの若手の演技が素晴らしい。

犬猿(2017年製作の映画)

3.6

兄弟ってそうだよねぇ〜…殺したろかと思うほど憎たらしいこともあるし、他人の前ではかばうこともあるし、切っても切れないし…と、しみじみ共感してしまった。うちはまだ男女が違うから諦めもつき易いけど、同性だ>>続きを読む

ラストレシピ 麒麟の舌の記憶(2017年製作の映画)

3.2

最初からラストへの展開が読めていたので、下馬評よりはちょい低め評価で。

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.9

憎悪や憤りの連鎖を、寛容に変えていく…あげた拳をどうおろすか?
片田舎の小さなコミュニティで起こる負の連鎖は、その延長上に中東の彼の国で起きたことや、メキシコ、南北戦争、マイノリティなど大きな社会的問
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

3.8

ご丁寧にも上映冒頭に一作目のダイジェストがあり、話の流れは分かるとはいえ、やはり一作目を全編観てから観賞した方がいい。でないと、クライマックスの息子の代にストーリーが戻ってからの展開が、おまけのように>>続きを読む