Bentancurさんの映画レビュー・感想・評価

Bentancur

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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.5

食料・エネルギー・武器で絶妙な均衡を保ってる世界を壊しちゃう愚か者のクリヘム好き。カー・バイクアクションが相変わらず最高でした。怒りのデスロードに繋がるご褒美有。連続上映して欲しい。2万回行きます。

関心領域(2023年製作の映画)

4.0

収容所内のことは一切描かれず、夜な夜な響く不気味な音、恐怖心を煽る劇伴、人物達のどこか怯えた表情でここがアウシュヴィッツだとわからせる。恐怖でしかない。

わたしの見ている世界が全て(2022年製作の映画)

4.0

良かれと思ってやったことが、実は家族の大事なものを台無しにしてたんじゃないかっていう後悔。つらい。

マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

3.5

可愛いだけだと舐めてました。ごめんなさい。マルセルみたいな友人、兄弟、子ども、孫、家族がいたらきっと毎日楽しいだろうな。勇敢で、でも臆病なマルセルが大好きです。

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.0

投げ出されるラスト。こちらの感情が振りまわれされまくった100分間。web会議のコンサルの人も本当はいい所があるかもしれないね。

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.5

今更見ました。ホアキンのジョーカー凄かった。亀みたいな体つきが常にアーサーの不自然さ、奇妙さを強烈に伝えてくる...。

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.5

禁忌の子を我が子としちゃう人間の傲慢さ好き。

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.0

鈴木亮平映画。コメディパートからアクションパートへの切替のメリハリがアニメ。これを演じ切れるのは彼しかいないと思った。

水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

3.0

セリーヌ・シアマがこれを撮ったのが、27歳。天才か笑。普遍的なひと夏の痛み系ストーリーなのに、なぜここまで魅力的なんだ、、、。

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

4.5

ずっとマイリストに入れ続けたい、何回も見たい物語です。

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

3.5

全部を肯定してくれるような映画で、鑑賞後の幸福感がすさまじい。マディがとにかくキュート。

瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.5

人は映画みたいな美しい物語を期待してしまうよね。歌うこと、労働すること、酒を飲むこと、友人と話すこと、、人生の美しさが詰まってる。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

恐怖を煽る音響がすごい。オッペンハイマーの良心の呵責と傲慢(多分無意識)さのバランスがいい。トリニティ実験の場面は映画的快感を恐怖が越えていった。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

5.0

5満点じゃ足りない。圧倒的な映像と劇伴。パート1より魅力的なキャラクター(特にフェイド=ラウサが最高)。そしてポールがサンドワームに飛び乗るシーンですよ...!パート3が待ちきれない。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

思ってたのと違ったけど満足度高い!喧嘩の長回しと実は最後まで真相がオーディエンスに明かされないところが最高。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.5

最初の30分で不快度が100%を超え、これがあと2.5時間続くのかと思い更に絶望。最終審判の描写の時の観客は我々であり、結果が出たら足早に劇場を出てしまう。3時間に渡るボーの試練を心配そうに鑑賞しなが>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.0

これ冴えない若者じゃなくておじさんってのがずるいです。

終わらない週末(2023年製作の映画)

3.5

イヤホン推奨映画、劇伴が素晴らしいので。陰謀論とかアメリカの分断とか、サイバー攻撃とかイシュー盛々だけど、ラストのスタイリッシュさにやられた。誰かと話したくなる映画。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

劇場で観れてよかった。セリフが殆どなく同じことの繰り返しなのに何故こんなに面白いのか。ルーティン動画のような小気味の良さと役所広司のなんとも言えない笑顔。

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.5

社会に迎合せず斜に構えていた時期は誰にでもある。あの醜くも美しい時期を忘れないようにしたい。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

世界観に入り込むことされできれば最高。人生一代記的な成長譚なのに、ここまで新鮮に感じるのは美術、音楽、そして何よりベラの魅力だ。

千年女優(2001年製作の映画)

3.0

今で言うマルチバースをこの段階でやっていたなんて。老婆の所は火の鳥異形編みを感じました。

Saltburn(2023年製作の映画)

4.0

オリヴァーの気持ち悪さが素晴らしい。あの湿っぽい目とおろおろしている割りには不相応の筋肉が不気味さを際立てる。ネイトもよかった!

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.0

不吉な出来事を予感させる動物の死がカンガルー(さすがAU映画!)。快楽に隣接する死、既に亡くなっている近親者、やりすぎる若者たち、過去のトラウマ、不幸の連鎖などなどホラー映画の定石をなぞっているだけの>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.0

クスッとできるシリアルキラーコメディ。まず設定が勝ちだこれは。