海苔さんの映画レビュー・感想・評価

海苔

海苔

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少年メリケンサック(2008年製作の映画)

3.5

深いことは考えずにただ肩の力を抜いて楽しむべき映画。彼氏にデレデレ甘えたかと思えば中年たちに舌を出して中指を立てる、ぶっとんだ宮﨑あおい。ゲロを吐き下ネタを連発する汚い佐藤浩市。数年後に新垣結衣の妻を>>続きを読む

エイプリルフールズ(2015年製作の映画)

4.5

高校生の時になんとなく映画館で見たら号泣してしまい、最近プライムにあったのでもう1度見てみたらまた泣いてしまった。

お互いに些細なところで関わり合いながらそれぞれのストーリーを生きているという群像劇
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.8

中1くらいで見たときにはあまり感動せず、大学生になってから英字幕で再鑑賞したらとてもよかった。

まず物語として、囚人仲間にビールを振る舞わせる場面に象徴される、アンディが監獄コミュニティで認められて
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七人の侍(1954年製作の映画)

3.7

今見ても楽しめるレベルの迫力。7人の猛者が集って弱者の側に立って多数の敵に立ち向かうっていう設定も普通に熱い。今では既視感のある見せ方とか物語も黒澤明のこの映画からっていう節が大きいのだろう。三船敏郎>>続きを読む

元禄忠臣蔵 後篇(1942年製作の映画)

3.0

もう見たのがだいぶ半年近く前なのでなんとも言えない。。。セリフが全く聞き取れなかったので英語字幕で見てた。派手さはなく、かなり見るのにエネルギーを要する映画。松の廊下や長回しがポイントか。課題に追われ>>続きを読む

昼顔(2017年製作の映画)

3.5

上戸彩が冴えない生活感丸出しの独身女性(ドラマでは主婦)をやってるっていうのがよいよね。斎藤工と会うようになってから一気に本領の色気が出るというギャップも含めて。伊藤歩の演技がプライドの高いメンヘラ感>>続きを読む

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(2015年製作の映画)

3.0

期待していたほどの興奮はなかった。SMプレイがある種崇高な嗜みに見えてしまう。

ビフォア・ウィー・ゴー(原題)(2014年製作の映画)

3.0

NYの街で出会った男女の一夜の淡い物語。偶然人生の一点において交錯した二人は一瞬を同じ場所で過ごし、互いが互いの話を聞き、理解し、背中を押す。彼らはやがてそれぞれの道を前進していき、再び交わることは二>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.4

評判がすこぶる良くて映画館に見に行った作品。意外な展開や驚きの結末などはなく、物語は王道をゆく。しかし洗練された画面での歌やダンスといったミュージカルは終始観客を魅了して飽きさせることがない。そしてラ>>続きを読む

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.0

大手検索エンジン会社の社長が無人島で密かに開発した人型AIエヴァ。社員のケイレブはエヴァが「人間」であるか、平たく言えば心を有しているかを確かめる最終実験として、1週間エヴァと2人で対話することになる>>続きを読む

フリーダム・ライターズ(2007年製作の映画)

4.0

90年代のカリフォルニアの実状を学ぶという意味だけでも見る価値がある作品。お互いの人種を敵とみなしていた生徒たちが、エリンの献身的な教育によって、互いは敵ではなく同じ社会を共有する仲間なのだと気付き、>>続きを読む

エヴォリューション(2015年製作の映画)

3.3

中性的で無表情な女たちが人間でいて人間でいないような気味悪さを感じさせる。設定や背景を理解しようという気持ちで見てしまったが、純粋にこの映画の説明されないからこそ幾重にも増幅される不気味な雰囲気や世界>>続きを読む

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

3.7

自らの内なる欲求に気づいた少年が炭鉱夫の家族と衝突しながら羽ばたいていく物語。バレエを女のものと決めつけ、理由を説明せずに権威で息子に言うことを聞かせようとする様は典型的な労働者階級特有のMacho >>続きを読む

遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

3.5

地表の下にしかもっぱら興味がない社会で、地表のはるか上を見上げてもがく少年たちの物語。football or mine という男教師の言葉がこの鉄鉱社会における若者の状況を端的に表している。鉄鉱仕事と>>続きを読む

シークレット・オブ・モンスター(2015年製作の映画)

3.3

はっきり言って、なにがなにやらよく分からないままに終わってしまった。予告などから背筋の凍るような恐ろしい心理スリラーを期待していただけに、音楽は非常に重厚で不気味だったものの、肩透かしを食らったような>>続きを読む

怒り(2016年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

 早稲田松竹で『淵に立つ』に続けて見たので、少し集中力が切れてしまった感はあるものの、大変楽しめた。並行して描かれる3人の男のうち、誰が殺人犯なのか本当に最後まで分からない。森山未来の演技力は圧巻だ。>>続きを読む

淵に立つ(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

画面はオルガンを弾く娘の場面から静かに始まる。町工場の家族、無口な夫、地味で家庭的な妻。どこか昭和のようなセピア色の古い空気が通奏低音として流れ、それが八坂の不気味さと共鳴しながら、物語は単調にリズム>>続きを読む

ANNIE/アニー(2014年製作の映画)

4.3

アニーの底抜けな明るさは見る者を不思議と元気にさせる。深遠で味わい深いわけではないがストレートにひたすら前向きなメッセージが素直に心に響いてくる。演説の場でのドレスを着たアニーの独唱、それを見つめるス>>続きを読む

ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

3.0

まあ仕方ないんだけどやはり原作の方が内容はある。映画だけで見てる人トムリドルについてとか理解できるのかな。でも原作読んでる身としては普通に楽しめた。ダンブルドアの言葉が印象的。"The ability>>続きを読む

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

4.2

前半は軽妙な風刺コメディ。笑いながら引き込まれていくうちに、気づいたらシリアスな政治ドラマになっている。今なお大衆の心を掴むヒトラーのカリスマ性。求心力。「最初は皆笑ってたんだ」との老婆の叫びは胸に刺>>続きを読む

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

3.5

冷戦下の米国での赤狩りについては正直よく知らなかったため、その点は大変勉強になった。自由の国を標榜するアメリカでもこのような思想排斥の風潮があったということで、この時代や米国についての理解が深まった。>>続きを読む

ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

3.0

予め原作本を読んで内容知っているので練習にちょうど良いかなと思って英語字幕で鑑賞。今更感あるけど映画は初めて見た。小1の時に読んで想像を働かせた世界が実際に映像になっているのを見るのはなかなか感慨深い>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

4.8

 英語の勉強もかねて英語字幕で3回目の視聴。自身初のIMAXでこの映画を見た時の感動は忘れられない。IMAXの大迫力の画面と荘厳な音響が、壮大で神秘的な宇宙とよくマッチしていて最高だった。

 この映
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何者(2016年製作の映画)

3.5

 色々な経験を通じて成長したいというような気持ちはありつつも、いわゆる「意識高い」人たちを少し敬遠してしまう。素直な気持ちで「成長」を目指して様々なことに取り組む彼らの姿に、どこか虫の居所の悪さを感じ>>続きを読む

PK(2014年製作の映画)

4.8

 大学で先行試写会をやっていたので何の気なしに行ってみたが最高だった。ちょいちょい何とも言えない音楽が流れだし突然にみんなが踊りだすところは、インド映画だなあという趣。楽しいコミカルでコメディチックな>>続きを読む

SCOOP!(2016年製作の映画)

3.8

 単にワルな福山雅治楽しみにいくかあって感じだったんだけど、予想以上に良かった。普通に福山見てるのが新鮮で楽しいのはもちろん、二階堂ふみツンデレで良いなあって感じだしなによりリリー・フランキーが最高。>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

 ただのパニック映画は好きじゃないからなって思っていたけど妹の激推しがあったので見に行った。ただのモンスターパニックじゃなかった。
 この映画はゴジラというモンスターを題材にした、日本の官僚ドラマと言
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

 最初は完全にRADの音楽目当てで行った。予告編を見てもなんか男女高校生が入れ替わるとかいう設定を見て若干げんなりしたし。
 オープニングの夢灯籠でもう期待を超えた。前半は普通に高校生の入れ替わりを田
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