ブルーレイを購入し、未見のこちらを鑑賞しました。しかし、ブルーレイと謳っているが、画質的には普通のDVDレベルである。
オペラ界から事実上の引退状態にあったマリア・カラスを主演に据え、ギリシア悲劇の>>続きを読む
wowowからの録画から
いつもの華や毒のあるアルモドバル節から比するとやや物足りない印象もあったが、映画内映画という構成か、良く練られた作品だったように思う。
後半の老いた母との最後のやり取りなど>>続きを読む
WOWOWでアルモドバル特集をしており、未見のこの作品を観て見ました。
ストーリー、脚本が良く練られていました。観ながら、あるいは観終わって後で感じたのは、因果応報ですね。
30歳代後半〜40歳前後の円熟期と呼ぶべき時代のアラン・ドロンの作品が好きなので、ちょうどブルーレイが販売されていたので、25〜6年振りに観てみました。
ドラッグパーティで酩酊し、踏み込んで来た警官>>続きを読む
トロツキーを扱ったレオナルド・パドゥーラの「犬を愛した男」を読了後、ロージーの映画も20数年ぶりに鑑賞してみました。
当時から、ドロンよりトロツキー役のリチャード・バートンの方が存在感が強かった印象>>続きを読む
これが邦画のNO.1だと伝え聞いて観てみましたが、期待以上に素晴らしかった。
オープニングの廊下をカメラがゆっくりと移動して行く感じなど、去年マリエンバートの冒頭のホテルの廊下を移動して行くシーンを>>続きを読む
先だって鑑賞したワンスアポン〜に比べ、格段に面白かった。
色彩豊かなタイル貼りの壁沿いに歩くオープニングがアルモドバルっぽいスタイリッシュさも感じ、これは良作だなと確信した。
テーマ自体は単純だけ>>続きを読む
オープニングから駄作感が漂っていて嫌な予感だったが、ラストがこれまた酷かった。酷評しようと思ったが、意外にも高評価なレヴューが多く余計な事を言うのはやめておきます。
良かったのは往時の車を走らせたり>>続きを読む
随分昔に観たきりだったが、たまたまwowowで放送していたので録画して観てみました。
改めて見返すと、間違って持ち帰ってしまったクラスメートのノートを返しに行くだけなのに、こうまで瑞々しい映画を撮れ>>続きを読む
コラージュ的に様々な映画作品を切り貼りして作られた映画と呼んで良いのか、5話構成のただ押し寄せるその映像の波に身を委ねる心地良さを感じながら観ていた。
観ていて確認出来た引用された作品はアンゲロプロス>>続きを読む
30年振りぐらいだろうか、安価なBlu-rayディスクが売ってたので、鑑賞。
オープニングのテーマ曲とタイトルバックの海岸を皆で走るシーンを観ていると、ロンドン五輪のMr.ビーンを思い出し、いきなり>>続きを読む
バーガンディーのホーズを履いて着替えるデイ=ルイスのオープニングから別荘へ向かう際に着用しているツィードジャケット、50年代のロンドンの雰囲気やオートクチュールシーン、はたまた結婚式のシーンで、デイ=>>続きを読む
テーマや思わせぶりなエンディングなど好きな感じなのだが、役者の力量の限界かはたまた演出か、胸ぐらを掴んで来るような力強さが無かった。
「約束の地」を観て以来、ヴィゴ・モーテンセンのファンになったのでWOWOWで録画して観てみました。
時代背景的に有色人種専用ホテルなど出て来て、あの時代に我々黄色人種もあのホテルに泊まらせられるのかと>>続きを読む
20数年振りに鑑賞。
映画について文句を述べるつもりはない素晴らしい作品だが、20世紀FOX配給の影響なのか音声が英語とは如何なものか。フィルムノワールの傑作なんだし、フランス語のバージョンで観たかっ>>続きを読む
今さらながらwowowで録画して観て観ました。
リアルタイムでライヴエイドを米英の二元中継のTVをかじりついて見ていた世代なので、もう何年もヒット曲も無く正直旬の過ぎた昔の名前で出ています感満載のク>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
去年の11月に原作であるポール・トーディの「イエメンで鮭釣りを」読んで以来、機会があれば映画の方も観てみようかと思っていました。
原作の方は、日記、e-mail、新聞記事や報告書で展開して行くユニーク>>続きを読む
先日鑑賞した「浮雲」にあまり心を動かされなかったが、人情の機微や杉村春子をはじめ脇を固めるこの作品はとても良かった。
上原謙が新品のスペクテーターシューズを誇らしげに履いて来たのに、後にお隣含め靴を盗>>続きを読む
初成瀬。
名作と期待値が上がった中での鑑賞だったので楽しみにしていたが、バックの音楽が頻繁に流れ過ぎ、逆に緊張感を削いでいたのと、あまり好きではない似非ヒューマン的なフェリーニの「道」とも共通するエン>>続きを読む
ハネケにしては観やすい方だった気がする。
しかし死にゆくトランティニャンは、孫娘にどれだけ背負わせるのか
なかなか残酷でもある。
24〜5年振りに鑑賞しました。
当時若く気づかなかった事や新たに発見した事柄もあったりで、改めて名画だと感じました。
後半の本を焼くシーンでウェルナーが叫ぶ辺りは、数年後の「華氏451」の焚書のシ>>続きを読む
アルモドヴァルの作品はシナリオがとてもしっかりしてるので、安心して観られるし、今作は終わり方がとても良かった。
ハリウッド映画なら後日談として娘との久々の再会をお涙ちょうだい的な安易な演出で逃げるん>>続きを読む
オープニングクレジットの格好良さからこれは面白い映画だと確信し、鑑賞しました。
ゴルチェの衣装も映画に華を添えてたが、サスペンス的側面を兼ね備えた脚本もしっかりしていたので、最後まで飽きせずに鑑賞出>>続きを読む
知人がフラメンコを習ってるので録画を兼ねて鑑賞しました。
今は亡き伊勢丹会館のエルフラメンコなんかも出て来て、日本向けに作られた作品?とも感じました。
作品に取り組む姿勢を素晴らしいし、ステップの感>>続きを読む
冒頭のタイトルクレジットで、撮影がヴィットリオ・ストラーロとの表示が出て、俄然鑑賞にも力が入ってしまった。しかし、ウディ・アレンの映画にストラーロは、ちょっと思いつかない組み合わせだった!
相変わらず>>続きを読む
ベルイマンもヌーベルバーグ的な映画も撮っていたのね!
モノクロの質感がとてもいい。
陵辱され惨殺された娘の父親の復讐劇と捉えると一面的な印象だが、オーディンの北欧神話含めて宗教的な葛藤劇だと感じた。
テーマがシンプルな分、演出、演技力、モノクロの陰影、カメラワークなど画面いっぱいに力>>続きを読む
これまでベルイマンに縁がなく、第七の封印以来2作目の鑑賞。
冒頭の不気味な夢のシークエンスから引き込まれてしまった。無人の街、針の無い時計、柩を乗せた無人の馬車、棺から手招きをする遺体…
女性が毅>>続きを読む
ロメールはDVDで観られる作品も少ないので、貴重なロードショーで鑑賞。
なぜか観ながら山口百恵の「ひと夏の経験」がリフレインされてしまった…
悪くない映画です。
公開当時以来の2度目の鑑賞。
オデッサから引き上げて来た難民の一群が池に写し出される冒頭のシーンから目を奪われてしまった。
引き続いて、エレニが船に乗って村に帰ってくる長回しのシーンは村人達の営みを>>続きを読む
このアナーキーで無根拠な感じがたまりません!
エロ親父っぷりが最高なブニュエル組のフェルナンド・レイ、ロシアより愛をこめてのダニエラ・ビアンキを思い起こすビリディアナ役のシルヴィア・ピナルがいい味出>>続きを読む
手持ちのDVDboxからの3度目ぐらいの鑑賞。
真っ暗な寝室から徐々に光が差し込んで行く冒頭のシーンから、これは傑作だと確信出来る始まりだった。同じように始まるエリセの「エル・スール」を想起した。>>続きを読む
以前観たピナ・パウシュのがなかなか良かったので、ヴェンダース映画を観てみたが、ぼやっとした作品で彼も枯れたなぁっていうがっかりな印象。
人物設定とかもっと練れた気がするが…