青蝉さんの映画レビュー・感想・評価

青蝉

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胸騒ぎ(2022年製作の映画)

4.1

ご家族でぜひ観ていただきたい素敵な映画!子供が欲しいなぁ、なんて考えている人達にも、こんな方法もあるのかと目から鱗の素晴らしい映画!

実際子供がいる人が観たら自分が受けたショックどころじゃないんだろ
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.9

これはもう怖いとかじゃない笑
最終儀式のとんでも展開には笑い転げるかと思った
昔々の怨念達が継承されてとっても大変な事になるけれど、あそこまで大変な事になるともう、あーもうこれダメだわって諦めてパレー
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.8

クローネンバーグ2世の映画初鑑賞
クローンの設定とかは父ちゃんの遺伝子感じる
ブレードランナーみたいな話になるかと勝手に期待してしまったけどそうはならんかった
同調圧力とか悪ノリとかで沼にハマる感じが
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

3.9

オッペンハイマーやってる中、何故か観に行ったけれども、脚本がとてもいいなこれ
処女作だけあって今みたいな莫大な資本を使った演出ではなく、あたためてた感じがする面白みがある

他の作品にも現れてるけれど
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π〈パイ〉 デジタルリマスター(1998年製作の映画)

4.0

ガビガビ映像がとんでもなく綺麗になってて歓喜
なんだかんだでやっぱダーレンはこれが一番尖ってるかもなぁ
帰り道とりあえずいっぱい暗算しながら帰ったぜ俺は!

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.8

鑑賞後の「付き合わされた感」が一番強かった
ヘレディタリーもミッドサマーも、もっと見せて!って気持ちになれたから監督と一緒に映画楽しめてるような感覚だったんだけども、今作は『今まで思いついて温めてきた
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.9

役所広司の演技がバケモン
最近パーフェクトデイズも観て思ったけどやっぱりバケモン

西川美和って観終わった後に何かしら心に残してく感じあるよな

瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.7

開幕早々お爺の語りで超絶眠くさせられて、何ドレイタルコフスキーだよと思った

ビクトルエリゼの映画への想いと向き合った過程の様な物を比喩的に映した映画
もっと大きく言ってしまえばみつばち以降の人生その
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

去年は一年中これ観たいって言ってた気がするな

映像が良すぎる。個人的には前半のモノクロパート(魚眼?ぽい撮り方が特に良かった…)を永遠に観ていたい気もしたけどもちろんカラーも美
独特なシュールさと女
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Saltburn(2023年製作の映画)

3.8

画面が高級!
デカダン、サイコ、トロイの木馬って感じの映画
陽キャと陰キャが仲良くなるなんてどこのウォールフラワーだよと思ったけどそんな生優しくなかったな!
バリーコーガンが聖なる鹿殺し思い出させる
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

他人の人生の一部を切り取っただけの様な映画なのにとても惹かれた
ただのトイレ掃除が仕事の中年の日々がどういった風に進んでいくのか(例えば仕事終わり、休日に何をするのか、何を考えているのか)が何故かとて
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メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

2.0

魔女の宅急便オマージュ(他作品のも)ガンガン入れてこの面白くなさ
全部セリフで言うしもののけ姫のおどろおどろしさや深みを全てひっこ抜いて表面掬ったようなビュジュアルジブリ映画
これは酷いわ...スタジ
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正欲(2023年製作の映画)

4.0

桐島,何者を観て、何かしら好きなものがあるかなと思い観に来てみたけど覚悟が軽率すぎたね...声出るの我慢するのがやっとだった...

演出やまとめ方といった監督の手腕に関しては正直思うところあり。でも
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ミシマ:ア・ライフ・イン・フォー・チャプターズ(1985年製作の映画)

3.8

石岡瑛子のおかげで印象に残るシーンはいくつかあり、美術的な面は好きなところはあった
映画として好きかどうかと言われれば、正直それほど好きではない...
三島由紀夫の狂人っぷりは理解できたしポールシュレ
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

206分飽きさせない流石の手腕
怖い上司と逆らえない部下のお話なので日本人にも親近感あるね!
面白いとこいっぱいあるけれど、注射器に何入ってたの?この一言でグッと深み増す
はて自分は抗えるのか...
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ノスタルジア(1983年製作の映画)

4.0

2回トライして寝たので3回目トライ!
126分なんとか耐え切った...!!
映像良すぎる。荒廃した全てのシーンが嘘みたいに美しい
奇妙なカット、不気味な画、荒涼とした風景に奇怪な音楽で雰囲気完璧に作り
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マップ・トゥ・ザ・スターズ(2014年製作の映画)

3.7

なんだか気持ちわりー話だったねぇ(褒め言葉)

ミア・ワシコウスカの顔、何しでかすかわからない怖さがあって不気味だったなあ

羅生門(1950年製作の映画)

3.9

おもしれえ話だなぁ~最後の一幕で観客もあの土俵に引き摺り込まれる展開おもしれぇなぁ~!
お坊さん、信じて生きられるって言ったそばから不安感じちゃってんじゃーないのかい~!?
三船の存在感強いねぇ顔の力
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田園に死す(1974年製作の映画)

4.1

奇怪極まれりって感じの映像の連続
断片的に作りたい映像を時代とギリギリの設定でなんとか映画にしてるみたいな印象
昔の日本のアングラ感がこんなに堪能できる映画がある事がとても嬉しい
満を持して参上!みた
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.2

序盤のピアノの音、インターステラー的な事になるのかと思ったら本当にそうでスンってなっちゃった

A24とルーニーマーラに惹かれて観たけれど、結局一番印象残るのはパイだかタルト食べてるところ!不味そうに
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処女の泉(1960年製作の映画)

3.8

映像がとても美しい~
ベルイマンの映像は影と光がなんかこう...コントラストが云々...いいよな!

内容は宗教観のお話みたいだけれども...
こんな事言ったら元も子もないんだけれども、ラストの父さん
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アリス(1988年製作の映画)

3.9

ヤン・シュヴァンクマイエル初鑑賞。
映像はとても好きだけど、比喩とかさっぱり分からないよ~
アリスがかわいい。わざとだろうけどちょっと背徳的にさせる...。
色々あったけど虫のシーンが一番強烈だったわ
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血のお茶と紅い鎖(2006年製作の映画)

3.9

奇怪で不気味グロテスク人形劇!
文明と野蛮或いは貴族と平民の対比でネズミの方が残酷で殺伐としているのがかっこ良くも恐ろしい雰囲気
血のお茶は誰の血なのやら、美味そうにもせずひたすらゴクゴク啜ってる
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(2021年製作の映画)

4.2

ブツりと切られた腕やら脚やらがゴロゴロゴロゴロ~
頭蓋骨がキュート
人形かと思いきや時々人を使ったり、ストップモーションかと思いきや映像使ったり、そのチグハグさが不気味さ際立てる~
1901年の映画を
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オオカミの家(2018年製作の映画)

4.4

トレーラーで既に分かるけれど、ものすごく前衛的な表現方法で魅せるストップモーションアニメ
この美しくもおどろおどろしい世界観やっぱり最高だなぁ
火事のシーンが強烈で、火が無くても火事って表現できるんだ
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AIR/エア(2023年製作の映画)

2.6

映画としては良いんだろうけれど、思った通りの内容で、本当に観なくてもよかったのに観てしまったのが残念

野いちご(1957年製作の映画)

3.7

夢がとても良かったですけれど、あまり、刺さらなかったのです...
教養が足りていないのかもしれませんね
そのうち見返します~

天使のたまご(1985年製作の映画)

4.2

絵柄がめちゃくちゃ好みだと思ったら天野喜孝かぁ〜流石に良いわけだぁ〜
押井守が最近地獄みてぇな実写を撮ってるのは一切忘れて鑑賞

すげぇ良かったな〜やっぱり昔の押井守は良い
思った事↓
・廃墟的ディス
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.1

久々にウェスアンダーソン観たからか、オープニングであの色彩と画の中で汽車が走るシーンに「おかえり〜!」って気分になった!
映像に関しては完全ウェスアンダーソン〜
フレンチディスパッチと同じくテーマとい
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

4.0

バチくそムズカシ映画で後半脳みそが仕事を放棄している事を感じた‼︎
ブレードランナーや2001年みたいに本気で未来を想像する事をクローネンバーグがやってしまい、誰もついていけない方向に走る世界観が出来
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

4.2

なかなか衝撃的な家族の物語
進撃の巨人をあろう事かヨルゴスランティモスが監督してしまった...!!みたいな内容
これに比べたら日本のモンスターペアレンツなんて天使かもしれん
ヨルゴスランティモス、他の
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マンダレイ(2005年製作の映画)

3.9

ドッグヴィルが人間の善悪や愚かさにフォーカス当てた胸糞フラストレーション映画だったのでその類かと思っていたけど、これは結構人種差別の政治的な一面を暴いていて感心した
当然露骨に酷い話だし皮肉効いていて
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異端の鳥(2019年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃシリアスで大真面目な話かと思ったら結構笑わせにきてる映画でケラケラわろてた
猫の交尾でフラッシュバックしてブチ切れ顔からの展開めちゃくちゃ笑う

排他的な悪意や利己的な欲をぶつけられまくり
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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.9

何と言うかもう...呆れたよおれぁ...
ポールシュレイダー×マーティンスコセッシをロバートデニーロが演じる男だなんて、タクシードライバー観ればどうなるか分かってたようなもんだけどまぁ酷い...ついで
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コズモポリス(2012年製作の映画)

4.3

2年越しに再鑑賞
前回さっぱり意味わからんなんやこれと思ったけど見方変わったなぁくっそ面白い
ほとんどが会話劇なのに内容が3〜4割位しか分からない、けど面白い
サラ・ガドンもロバート・パティンソンも顔
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ザ・マスター(2012年製作の映画)

3.9

PTAの映像って本当に綺麗やなって改めて思った
信仰宗教とか要素としては色々あるけど破滅的で予測不可能なホアキンの演技を観るのが醍醐味って感じ
ジョーカーでも感じたけど病的な演技マジで上手いなホアキン
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