アメリカの西部を舞台にした6つの短編を一本化したオムニバス映画。Netflix 限定公開となったコーエン兄弟監督作品。
『ファーゴ』のように皮肉の効いたシュールなもの、『オー・ブラザー!』のように>>続きを読む
【過去鑑賞作品 15】
1952年、マンハッタン。まだ同性愛が公に認められていなかった頃のお話。
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テレーズとキャロル。ふたりはそれぞれ男性との関係でうまくいっていない。そんな普段>>続きを読む
独身者はホテルで45日以内にペアをつくらされ、期限までにペアを見つけられないと動物の姿に変えられてしまう。
本作はそんなぶっ飛んだ設定をシュールに描いている。ジャンルとしては、ブラックコメディ/ラ>>続きを読む
〈激動の時代、家族は身を寄せ合った〉
アルフォンソ・キュアロンの幼少期の記憶は、家政婦との思い出と政治暴動を軸に紡がれる。その記憶は決して甘いだけのものではないが、それと面と向き合い、形に残す行為>>続きを読む
【過去鑑賞作品 14】
やはり、今作の一番の魅力は、その難解さにある。女優として順調にキャリアを積む主人公の夢を映した前半と、売れない女優である現実を映した後半に大きく二分される構成。
だが、>>続きを読む
他人と夢を共有する装置:サイコセラピーマシンを取り戻すために、主人公がパプリカとなって夢の中へと潜入するSFアニメーション。
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まず、この映画のアイデアは面白いと思った。夢から別の夢>>続きを読む
人類初の月面着陸に成功したニール・アームストロングを映した伝記映画。『セッション』や『ラ・ラ・ランド』など音楽を扱った映画を撮ってきたデイミアン・チャゼルが、まったく別のジャンルを監督したということ>>続きを読む
【過去鑑賞作品 13】
〈これがスコセッシ×ディカプリオの最高傑作だ!〉
「一人の男の栄光と没落」。『レイジング・ブル』で確立されたスコセッシお得意の半生劇を本作もなぞる。主人公は実在の人物で、>>続きを読む
【過去鑑賞作品 12】
〈大人の心を捻り上げ、浄化する宮崎駿の不思議の国〉
子どもの頃の記憶というのは、大人になるとあまり残っていないものだ。いまの自分と地続きに思えるのはせいぜい中学時代からで>>続きを読む
【過去鑑賞作品 11】
強盗計画のために集められた6人の男たち。しかし、待ち構えていた警察によって計画は失敗してしまう。ホワイト、オレンジ、ブロンド、ピンク、ブルー、ブラウン、警察の内通者はいった>>続きを読む
小説家としての成功を夢見る主人公ギル・ペンダーは、婚約者イネスとその両親とともにパリを訪れた。深夜、街をうろついていた彼は、憧れの1920年代の世界へと迷い込む。
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幻想的で神秘>>続きを読む
ホラー映画の多くは、暗闇を基調に、恐ろしいビジュアルのキャラを出し、大きな音を鳴らすことによって怖がらせようとしている。
本作はこれと比べてどうだったか。まず、明るい映像が多く、特に恐ろしい見た>>続きを読む
【過去鑑賞作品 10】
「血の繋がりよりももっと大切なものがあるのでは」という問いかけは現代映画においてHOTなテーマだ。最近でも『ボヘミアン・ラプソディ』に『天気の子』『存在のない子供たち』とそ>>続きを読む
【過去鑑賞作品 9】
〈生きたきゃ殴って、殴られろ!〉
「古きよきフィルム時代」などとよく言われる。確かにデジタルカメラやCGIへの移行によって、フィルム独特の質感、重みのようなものは失われてし>>続きを読む
【過去鑑賞作品 8】
🌃ゴッサムシティを舞台に、法で裁けない悪と戦うバットマンとその宿敵ジョーカーを中心としたヒーロー映画🃏
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「ヒーローのあり方と必要性」というテーマは実に興味>>続きを読む
【過去鑑賞作品 7】
ナチスによる迫害に巻き込まれたユダヤ系イタリア人のグイド。悲惨な現実を息子が悟らないように、彼は楽しい嘘をつき続ける。
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前半ではグイドがドーラと出会い恋に落>>続きを読む
【過去鑑賞作品 6】
第二次世界大戦下、ひとりの兵士を救う使命を与えられたアメリカ人兵士たちを描いた戦争映画。
この映画のひとつひとつの場面が、どれも迫力があり力強い。
まずは、冒頭のノルマ>>続きを読む
【過去鑑賞作品 5】
〈トラヴィスはわたしの反面教師であり代弁者でもある〉
この町を一掃しなければならない。トラヴィスは本気でそう思っている。感情的になりすぎているわけでも、自分を見失ってい>>続きを読む
【過去鑑賞作品 4】
引き算の『2001年:宇宙の旅』、足し算の『インターステラー』という指摘も言い得て妙。物理学も哲学も人間ドラマもモリモリな、ノーランらしい宇宙スペクタクルが誕生した。
人>>続きを読む
この映画の1番の魅力は、ジェームズ・マカヴォイ演じる多重人格のキャラクターだ。人格同士手を組んだり、敵対したりするような構図は面白かったし、人格が変わると体質も変わったり、ある人格が別の人格のフリを>>続きを読む
言葉を発することのできない女性イライザが、不思議な生物”彼”と出会い惹かれ合う、ファンタジー&ラブストーリー。アカデミー賞13部門ノミネート、うち4部門を受賞した2018年最も話題を呼んだと言える作>>続きを読む
列車事故から無傷で生還した男デイヴィット・ダンが、イライジャとの接触や家族との交流を通して、自分の素質を理解していく過程を描いたSFサスペンス。
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『シックス・センス』によって期待>>続きを読む
【過去鑑賞作品 3】
オスカー・シンドラーは実に興味深い人間だった。人件費を抑えるという利益に即した行為としてユダヤ人を雇っていた彼だが、ユダヤ人との交流を通して次第にユダヤ人を救うことを意識し始>>続きを読む
島の海水浴場に迫る巨大な人食いザメとその脅威に立ち向かう人々を描いたスリラー映画。スティーブン・スピルバーグ監督の2作目にあたる。
やはりスピルバーグは、様々なキャラクターの立場や考えを交えて作>>続きを読む
「まさにマリア。ぼくは一瞬で恋をした」
泣けるオナニーの『マルホランド・ドライブ』、泣ける手コキの『女王陛下のお気に入り』、そして泣ける勃起『愛のむきだし』。
本作は主人公のキャラクターアー>>続きを読む
コーエン兄弟に似た雰囲気がある。フランシス・マクドーマンドやウディ・ハレルソンなどのキャスト、そしてカーター・バーウェルが音楽を担当していることもコーエン作品を彷彿とさせる要因だろう。ただ、コーエン>>続きを読む
【過去鑑賞作品 2】
この作品で、少年は世界の素晴らしさに出会い、私は映画の素晴らしさに出会った。
大学の図書館、PCの粗い画質での鑑賞であったが、この作品で少年とともに息を飲み、母親とともに>>続きを読む
【過去鑑賞作品 1】
P.T.バーナムという、サーカスを設立した人物を映したミュージカル映画。正直微妙だった。
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芸術性の高さが求められる舞台劇が主流であった時代に、単に客が楽しめ>>続きを読む
ミュージカル映画ではないが、音楽をテーマとした伝記映画である点で、グレイテストショーマンのような映画をイメージしていた。
しかし、この映画は伝記映画であると同時に、キャラクターがとても個性的で人>>続きを読む