なっぷんさんの映画レビュー・感想・評価

なっぷん

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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

3.2

映画館の客層は、小さいお子様や年配の方、若いカップルまで幅広かった。おそらく、字幕が読めないだろう子供も食い入るように見ていたのは映像の可愛さと楽しさ、3Dならではの面白さ、今までのジュネ監督作品に比>>続きを読む

凶悪(2013年製作の映画)

3.0

地味で華の無い画面の中で、日常の延長として悪戯のように楽しげに行われる凶悪な行いは顔を顰めずには鑑賞できなかった。ただ…、実話がベースという冠が無くてもこの映画が面白いかどうかは疑問を感じました。
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悪童日記(2013年製作の映画)

4.1

純粋だった双子の美少年達が、戦争に翻弄され残酷な悪童になっていく様がみたくて鑑賞。戦中の暗い風景に鋭い眼光の同じ顔をした美少年が並ぶと、ただそれだけで画に凄みがあった。奇を衒った演出をせず真面目に誠実>>続きを読む

ユナイテッド93(2006年製作の映画)

3.6

2014年9月11日にTV放送で視聴。(もしこれが忠実に再現されたものなら)国内線とはいえ当時のUSAの保安検査のザル具合と、管制官と航空局の情報の錯綜具合に戦慄する。序盤の息苦しさだけでも充分しんど>>続きを読む

LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

3.0

序盤の台湾の街がすごくエキゾチックで魔的に撮られていてワクワクした。そこに登場するのが韓国マフィアというごちゃまぜアジア感、巻き込まれる金髪美女という画もワクワクした。
ただ、もっとアクションがみたか
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.3

序盤はブダペストの老舗温泉ホテルに宿泊した事を思い出し「そうそう!欧州の古ホテルの浴場ってこんな感じだった」と既視感が。砂糖菓子のようなホテルが廃墟になった様にうっとり…綺麗な色彩と洗練された構図にう>>続きを読む

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.0

まるで映画館のスクリーンが宇宙船の窓になったような臨場感を体験できた。(しかしただの3Dで観たのでIMAXとだいぶ印象は違いそう)残念ながら世間で絶賛されている程の感動は覚えず。CMから想像出来る以上>>続きを読む

ニッポンの、みせものやさん(2012年製作の映画)

4.3

戦争孤児や口減らし、(差別用語だけど作中で使われていたのであえて→)片端や因果者の受け皿であり、特殊な家族構成による巡業の裏側は大変貴重な記録だと思った。小政興業部の興行主さんの姿や、 もう二度と生で>>続きを読む

キック・アス ジャスティス・フォーエバー(2013年製作の映画)

3.6

航空機内のエンタメシステムで鑑賞。小さい画面だったけど、1を観た時の衝撃や痛快さは無かったけど、ブラックユーモアやシュールさには拍車がかかっていた気がする。愛すべき味のあるキャラクターが味方にも敵にも>>続きを読む

劇場版SPEC~結~ 爻ノ篇(2013年製作の映画)

3.0

ファンの愛を試すサディスティックな意図のある映画なのかも知れない…
エヴァみたいな…

劇場版SPEC~結~ 漸ノ篇(2013年製作の映画)

3.0

なんで…なんでそんなに大名古屋推し…?!
って、監督が名古屋出身だったのか…
名古屋の…名古屋のサブリミナル効果に今夜はうなされそう

インポッシブル(2012年製作の映画)

3.0

飛行機の中で鑑賞。
このようなディザスタームービーは、劇場の大画面で観るべきだったかも知れません。
それでも津波のシーンは迫力があって、冒頭が飛行機内からはじまるシーンだった事もあり、空の上でひとり怖
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ライジング・ドラゴン(2012年製作の映画)

3.5

飛行機の中で鑑賞。
ジャッキー、もう60歳近いのに可愛い!おちゃめ!
冒頭から色々ツッコミたくなる展開とアクションでおおいに笑いました。

地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

3.8

何も考えずに爆笑出来た。俳優さん達がとても魅力的だった。暴力的だけど笑えるから、デートムービーにも良い気がした…ヤクザ映画を一緒に観てくれる女子はまず少ないからw。途中からキルビルを観ている気分に。星>>続きを読む

クロニクル(2012年製作の映画)

3.3

学生だって辛い。この日常が沸騰してくる感じ、息苦しい。まだ何者にも成れない未就業の未成年…自分の周囲の環境を変える力もない。特に人気者でも彼女がいるわけでも、何か特別な“タレント”があるわけでもない男>>続きを読む

くちづけ(2013年製作の映画)

4.5

映画が、娯楽と倫理の間でせめぎ合っている様に感じた。知的障害の演技を誇張すること、それによる滑稽さやハプニングを笑いとしてみせること、悲劇的な実話を脚色し美化することをどう受け取るかは、観る人の環境や>>続きを読む

パシフィック・リム(2013年製作の映画)

3.3

夫に付き合い3Dで鑑賞。そもそも兵器が“人体”の形状を模してるだけでゲンナリするほどロボ免疫のない私だけど、巨大人工物を仰ぎ見る迫力を擬似体験でき、破壊衝動も喚起させられた。“破壊”の衝撃を映像で伝え>>続きを読む

カミュなんて知らない(2005年製作の映画)

4.5

ずいぶん前に劇場で観たのですが、以来、ふとした瞬間に、冒頭と最後のシーンが蘇って、どんどん自分の主観と混じり合って、記憶が書き換えられていっている映画。
そのくらい消化不良な違和感があって、ときどき反
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奇人たちの晩餐会(1998年製作の映画)

3.7

主演の顔だけで出落ち顔芸かというくらい笑える。ブラックコメディーと謳われていたけど、Mrビーンに慣れた脳には上品に感じた。馬鹿な行動と、その余波が生む展開、収束は落語みたいな形式美だな〜と思った。
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

5.0

男性って、好きな女性に自分の黒歴史やトラウマは絶対見せたくないだろうけど、ソレをみたい願望が女性にはあるのではないか…と思うけど、私だけかもしれない…;でもそれを受け入れてもらえたら、この上ない“私は>>続きを読む

八日目の蝉(2011年製作の映画)

4.0

母性って厄介だなと常々思っているんだけど、この映画にはそれが描かれていた。母性という響きの神聖さが、支配を献身にみせてしまう。子供は無条件に赦すから、母親は気付けない。愛情は狂気と親和性が高い。

テッド(2012年製作の映画)

4.5

バカで下品だけど、悲しくて仕方なかった。(私は)存在意義が設定されていない事が生命の唯一の権利だと思っているので、誰かの友達になるために存在しているという設定で、もうごはん3杯イケるくらい悲しい。ロボ>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

3.5

長かった…
いい意味でも、悪い意味でも、
観やすくて、くせの無いインド映画でした。
全年齢ウケするわかりやすい青春ドラマで、インドの時勢を反映しています。
映画的にはすごくよく撮れてる(らしい)から、
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