ohagiさんの映画レビュー・感想・評価

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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.8

「偽証罪は罪に問えても、沈黙罪は罪に問えないのですか」という言葉が刺さった。結末はずっしり重たい。地上波で見始めたがCMがあるのでアマプラで一気見。ガリレオはやはりこのメンバーが魅力的。

肉弾(1968年製作の映画)

4.0

軽妙でいてずっしり重い。太平洋戦争の終戦前後2週間ほどの1人の特攻兵の出来事を滑稽だけどリアルに描いた岡本喜八監督の秀作。1945年と1968年の対比が狂気と平和を見事に表現。白黒とカラー。最後の衝撃>>続きを読む

江ノ島プリズム(2013年製作の映画)

4.0

思いがけず良い映画に出会った
タイムリープものだけど、ハートフルな青春映画でした。意外なラストが切ない。この頃の野村周平と本田翼いいな。

シックス・センス(1999年製作の映画)

4.0

遥か前から数回鑑賞。古典的どんでん返しの名作中の名作。

イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.0

竹野内豊は安定感あるが、ストーリーが散漫な印象は拭えなかった。ドラマ人気に便乗して、手を広げすぎた劇場版という感じですね。

今朝の秋(1987年製作の映画)

4.5

山田太一追悼特集で観賞。1987年の作品だが、高齢化、家族とは?、人生とは?深く広く生き方を問われる名作ドラマ。現代に通じるテーマである。久しぶりに強く胸を打たれた。

山猫は眠らない7 狙撃手の血統(2017年製作の映画)

3.8

BSの年末特集がきっかけで鑑賞。久々のハードボイルドな感じ。冷静沈着な狙撃手の物語。ほぼ一直線のストーリーだが無駄がなく、飽きさせない。ただ、自分は南米系の顔の区別は苦手だと自覚した。

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

5.0

心を抉る凄い映画。言葉を失う。人の尊厳、自らの生き方にまで深く考えさせられた。クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン、その調和が映画を昇華させた。「モ•クシュラ」というキー>>続きを読む

ラブ&ドラッグ(2010年製作の映画)

3.1

ラストが良くて0.1点アップ。チャラ男とギャルから一転純愛模様からの、難病克服。盛りだくさん過ぎてストーリーをこなし切れず残念。ポケベル時代の映画に驚き。ラストサムライの監督で、アン・ハサウェイは脱が>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.0

しがないミュージシャン志望の青年の身に起きる奇跡のファンタジー。全編ビートルズの名曲が満載で、夢のような世界を見せてくれて、幸せな気持ちになる映画。一種のパラレルワールドだけど、そんなの関係なくスーッ>>続きを読む

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

3.9

ひと夏の子供時代の眩しい時間の物語。いいなぁー。胸を締め付けられる。とにかく子役が鮮烈。脇もしっかり固めて良作。草彅くんも良かった。一番最後の最後、サバの歌でクスリとする。夏休みにピタリな映画。鯖缶と>>続きを読む

Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

3.9

銀の龍の背に乗って♪、エンドロール最後まで余韻に浸りました。映像がとても美しい。過酷な離島医療、台風の脅威などは問題提起に終わったが、登場人物それぞれのドラマに引き込まれる。時間軸が進んでおり、連ドラ>>続きを読む

(2017年製作の映画)

3.4

ノスタルジーを感じて感傷に浸るショートムービー。中村ゆりが光ってた。起承転結の感情の振幅の大きさを目で見事に表現して、最後は爽快。うなじのエロス感にも男女の機微が。やり取りはぎこちなく、全てを語らない>>続きを読む

悪人(2010年製作の映画)

3.7

過去観賞映画。同じ監督の「流浪の月」を観たので記録用。
監督が共通して訴えようとしてるのは、「ホントに悪いのは誰だ」「100人いたら100の真実がある」→さあ、あなたはどうですか、と投げかけてくること
>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

3.8

社会や人生の不条理を考えさせられる映画。暗い場面と穏やかな美しい場面の対比は人生の対比か。中心人物(すず、桃李、流星)の心理描写にネグレクトの闇の深さを感じさせられ、後半一気に引き込まれた。真実を葬る>>続きを読む

ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.8

異質なものを人は恐れ排除する。その犠牲者に甘んじることなかれ。天才会計士かつ戦闘マシンのような、いわゆるギフテッドの話。皆と同じことが正義とは限らない。観終わってずっしり来る映画でした。

ゾン100 ゾンビになるまでにしたい100のこと(2023年製作の映画)

3.9

ゾンビ映画に青春を掛けてコメディで仕上げたような奇想天外で爽快な映画。漫画チックなんだけど、赤楚衛二と白石麻衣が良いスパイス。死ぬと思えばやりたいことが出来るよね、もっと「自由」に生きようよ、という筋>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.8

淡々と描かれる「ちひろさん」の日常、「ちひろさん」の魂は心の中で泣き叫んでるようにも思えるし、飄々と世間の雑事に囚われることなくしぶとく生きてるようにも思えるし。一番純粋なのは「ちひろさん」かな。有村>>続きを読む

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.7

タイトルを侮るなかれ。とんだ佳作に巡り会った。「期待値は未来への評価」、映画作りのエネルギーに惹き込まれてあっという間の90分間。「何かを残すことは何かを犠牲にすること」、映画編集は人生の縮図でもある>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

ハラハラ・ドキドキ超絶の感動作。息もつかせぬ怒涛の展開に心臓にかかるGが半端ないです。そして愛する人を守る尊さ。「Don't think!Just do it!」トム・クルーズ格好良すぎるやろー(笑涙>>続きを読む

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.8

革新、自由、感動、そして笑い。30年経っても色褪せない真実。これぞエンタテイメントムービーと思えました。一人ひとりのキャラクターもしっかり作られてて素晴らしい。しかし当時、本物のキリスト教徒が観たら卒>>続きを読む

マイ・ボディガード(2004年製作の映画)

3.9

非合法でも愛を守るため戦う男を演じたデンゼル・ワシントンすごいな。心に刺さる。メキシコの現実。ストーリー展開もひと工夫もふた工夫もあり終わりまで観るべき映画。命のために命をかける。録画して、日曜朝に見>>続きを読む

ニューヨークの恋人(2001年製作の映画)

4.0

過去鑑賞分。メグ・ライアンのラブコメシリーズ全部観てるんですよね。好きな映画です。メグ・ライアンかわいくてお茶目。ヒュー・ジャックマン若々しくて素敵。彼はその後も年相応に重厚になってて流石。

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

4.5

ピアノの天才だけの映画かと思ったら、最後は不覚にも涙する感動の映画。2週間の物語なのに複数の人生が凝縮されて、才能とは何かを考えさせる。松岡茉優に引き込まれ、鈴鹿央士が新人とは思えず、森崎ウィン、松坂>>続きを読む

KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

4.5

これが海外制作ということにまず敬意を表したい。全編英語、日本昔ばなし風だけど、大人のファンタジー。最後まで目を離せない。エンドロールを最後まで観るべき映画。終わってみれば、心が温まっていました。

デス・ウィッシュ(2017年製作の映画)

4.1

愛する人のために立ち上がる男をやらせればピカイチ。久々に、流石のブルース・ウィリスを観た。愛する人を守るために難しく考える必要はない。信念の赴くままに。カッコよかったー。やはりアメリカ凄いな、と思わず>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

アクションシーンの山場が次から次へいくつも出てくる、007シリーズの集大成的な映画。ラスボスのラミ・マレックがボヘミアン・ラプソディに続いて怪演。ラストシーンに感無量でした。

STAND BY ME ドラえもん2(2020年製作の映画)

3.1

久々の勢いで連続でドラえもん鑑賞。シンプルなタイムトラベル、CGの魅力も今ひとつに感じたが、温かさは不変。ストーリーは王道のドラえもん。エンディングの菅田将暉に聴き入って、良かったなと思える映画。宮本>>続きを読む

映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ) 2021(2021年製作の映画)

3.4

久しぶりのドラえもん。思いやりの気持ちこそ大切、自由と平和が一番とシンプルに思える、とてもわかり易い映画。ロシアの蛮行も、ウクライナにドラえもんがいたらな…と思わずにいられない。声優に、松岡茉優、香川>>続きを読む

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

4.0

大泉洋と佐藤浩市を吉田大八が撮る。松岡茉優だけでなく秀逸の役者が脇を固める。難しくても面白いことをやろうよという言葉に元気をもらう映画。シリアスでコミカルで変幻自在。心軽やかになりました。

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.6

終わって心温まる素敵な映画。
老人も高校生も、自分の思いに正直に生きることの大切さは同じだと気付かせてくれる映画。「人は思いもよらぬヒトになる」「大切なものは大切にしないとね」など心に残る珠玉の言葉が
>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.3

惹き込まれた。映像も、言葉も、時の流れも、そうだよね〜と甘酸っぱい気持ちになる青春ラブストーリー。ホンの少しのボタンの掛け違いがなければ、素晴らしい愛を育めたのかな。でも、やはり、そうだよね〜と思わず>>続きを読む

22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.9

重苦しく見るに堪えない猟奇連続殺人事件から始まり、観るのを止めようかと思っていたら、意外な糸が繋がり、一転ニ転、すごいストーリーに思わず引き込まれる映画。罪と罰、時効や精神網弱など刑法規程の不条理まで>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

4.2

ズシッと心に響いた。たけしの物語かと思ったら、昭和オムニバスの重厚な人間ドラマ、「浅草人」の物語。珠玉の言葉が並ぶ。柳楽優弥と大泉洋が素晴らしい。門脇麦と鈴木保奈美も良い。劇団ひとりの力量も感じる。年>>続きを読む

カリフォルニア・クリスマス(2020年製作の映画)

4.2

Home is where the Heart is.  欲だの金だの名声だのに染まった心は洗われる。愛は「赦し」と「歩み寄り」だと気付かされる。テンポ良く感涙モノの映画でした。但しカリフォルニアのX>>続きを読む

グレムリン(1984年製作の映画)

3.8

奇想天外でテンポ良い展開に引き込まれ、主人公の愛くるしいギズモのお陰で、1984年製作なのに色褪せないハートフルな映像。さすがスピルバーグ監督。クリスマスの夜にグレムリンとおもちゃ屋で闘うというファン>>続きを読む

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