niwasakiさんの映画レビュー・感想・評価

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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.6

面白いし演技も素晴らしかったと思う反面、なにかが足りないように感じた。
こちらの解像度の問題とは思うんだけど、森田の苦しみや悔しさや鬱屈をもっと描いた方がずしんと響いたかなと。もうちょっと尺があれば描
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ニモーナ(2023年製作の映画)

3.7

キャラクターも魅力的だし、ストーリーもわかりやすい子供も大人も楽しめる良アニメーション。
主人公の恋人が同性であることも自然に描かれていて、幼い頃から多様性を教えていく時代になってきたんだと感じたし、
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ゾンビーワールドへようこそ(2015年製作の映画)

3.6

グロいと気持ち悪くなるタイプですが、おすすめされたから勇気を持って観てみた。
笑いでグロがサンドイッチされている構成なのでなんとか堪えましたが、想像以上にモツいっぱい。笑える要素がなければ開始早々に主
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ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

3.9

精神的にも陰惨なシーンがこれでもかと続く作品だけど、また観ようと思う作品のひとつ。また観た時に書き足します

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

鑑賞後、しばらく口が開けなくなってしまった。なんであんな結末になったんだってやり切れなくて、呼吸と考えることしかできなくて呆然。
戦地を離れてやっと自分を取り戻しつつあった人をなんで…

ボトムス ~最底で最強?な私たち~(2023年製作の映画)

3.6

平和な学生ものかと思っていたら突然出血を伴うファイトクラブが始まるわ、最終的にみんな返り血浴びるなどはちゃめちゃ。
モテない仲良し女子二人(L含む)が「なんかもうモテてえな…」で物語が動いていく類似作
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ドリーム 狙え、人生逆転ゴール!(2023年製作の映画)

3.8

何も期待しないで見始めたのに、みんなのキャラ強すぎるし演出も上手いので最後まで笑って観てた。社会問題を一定掘り下げた上でユーモラスに描くって作品が好きなので、また観たいなって思った。

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.8

当然のように真実だと思って疑ってもいなかったモノがひっくり返っていく恐ろしさ。トゥルーマンの心を想像すると身震いするし、怒りで沸騰してしまいそう。
覚悟を決めて踏み出した先には誰もコントロールしてくれ
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赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

3.5

王道のラブストーリー。
恋に落ちていく過程の細やかなやり取りは可愛かった。

ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

3.6

警察学校に通う二人の学生のバディもの。
取り扱われる事件はエグいし胸糞の極みなんだけど、笑えるシーンもちょいちょい挟んでいて、正義感で真っ直ぐ奔走する二人を拳を握って応援できるので鑑賞後は晴れやか。
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.0

原作を何となく把握していて結末はわかっているのに、それでもこんなに苦しいことがあるのかって苛立ちと悲しみで心を散り散りされた。
こんなこと、してはいけないよ。

お嬢さん(2016年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

3部構成にした叙述トリックがものすごく気持ち良いのは勿論なんだけど、次々と登場する糞男達と当時の観念に対しての中指立てっぷりに胸のすく思いだった。
やったねって内心ガッツポーズ決めてた。

日本では”
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Summer of 85(2020年製作の映画)

3.9

孤独で未熟な一人の青年が、凶暴な夏の恋を失って、制御不能な自分と折り合いをつけながら再生していく物語。

前を向こうと切り替えた後は、どこか眩しそうに懐かしむような表情で笑うのがチャーミングだった。
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彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

3.8

淡い光を放つ良い作品だった。
成長過程のさまざまな感情が細やかに描かれていて、もう戻れない癖に脳裏に鮮やかにこびりついてる青春時代の記憶がノックされた。

欲望を表現する印象的なシャワーシーンが2箇所
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.5

断片的なシーンの時系列が最後綺麗に揃って気持ち良かった。あったかい素敵な作品だけど、みんな良い人すぎるからかしら。

縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

-

言葉にならない。
かつての事実を愚かだって思うけれど、世界から争いも、妄信もなくならない。

中村屋酒店の兄弟(2019年製作の映画)

3.6

地味な作品だけど素朴なだけではない、一味を振った味噌汁みたいな映画だった。
少ない登場人物のそれぞれに哲学があって、ドラマがあって、息苦しい現実と、情があった。
兄弟に対して、私はこんな風に手を差し出
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.1

スラダン見てバスケ始めた程度にハマってたので、初日から観に行きまして、私史上最高に劇場に足を運んだ作品になりました。

観るたびに解像度が高まるので毎回終盤になると音もなく涙を流すやべー女と化しました
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バビロン(2021年製作の映画)

4.1

映画への愛が強烈すぎて
涙が止まらず帰れないかと思った…

また観たいけど情緒が死んでしまうのが確定してるので怖い
でもまた観に行きます…

ダンスバトル(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

人がいかに不完全で、間違えまくって、許されながら生きているのかってことが、ダンサーである主人公の少女を通じて描かれているのだけど、その間違いが許容できない人は後半は腹立たしく感じると思う。
けれども、
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.6

子供が苦手なタイプだからか中盤までジェシーのことをよくわからん謎の生き物で、面倒臭い悪女みたいな子供だなと思っていた。

しかし、最終的に『子供』という枠組みで括って彼を適切に見ようとしていなかった、
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

3.9

何度観ても、何度観ても、心をあの美しい山に置き去りにされたような心地になる。
美しい記憶と罪悪感と底の見えない孤独、それらを抱えて生きる地獄を想うと、辛くてたまらない。

シャザム!(2019年製作の映画)

3.7

これ作るのめちゃくちゃ楽しかったんだろうなぁ…!
かつて子供だった大人たちが昔したかったことを懐かしがりながら、面白がりながら、悪ふざけをしている感じ。
この自由闊達さを忘れないヒーローに(大人)なり
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.8

煉獄さん変な人だなぁってところから始まって、煉獄さん…煉獄さん…としか考えられなくなり無事涙腺崩壊。
涙拭いて立て直したと思ったら、エンディングにて再崩壊。EDに向かって心の中で「もうやめてくれ…」と
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.8

捜査がスムーズに進む映画ではないとは思いつつ、焦燥感に胃をムカつかせつつ、緊張しながら観ていた。続け様に2度観たけど、2度目でも変わらずムカつきを抱えて観られたからもう多分何回もこうなるんだと思う。ラ>>続きを読む

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.6

なかなかにモンスターが気持ち悪かったので2回目は酔っぱらったノリでいかないと観れないかなと思いつつ、なんか嫌いじゃなかったんだよな。
理由といえば、滑稽な主人公とそれを囲むキャラクターたち(今回は家族
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

公開してすぐに観に行った。
帰宅してもワクワク興奮してて、アドレナリンが出っ放しだったから、ネタバレレビュー読んで3日後には2回目に行った。
こんなスピード感で2回目行ったのは初めてだった。とりあえず
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サーホー(2019年製作の映画)

3.5

インド映画だから覚悟はして観ているんだけど、それでも長かった…
役者の顔を見分けつつ、どんでん返しのたびに関係を頭の中で整理するっていうコストが個人的に大きくて、途中から集中力が切れてしまった…。
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Girl/ガール(2018年製作の映画)

3.8

苦痛と向き合う、孤独で柔らかい魂が描かれていた。
言葉の少ないララが人知れず心に重しを抱える度に、ささくれを剥いた時のような痛みが胸に走った。
彼女が抱えていたものを思うと決断には納得しかないけれど、
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.8

最初から最後までお前たちが好き。
ビッグラブ!とか言い出しそうになる程度に最高。

青春時代の眩しさと痛々しさがぎゅぎゅーっと凝縮されて、笑いながら愛おしみながら描かれていた。

青春ど真ん中でも笑え
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.0

音楽のぶつ切り、やたら印象的すぎる登場シーン、軽々しい音楽、過剰な水音、薄っぺらく露悪的に描かれる女性。意図的だとは思うけど、なんでこんな風に一つの恋の話を消費したんだろうって意味がわからないというか>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.7

観賞後に色んな違和感が拭えなくて、きっと誰かしらが見た幻夢なんだろうって思った。
そうなるんだろうなっていう嫌な展開の方にわざとらしいくらいにコロコロと転がっていくストーリーと、消耗していく性と生。
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