なおまつ76さんの映画レビュー・感想・評価

なおまつ76

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ビニールハウス(2022年製作の映画)

3.5

字幕翻訳 大塚毅彦さん
住んでいるビニールハウス、もっと悲惨かと思ったら冷蔵庫など家財道具もそこそこ揃っていて想像よりかなり過ごしやすそうだった。電気はどうしているのか。そして実際にビニールハウスに住
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RRR(2022年製作の映画)

4.7

字幕翻訳 藤井美香さん
言葉にするのも烏滸がましいが、映画のすべてがここにある!

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

時代設定を現代ではなく1940年代にした時点でかなりの勝算。ハリウッドのVFXほど精緻でなくてもザラザラしたレトロ感があるのでバランスが取れている。役者もみな素晴らしいし、特に安藤さん吉岡さん佐々木さ>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.0

字幕翻訳 原田りえさん
嗚呼アナ・トレント…!
人気俳優失踪事件がすごくすごく謎めいているのかと思いきやそういうことではなかった。なぜそうなったのか理由や過程があまり説明されることなく淡々としているの
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

字幕翻訳 松浦美奈さん
全編クレイジー。人間の賢さ、愚かさ、美しさ、醜さがすべて凝縮され箱詰めされている。高貴で生々しい上質なブラックコメディ。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

説明されてないから想像が広がる。それぞれの人物の気持ち、いま置かれた境遇、そして過去。こんなに自由に想像しながら観られる映画はないのではないか。最初から最後までそんな気持ちで楽しめるし、始まって30分>>続きを読む

デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

3.8

字幕翻訳 石田泰子さん
監修 大鷹俊一さん
思索の旅人。吟遊詩人。その複雑な脳内をそのままカンバスに転写したかのような映像。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

字幕翻訳 林完治さん
何が素晴らしいってあの総てが静止する「無」のシーン。映画としてはすごい冒険だったと思うがよくぞやってくれました。逆を言えば他のシーンが忙しすぎてついていくのに精一杯だったというの
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

字幕翻訳 牧野琴子さん
1920年代アイルランドの美しく雄大な自然を背景に繰り広げられる、不可解で息苦しい人間模様。理由も分からず突然拗れた関係は天井に広がるシミのように、少しずつその拗れが広がってい
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その声のあなたへ(2022年製作の映画)

2.9

内海賢二さんの役者としての偉大さ、人間としての度量の広さ、家族の絆、周りの人たちからいかに愛されていたか。そしてベテランの人たちの声優という職業確立への努力、その過程がよく分かる映画でした。
若いライ
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.0

「ホーンズ」観た時もビックリしたけれど「ハリー・ポッター」後のダニエル・ラドクリフの作品の選び方、だんだん好感が持てるようになってきた。どれも設定や役どころがぶっ飛んでる。裏サイトでクソな書き込みして>>続きを読む

ミス・マルクス(2020年製作の映画)

3.0

かの有名なマルクスの娘として知性あふれる家庭で育ち、社会や人間について誰よりも高い理想が幼少期より心の奥底に染み込んでいる。活動家として尊敬されるが、掲げる理想と、私生活のパートナーとの日常生活との間>>続きを読む

リダウト(2019年製作の映画)

3.3

(東京都写真美術館)(字幕なし)
映像というひとつの美術品。Calling VirginとTracking Virginのハンモックのシーンでまず度肝を抜かれる。エアリアルシルクさながら高い樹の上から
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

字幕翻訳者 不明
初版で読んでいた原作をもう一度読み直してから鑑賞。あの短編をどんなふうに3時間の映画にするのか非常に興味があった。
あらゆる設定が原作とは異なっていたものの、根幹はきちんと原作通りの
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.7

字幕翻訳 松浦美奈さん
観終わったあと、ふむふむとよく考えるとストーリーは大したことないのだが。
要は跡目争いと金と痴情のもつれ。
しかし監督の名前と役者の豪華さ、美術などの力技で最後まで観るものをワ
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.5

字幕翻訳 林完治
これは賛否両論分かれる!
考えずに感じられる者勝ち?
往年のファンにはたまらないシーンが沢山あった。「マトリックス」の後半からずっと貫かれている愛の力というテーマがますます強く深くな
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その女諜報員 アレックス(2015年製作の映画)

2.4

字幕翻訳 三田眞由美さん
たまたまムービープラスで観たのですが、オルガ・キュリレンコの顔が綺麗すぎて釘付けになりました。
何度も窮地に陥りながら頭脳と体力で脱していく、元諜報員が主人公のアクション。
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アリサカ(2021年製作の映画)

2.7

字幕翻訳 佐々木健司さん
女性警官のマリアーノ。麻薬組織と癒着警官によって仲間を皆殺しにされたが、1人生き残り森の奥の原住民族一家に救われる。
彼女が生きていると知った組織は執拗に追ってくるが。。。
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ある詩人(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

字幕翻訳 佐藤恵子さん
現代社会で文学やその国特有の言語が廃れていく不安に苛まれる詩人と、19世紀に権力に抗い処刑された詩人、両者の苦しみが重なり、交錯しながら物語は進んでいく。

シリアスながら随所
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オマージュ(2021年製作の映画)

2.7

字幕翻訳 小寺陽子さん
売れない女性映画監督が、60年代に韓国映画界で唯一の女性監督が撮った「女性判事」を復元する仕事についた。ボロボロになったフィルム、台本、関わった人々と接するうちに当時の厳しい状
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

4.0

字幕翻訳 古田由紀子さん
久しぶりのウディ・アレン監督作品。
ティモシー・シャラメ演じるギャツビーは、頭はいいが夢と野心に欠ける斜に構えたマンハッタン育ちのボンボン。エル・ファニング演じるアシュレーは
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.0

字幕翻訳 松浦美奈さん
若き俳優の死と彼に憧れ続けた少年の手紙を介した深い友情。
学校もエンターテインメント業界も虚飾や薄っぺらいプライドにまみれてる。
そんな中で唯一本当の心の中を吐露できたのは互い
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はちどり(2018年製作の映画)

3.8

字幕翻訳 根本理恵さん
90年代半ばのソウル。日本で言う昭和の香り漂う巨大団地のような場所なのか。
そこに暮らす5人家族。餅屋を営む普通の家族の物語が、中学生の次女の視点で淡々と展開されるのだが、とに
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

字幕翻訳 牧野琴子さん
姉妹の過去と現在を交錯させながら、観客を少しずつ世界観に没入させていく。姉妹は常に感情的だがしかし喜悲劇を大げさに飾り立てることなく美しく上品に淡々と描く。監督が「フランシス・
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ブリット=マリーの幸せなひとりだち(2019年製作の映画)

3.7

字幕翻訳 中沢志乃さん
心に傷を抱え滅多に笑うことはないけど、美しい一筆箋にToDoメモを作成し完璧に家事をこなす63歳の主婦。本当は誰かに気づいてもらいたい。思い切って飛び込んだボリの街で「掃除が上
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

字幕翻訳 根本理恵さん
面白すぎて言葉が紡げず、しばらく感想が書けなかったが、大分時が経ったので少しは書けるだろうか。
シリアスだし、別に役者も観ている人を笑わせようとしている感じはないのに、何故かめ
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.7

字幕翻訳:アンゼたかしさん
思ってたよりかなり面白かった。
ワカンダ・フォーエバー!
セロンとローゲンももちろん素晴らしいんだけど、オシェア・ジャクソンjr.があまりにもナイスキャスティング。なんかホ
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.3

とにかく楽しかった。それに尽きる。ウィレム・デフォーとニコール・キッドマンががっつり脇を固める作品の安心感よ。

ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

3.2

吹替版で鑑賞。吹替翻訳:野口尊子さん。くだらないけど息抜きにちょうどいい。こういう映画もあっていい。カレン・ギランはドクターフーの時に好きだったのでハリウッドで頑張っている姿をずっと見守っています。(>>続きを読む