浦島タカイキさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

浦島タカイキ

浦島タカイキ

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ハイリスク(1995年製作の映画)

3.0

ジェット・リーといえば…とも言える代表的な作品。であるが、日本国内では中々マイナーである。
90年代香港映画作品に見られる独特のドタバタ、ストーリー性なんかも特に気にせず、良くも悪くもおちゃらけた有り
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ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

4.2

「ドニー・ダーコ」は、あらゆるジャンルに当て嵌まるのと同時にジャンル別に分けるのが難しい。であるが、全ての場面において、各々の説得力さを見逃さずに結末を迎えた時に、感じるものはハッピーエンドに近い感覚>>続きを読む

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.8

現代調にリマスタリングされた懐かしのティーン向けのホラーによく見たコモンセンスを適度に含みながらの質の良いコメディ性の高さ、物語の盛り上がりの加速度も平均点以上で、バランスの保たれたキャラクターと相関>>続きを読む

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.8

「シャンチー」が製作されたことに対しては、マーベル,ディズニー,その他含めたハリウッド業界の裏側を刹那的にも勘繰らずにはいられないが、恐らくは予想を越えた未来になるのか、フランチャイズにおけるポジショ>>続きを読む

キル・ザ・ギャング 36回の爆破でも死ななかった男(2011年製作の映画)

3.0

70年代のクリーブランドにて実在したマフィア事件を基に、非常に分かりやすく、テンポ良く、ダニー・グリーンという魅力的なキャラクターを通して、特殊効果の頼りなさや、ヴァル・キルマーのシェイプを除けば、終>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

2.1

「キングスマン ファースト・エージェント」の仕上がりは、これまでに披露してきたファビュラスなキングスマンらしさを失い、前ニ作を観ることで容易に想像できる物語のエピソードゼロ的な範囲を越えることなく、留>>続きを読む

ディザスター・アーティスト(2017年製作の映画)

4.4

もはやある意味で誰もが羨むその才能を知った瞬間から、ひけらかさずにはいられないカルト作品のアイコンとも言える偉人トミー・ウィゾーのカタログ作品。自分という存在を他人に認めてもらう、認めさせることとはそ>>続きを読む

赤ちゃんのおでかけ(1994年製作の映画)

2.6

街を行き交う人々の足下をハイハイする幼児に対する興味の無さなどの限りなく高められたフィクション性を備え、赤ちゃんをフロントに繰り広げられるハートフルコメディは、視聴者層を限定した範囲から逸脱をしないが>>続きを読む

マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

3.0

イントロではっきりと理解できる、これは詐欺師が踊る映画であると。そして、登場する初めて会う年頃に成長した娘。父娘の微笑ましい場面を観つつも、何となく匂う疑念を抱いたままに訪れるその結末に対しての驚愕は>>続きを読む

キリングゲーム(2013年製作の映画)

1.8

壮大な描写や、アクションシーンがあるわけでもなく、因縁を抱えた2人の男がただ山中で攻め合う。そこに名優2人であっても壮絶さとはかけ離れた退屈な90分でしかない。

俺たちスーパーマジシャン(2013年製作の映画)

3.4

感動すら覚えるほどのコメディであることは間違いないし、落ちぶれてしまったかつてのスーパースターの再起をかけたありきたりな復活物語であったとしても、退屈することはない。それには、スティーブ・カレル、ステ>>続きを読む

ダーク・スティール(2002年製作の映画)

3.2

「ダークスティール」は、数あるノンフィクションを背景にした作品や、警察内の問題を題材にした映画の中では実直且つ無骨であり、特別に際立つ演出を見せない若干の派手さにも欠け、チープさも漂うが、全編通しての>>続きを読む

ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

4.2

非常に恐ろしいクライムサスペンスもので、主人公が犯人を追うノワール調に似せながら、実際にはもっと高度なマジックが仕掛けられている上に、限界までに奇妙な作品である。
もし恋人だったり、大切な人が突如とし
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ファンが思い描いた夢が、まさに眼前で《スパイダーマン 》の史実として、凄烈に郭大され続けるシーンの連続であり、ひとときの妥協もなく、149分が過ぎていく。
ノーウェイホームに関わるすべての人を心からハ
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.3

冴えない父親がある日突然ブチ切れたら…

とっくにあり触れきってしまっているフォーマットに含有された素材と隠し味、調理方法が完璧に、そして底抜けに痛快であり、無理がない。

ボブ・オデンカークの傷だら
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震える舌(1980年製作の映画)

4.2

公開時にはホラー映画的な意匠を以て宣伝がなされていた作品であるが、“破傷風”という菌が、ホラーなんかよりもいかに怖いか、人体にとっての恐怖であるかが充分に伝わってくる。それには、子役の若命真裕子氏の演>>続きを読む

Death Note/デスノート(2017年製作の映画)

2.3

いまいち魅力さに欠けるキャストと、それまでクレバーな部分がなかった主人公がラストに突然繰り出す強引に組み込まれたギミックが、納得には程遠い仕上がり。そうなると、センスさに気を衒いすぎたようなBGMにも>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.2

半年後に地球上の全生物が絶滅する最悪の危機の中、良かれと思って行動することで、思わぬ立場に追いやられてしまう、或いは立ち入り込んでしまっている科学者2人の場面展開と、それを取り巻く情けないほどにクズな>>続きを読む

ブロブ/宇宙からの不明物体(1988年製作の映画)

3.8

中学生が深夜に見て衝撃を受けた作品。

え?この子死ぬの?的な意表を突かれるシーンが当時の自分にはなかなか効いた。

特撮演出、登場人物それぞれのやられ方も見事。

ラストシーンカットまでハラハラしっ
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ビッグ・ヒット(1998年製作の映画)

3.8

高校生時代のとある年の冬休み深夜に偶然初見。
慌てて途中から録画した本作を何度も見たおした。

凄腕のプロの殺し屋…なのに胃薬を常備しているマーク・ウォールバーグがハマっている。
制服姿のチャイナ・チ
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ドグマ(1999年製作の映画)

3.8

ケヴィン・スミス作品中いちばんお気に入り。

難しい聖書の話は無視しちゃって、個性的な悪魔だったり天使だったり、バカでお下品な野郎2人組らのロードムービーを見守りましょう。

何故か、終盤ちょっと泣い
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ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

4.8

スチールブック盤購入。

なかなか観る者を選びがちなコーエン作品だが、誰にもススメたい。
情けない、先が見えない、どうしようもない、おバカで魅力たっぷりのキャラクターが愛おしい。

オリジナル音声はも
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

5.0

急遽ついでに急遽観てきた。

見る前からわかってたんだ、最高なのは。
ただ本当に観たあと、何をどう感想として述べたらいいのか分からない。
とにかく生きててよかった!ヒーロー誰一人として除かずに最高。
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.8

まだまだ深い人種問題に対して、あまり知らない状況から興味を持つゲートとして、本作を視聴するのにも充分だし、シリアスとコメディをバランスよく一体化させて表現されている。

音楽や衣装スタイルにも目を惹か
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ラスト・アクション・ヒーロー(1993年製作の映画)

3.0

コロンビア吹替洋画劇場シリーズ4弾。

ノリに乗ってる絶好調時期のシュワちゃんパワー満載。
フジテレビ版の日本語吹替は、希少な大塚明夫のシュワちゃんが観られるのだが、この吹替を収録している盤が早々に廃
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バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

2.8

安定したコーエン兄弟作品独特のすれ違い模様、勘違いから始まってやっぱり心地良く情けないことになってしまう物語。

なだけに、少し退屈…というかすっかりコーエン作品の抗体ができてしまってると言うのか。慣
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スーパーマリオ/魔界帝国の女神(1993年製作の映画)

4.8

TCエンタテインメント版、金曜ロードショー日本語吹替版。

少年時代の懐かしい記憶の作品のひとつ。

これは、“実写版スーパーマリオ”ではなく、“スーパーマリオムービー”なのだ。
総合的に超名作なのは
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ハイランダー/悪魔の戦士(1986年製作の映画)

4.0

4Kレストア版、日曜洋画劇場版日本語吹替。

400年を跨ぐ不死の一族ハイランダーと、宿敵クルガン率いるフレイザー一族同士の因縁の戦い。

“最後に残るのは一人だけだ”

当時、割りかしノリにノってた
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XYZマーダーズ(1985年製作の映画)

3.3

HDリマスター、読売テレビ版日本語吹替。


タイトルや盤のジャケットからしてホラーなのかと思いきや、なんてことはない。
ただのクソダサコメディー。(先ずは褒め言葉として…)
大量殺人鬼として
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スノー・ロワイヤル(2019年製作の映画)

4.0

本作を映画好き人に分かりやすく伝えるなら、もしもタランティーノがファーゴを監督したら…、或いはタランティーノが「96時間」を撮ったら…というような文句を目にしたが、確かに近く、そんな感じの映画である。>>続きを読む