プラナリアさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.3

素晴らしい時間SFでした、単なる博物館の写真の連なりがどうしてこんなにエモーショナルなんだ

サーホー(2019年製作の映画)

4.5

ストーリーはかなり複雑だけれども、最終的には滅茶苦茶痛快な所にオチるので良かった。全てはプラバースだったのだ......

水戸黄門 助さん格さん大暴れ(1961年製作の映画)

2.8

人間のテンションがぶっ壊れているのでこわい。特に後半の江戸突撃パートは(その真相を思えば納得ではあるが)トリップめいた展開が繰り広げられヤバい。やや引き気味になってしまったけどちゃんと原作を履修してい>>続きを読む

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.5

当初は本人の意思に関わりなく若おかみソウルが憑依していくのでヒヤヒヤしましたが、終わってみればすばらしいアニメでした。

終盤に突きつけられる展開はマジに壮絶で、彼女の出した答えもその気高さと残酷さと
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.5

評判に違わぬすごさだった。市街デモシーンから先ずっと興奮するシークエンスで敷き詰められている。

もはや一人ドラゴンボールの域に達した鉄雄に対し、鎮圧軍サイドも当たり前のように光線銃が出るわ衛星レーザ
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美女と野獣(2017年製作の映画)

3.9

言わずと知れたディズニー・ラブストーリーのリメイク版。原典含めて今回が初めての美女野獣となります。

正直なところ、主役二人の関係の行方にはあまり興味が持てず、ガストン様も、序盤の本性を隠してた頃こそ
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デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!(2000年製作の映画)

4.3

デジモンは知らない状態でしたがとても楽しめました。色彩、構図、カット、効果音とがなにもかも良くて、演出の良くできたゲームをプレイしている感覚ですごい。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.9

どうしてこんな意味の分からないオチに目頭を熱くされるのだろうか。ワンカットで思い切り笑えて思い切りしんどくなれる、素晴らしいダークコメディでした。

それと脇役の皆様も本当によかった。舞台俳優男もリー
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キャビン(2011年製作の映画)

4.7

大快作、終盤のアレは是非とも目撃して頂きたいが、その前段階も滅茶苦茶面白かったんですよね。
暗黒収容財団の面々はみんな愛おしいし、被害者一同の趨勢も中々予想できない所があってワクワクさせられた。クリヘ
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皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(2015年製作の映画)

4.9

最高の映画、最高のヒーロー・オリジン

この作品にら目を見張るようなCG、SFXはなく、ただ泥臭く生々しい暴力ばかりが横たわっている。だからこそ「鋼鉄ジーグ」という名の願いの儚さや尊さ、エンツォの善心
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アーロと少年(2015年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ディズニー×ピクサーにも関わらず今の今まで存在を知らず、前情報ゼロで挑むことになったのだが、これが凄かった。

目を見張るのは、デフォルメされた人物たちと対比された美しい自然情景。特に高台から望む大地
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羅生門(1950年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

面白かったのですが、羅生門を期待したのに藪の中でガッカリしたので星マイナス1つです。

冗談はさておき、確かにこのまとめ方なら題名が『羅生門』であるのも納得。真相不明のまま完成された原作に真相を追加す
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HiGH&LOW THE MOVIE3 / FINAL MISSION(2017年製作の映画)

3.9

最終エピソードで最大の危機なので、顔のいい男たちが心身共にボロボロになる(良い)。やっぱり琥珀さんと達磨一家好きだなと感じました。特にクライマックスにおける達磨のアレは興奮する。

爆破セレモニーは想
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HiGH&LOW THE MOVIE2 / END OF SKY(2017年製作の映画)

4.6

前作を凌駕しかねないレベルの乱戦に加え、カタナヤクザとのハリウッド的カーチェイスまで楽しめるという、超豪勢なヤンキーアクション大傑作。

ストーリー展開も誠実かつ熱くて、ダレるパートもほとんど存在しな
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HiGH&LOW THE RED RAIN(2016年製作の映画)

3.5

劇場一作目から引き続きドラマ未見の状態で視聴。

流石に冗長すぎる&使い回し過剰なドラマパート、全体的にふんだんなスロー演出、正直ちょっと...なゲストヒロインとかが相まって前作より乗れなかった印象。
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HiGH&LOW THE MOVIE(2016年製作の映画)

4.2

ほぼ初見でも非常に楽しめました、話自体は琥珀さん周りのことに留まっていて、SWORD勢の人となりを知らなくても理解できるからというのもあるでしょう。

細かい所は置いておいて、何よりアクションがとんで
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将軍家光の乱心 激突(1989年製作の映画)

4.0

織田裕二死に様総選挙1位獲得作品

素直に決闘を見守っていたらオイル攻めにあって部隊爆散する下りなんかは完全にガバだが、アクションに関しては質・量ともに凄まじい。細かいことを気にしなければ大いに楽しめ
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武器人間(2013年製作の映画)

4.3

たのしいスプラッタ

事前に想像していたより倍以上もの武器人間たちが登場するので満足でした。その武器人間らもただ適当に水増ししてる訳ではなく、どいつもこいつもそれぞれのデザインや仕草やらが個性に溢れて
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

-

胃が痛い現場訪問シーンのある作品。史実との違いについては私の不勉強ゆえに分からないのですが、確かに発生から日の浅い事件の事をガッツリ感動エンタメに仕立て上げてしまうのはヒヤヒヤしてしまう。現場視点での>>続きを読む

バトルシップ(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ミズーリが目覚める辺りからずっと面白い。退役した老兵が決死で踏ん張り、他方では等身大の人間達が果敢にエイリアンに立ち向かう。そんな物語を求めていたんだ。

ところでこのエイリアン共弱いですよね?初手で
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告白(2010年製作の映画)

4.7

幸せな映像体験だった、本当にテンポがいい

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.1

冒頭十数秒からいきなり食糞描写を叩きつけられ、後半にも同じのがやってくるので苦手な人はちょっとキツいぞ!私はキツかった。

やくざ物の文脈が良く分かっていなかったが為に理解度が低いまま鑑賞を終えてしま
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

こんな内容だったのなら精神衛生状態を崩した状態で臨めば良かった

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.4

この映画はある地点への踏破そのものが主内容であり、その道中である戦場の風景をじっくりこっくりと見せつけられる。心底良くできた美術とロングカットから繰り出される映像美に惚れ惚れしていると突然!死の淵がこ>>続きを読む

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

4.5

主役の人がしつこい位に叫びまくるが、そりゃそうなるよなと思えるほど怖い。何ちゅう映像なのだろうか......

母なる証明(2009年製作の映画)

4.1

つらい、耐えられない程つらい。
最初の母息子の日常パートの時点で心をグズグズに抉られてもう十分だやめてくれと叫びたくなったが、事件が始まってからはまた別の地獄が現出する。ラストの情景はあまりにも悲しく
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

正義の味方でいたつもりがスコアアタックをしていた話。ハイスコア獲得を全てに優先しているが為に「ヤクザがパーティメンバーに加入」「他国から銃を購入」「シャブを売って資金にする」といったスーパープレー動画>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.9

どちらかと言うとアートワークに近いタイプの作品。主人公らはまるで応援する気にはなれないが、ひたすら他人のエゴに振り回される様は少しかわいそうだ。

スケア・キャンペーン(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

虚構と現実との境目が二重三重にも積み重なっており楽しく翻弄させられた。ただ、最終的なエネミーである殺人動画サークルの連中にまるで魅力を感じられず、そのために後半失速してしまったのが無念であった。けれど>>続きを読む

ドラゴンボール超 ブロリー(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

アクション全振りみたいな前評判だけを聞いていたのですが、全然違うじゃん!ストーリーもちゃんと良いじゃない!となった。
後半こそずっとバトルしたままなのだけれども(ずっとバトルでも飽きが来ないので不思議
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.8

感想ひねり出すべく映画を思い出していたら「やっぱ超面白〜〜!」という気分になり、点数を上乗せしてしまった。
とにかく、素人目にもお話が恐ろしく上手い作品。中盤以降のジェットコースターっぷりも凄まじいが
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

私の語彙力では非常に言語化し難いのだけども、とにかく最高でした。種明かしに際して、それまであった諸々の違和感の必然性が一瞬で自明となるあの感覚よ。

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.0

この映画で一番良かったのは何かと言うと、同伴した父(往年のSWファン)が満足そうだった事になってしまう。今作単体が背負う問題ではないのだけれども、エモーショナルの波動で押し切るには色々と足りなかった印>>続きを読む