tasogaresakabaさんの映画レビュー・感想・評価

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落下の解剖学(2023年製作の映画)

2.0

落下の垂直運動という簡潔に映画的になりうる題材にもかかわらず作品は早々に家族間の心理の描写というありきたりなものに堕してしまう。

トリとロキタ(2022年製作の映画)

4.5

現代で溝口健二をやっていて驚く。いつものダルデンヌと言われがちだと思うが、手法を先鋭化させ、誰かを想っての行動をここまでエモーショナルかつサスペンスフルに描ける映画作家はいないのでは。

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.0

ひさしぶりに満足度の高いハリウッド映画。アクションシーンの編集がきっちりしてるだけで好感が持てる。少し長いのが今風だし、中盤まで段取りくさいが、小ネタや独創的なVFXとセットの使い方で飽きさせない。ク>>続きを読む

ラブレター(1981年製作の映画)

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ブランコ映画。田中陽造らしい地に足のついていない、というより重力という概念を知らない人たちの物語。

愛されちゃって、マフィア(1988年製作の映画)

4.8

ジョナサン・デミはキャラクターを幸せにする方法を知っている。それはつまり、それをみている観客を幸せにする方法も知っているということだ。

父ありき(1942年製作の映画)

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笠智衆は事故で死んだ教え子を思い続けて自分を罰し、息子の愛が父に届くことはない。決して叶わないものを乞い続ける異様な親子の残酷な物語。

放浪記(1962年製作の映画)

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この映画の高峰秀子はなんとなくフローレンス・ピューっぽい瞬間がある。というか、元来ピューは高峰秀子的存在なのかもしれない。

バニシング・ポイント(1971年製作の映画)

3.8

もっとこういう虚無的な映画を作って、毎日平日夜に上映すべきだ。しかし、十代の頃はあんなに心動かされたアメリカンニューシネマが自分のなかで割と色褪せてしまったことに軽いショックを受けた。

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.0

孤独な人々が集まる映画館という場の特殊性をオリヴィア・コールマンが身を持って体現している。地味だけどしみじみ良い作品。こういうものも月一で、映画館で見たい。

ベイビー・イッツ・ユー(1983年製作の映画)

4.3

実は恋愛映画において一番必要ないものは「共感」なのではないかと、この傑作を見て思った。

アポロ10号 1/2: 宇宙時代のアドベンチャー(2022年製作の映画)

4.5

超素晴らしいのですが、なんでこれアカデミー賞にノミネートされなかったの?