yksijokiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

3.6

本当のサイコパスは自分がサイコパスであることを自認してるのかもしれない。スリラーを期待していると犯人は明白で、その犯人はわりかし下手くそというポイントがありちょい肩透かし食らうかも。お互いにサイコパス>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.8

構成が非常に巧く、実際の映像がなくとも事件の悲惨さ、キツさが浮かび上がってくる。このタイミングでこのテーマの映画が作られる事が一つ大きな指針だと思うし、構造上の膿を自分たちが出さないといけないというこ>>続きを読む

イノセンツ(2021年製作の映画)

4.2

子供の純朴な残酷性が際立った作品。独特の不安定さの上に緊張の糸が張られていて観ていて息ができなくなるような気持ちになる。サイコスリラーの要素とバトル漫画の要素といくつかの要素を組み合わせながら進んでい>>続きを読む

淫ら(2019年製作の映画)

2.8

教授と学生という立ち位置を利用しようとする変態エロ教授による映画クイズが炸裂するタイトルと中身全然ちゃうやんムービー。雰囲気だけずっと不穏なんだけど肝心のストーリーはなんだか惜しい感じ。アバター好きは>>続きを読む

激突!(1971年製作の映画)

4.1

とある追い越しからとんでもない煽り運転を受けてしまうワンシチュエーションスリラー。ホラーみがすごいのと車の撮り方が斬新でかっこいい。冒頭のガレージから車の前方斜め上から後ろ向きにカメラを動かしていく撮>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.7

戸田奈津子の『それ』多投翻訳!!トム・クルーズ(61)のノースタントのアクション!!手に汗握る展開の連続!!マンティス!!

トム・クルーズ61歳のノースタントのアクションとは思えないシーンたち。手に
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

3.7

度胸があって強気で野心家の女性を演じさせたら100点のロザムンドパイクが法定後見人ビジネスをし…で法廷モノかと思ってたら思ってるよりサスペンス寄りで◎。ややご都合主義に見える展開だけど総じてテンポが良>>続きを読む

鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

3.5

中国版ウォンカーウェイって感じで中々雰囲気のある映画だった。映画館で観てたら結構刺さってたと思う。とにかく陰鬱な雰囲気と中国の夜の街と、ライティングがすごく印象的な作品だった。傘に鮮やかな赤が広がるシ>>続きを読む

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.3

どのシーンを切り取っても美しい。そして音楽が素晴らしい。音楽や映画館のことが好きな人なら絶対にどこかの琴線には触れるはず。観たあと映画館に行きたくなるはず。ポップコーンを買って上映までの待ち時間をゆっ>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.3

ジェームズ・ガンらしい映画や音楽へのオマージュが詰め込まれた作品。スペースオペラとしてのスケール感の線引きが素晴らしく、3部作で終わるのが本当に寂しくなるぐらい、最高の150分でした。

3作品それぞ
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.6

目に見えるものが全てではない

素晴らしいミスリードというべきか。前作のルールはそのままに主人公を若年化することで逆にITリテラシーが高いがゆえの展開を見せていくのが素晴らしかった。情報量も多く画面内
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トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

3.2

心の内側をゴソゴソしつつ、なんか刺さるものがなかった。惜しい。暴力と亡き愛する人の幻影とを重ね合わせてしまうストーリー展開とグザヴィエドラン自身の演技と、これを25歳とかで脚本まで仕上げてしまう凄まじ>>続きを読む

パリ13区(2021年製作の映画)

3.7

性愛と服従と満たされと。

それぞれの性愛と、そことは少し違った角度での本当の愛とが描かれていて、思っていたよりもしっかりしたストーリーではあった。色と愛と関係性さに欠けるグザヴィエドランみたいな印象
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.8

ジョーダン・ピールが未知との遭遇を撮りました的作品。前後半の落差の激しさで最後はなんか笑ってしまった。

ジョーダン・ピール作品にある何者なのか、何なのか、謎が謎である間が面白すぎる。それが明らかにな
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アンビュランス(2022年製作の映画)

3.7

ジェイク・ギレンホール×マイケル・ベイ×銀行強盗。

この組み合わせなだけでもう面白い。中身も普通に良かった。安定の大爆発の多さ、ドタバタ感はマイケル・ベイの十八番。カットの切り替えも多くて長ったらし
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ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

3.5

○3行サマリ
未来予知できるアンソニーホプキンスが同じ能力を持つ連続殺人犯と対決するお話。サスペンスと思ってると割と超次元モノでした。

○感想
確かに惜しい感じはするけどめちゃつまんないわけでもなく
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.8

○3行サマリ
ナイブスアウトシリーズ第二弾。大富豪によって離島に集められた富豪やモデル、実業家たち。殺人推理ゲームの中で起きる本当の殺人に対して、ダニエルクレイグが本当の真実を暴くべく奔走するミステリ
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.9

●3行サマリ
冒険家の彼女が最愛の人である彼氏を失った失意から引きこもってたところを友人に励まされて300mの高さの電波塔を一緒に登ることになるが取り壊し寸前なので…。な話。

●感想
ワンシチュエー
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.2

□3行サマリ
34歳未婚で大学中退、給仕係のブリジットが夏休みの間のベビーシッターとして6歳の女の子のフランシスと交流し、心の交流を深めていくお話

□感想
細かいエピソードの積み重ねの構成になってい
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思いやりのススメ(2016年製作の映画)

3.7

●3行サマリ
難病を抱える男の子と介護士の関係性を描いたちょっと笑いどころ多めのコメディドラマ。

●感想
テンポがとても良くて尺も短めなのでロードムービーっぽさも随所に感じながらもドラマかつコメディ
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トムボーイ(2011年製作の映画)

4.0

●3行サマリ
性自認の一歩手前の状態を描いたドキュメンタリーのようなフィクション

●感想
全体に尊さと少しのほろ苦さと愛を感じる作品。さらっと観れる尺だけど考えさせられもするという部分と物語性を描き
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.5

●3行サマリ
ジュラシック ワールドシリーズの最終作。シリーズを回収しに行く同窓会映画。

●感想
同窓会シリーズとしての驚きと面白さは非常に良かったけどプロットが個人的にはちょっと無理だった。後半は
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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.9

●感想
脚本が素晴らしかった。完全に裏を取られたしラストは「えっ?えっ!!」が止まらなくなってしまった。

ホラー的な要素よりもスリラーとしてのおもしろさと恐ろしさ、加えて人種差別的な描写もあってそこ
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.5

●3行サマリ
ウルトラマンのシン解釈。

●感想
ウルトラマンに特段そんなに明るくなく、子供の頃はもちろんティガとか見まくってたし、VHSでのウルトラマンや帰ってきたウルトラマンとかも見てたから分かる
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.2

●3行サマリ
トップガンの続編。トム最高。

●感想
最高の続編だった。ほぼMIシリーズだけどそんなことはどうでも良いのだ。飛行ファンタジーという新ジャンルの中ではまじで1億点あげても良いと思うぐらい
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英雄の証明(2021年製作の映画)

3.7

●3行サマリ
借金を返せずに服役していた主人公の手元に誰かが落とした大金が表れて、それを懐に入れるかかえすか迷ったことで巻き起こって行く論争を描いた作品。

●感想
ちょっとだけ長さは感じたけど全体と
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.5

●3行サマリ
ヴィジョンとの楽しい日々を取り戻したいワンダちゃんが大荒れしてドクター・ストレンジが火消しに走る話

●感想
MCUだと手放し絶賛のノリにややついていけなくなってしまっている自分がどこか
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.6

●3行サマリ
架空の雑誌社とそこで書かれている記事、その執筆者のやりとりを短編の形で描いた作品。なくなった編集長とそこに勤める執筆者たちとのエピソードが中心。

●感想
難しい、よくわからなかったとい
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フロッグ(2019年製作の映画)

3.6

前半のホラーテイストがめちゃくちゃ良かった。カメラワークといい音楽といい不穏さがすばらしかった。I see youの原題から類推される「何か」の存在と並行して起きている誘拐事件とがつながっていくのでは>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.9

エドガー・ライトらしさがホラー描写にビュンビュン出ていてショーン・オブ・ザ・デッドでも炸裂していたどこかファニーさもありつつ非常にリアリティのある描写が良かった。ぐわっと大量に襲いかかってくるシーンは>>続きを読む

ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード(2021年製作の映画)

3.9

前作よりたぶんコメディ色が強まっててかなり笑いどころも多くてめちゃ面白かった。

アクションというよりもはやドンパチという感じだけどカースタントもありつつ、ガンアクションも格闘もありのフルコース!陸、
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.1

1970'sへのリスペクトと賞賛をしっかり感じつつ、PTAとしてのオリジナリティを足してきている感じがあってとても良い作品だった。冒頭から何か起こりそうなワクワク感と何も起こらないグズり具合がさすが。>>続きを読む

スティルウォーター(2021年製作の映画)

4.1

サスペンスでマッドデイモンとあったのでもっとアクション寄りのものかと思ってみたのでいい意味で期待を裏切られたというかこんなにヒューマンドラマと思ってなかったのでビックリ。冒頭からかなり起伏のないゆった>>続きを読む

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.7

タイカワイティティらしさ全開だった。おどろおどろしさがあったMCUの一連のシリーズから一線を画した感じがあってさすがという印象が強かった。これなら全然単体でも観られると思うし、観た人は他のソー作品を観>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.4

冒頭の短いインタビューシーンとそこからのタイトルバック的に表現されるデトロイトの文字でもうかなりイケてる映画みが強くて良作の予感がした。中身も久々にブッ刺さった。人と人の分かり合えないことや関係性を描>>続きを読む

クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

3.8

ソ連とイギリスとの睨み合いの緊張感がスパイ同士という中でのやり取りに凝縮されていて今このタイミング、ロシアという国を考えながら見ることに価値がある一本だった。

思っていたよりサスペンス的な要素の方が
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