湯豆腐さんの映画レビュー・感想・評価

湯豆腐

湯豆腐

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.8

とにかく登場人物のビジュアルと映像がとても良い。

マリオとルイージは愛らしいしドンキーコングはかっこいいしキノピオは可愛いしクッパは何故か憎めない。ピーチ姫のお転婆さと天真爛漫さがなによりキュートだ
>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

3.2

杉咲花さん、若葉竜也さん、中村ゆりさんの演技がとても素晴らしかった。

無戸籍で産まれてしまった市子と筋ジストロフィーという難病の月子。

普通の幸せを手に入れたいけど手に入れられない残酷さ。市子で生
>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.8

多様性、LGBTQに理解をと言われているけれどまだまだそんなもの世間では認められていない。しかしそれを受け入れられないのも多様性なのだ。それならばそういう人がいるということを認知してできる範囲で受け入>>続きを読む

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

何の前情報も入れずに鑑賞したので最初の情報量の多すぎる関西弁に戸惑った。

冷静で頭がキレてどんな相手だろうが仕事を遂行する冷酷さを持つ反面、仲間や周囲の弱い人間には優しいネリと良い意味でも悪い意味で
>>続きを読む

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

3.0

アニメから視聴していたので冒頭の場面から色々察して号泣、ユリスの所でも号泣。
話題になった10話の未来の話で映画が作られていたのも感慨深く良かったし最後の切手の絵が沁みた。

映画館でも観たけど映像が
>>続きを読む

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

2.5

今度ご飯に行く上司が007シリーズが好きだという情報を得て話題作りに…と思って鑑賞。

私が観てきた映画のアクションシーンって内心焦りもあるが余裕ぶってアメリカンジョークを吐いてみたりソレ自体を楽しん
>>続きを読む

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

鹿野ちゃんが繊細だから「死にたい」と口にしていても(そうだよな…生き辛い世の中だよな…)と思いながら観ることができた。
そんな鹿野ちゃんが言葉は乱暴だけど否定せずに全てを受け入れてくれる小坂と出会い辛
>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.0

超絶ビビりな私でも1人で映画館で観ることができる怖さ。
展開はなんとなく予想はできるけどそれでもスリルがあるしAIの学習能力の圧倒的向上や方向性は間違っているがケイディを守ろうとする純粋さにミーガンが
>>続きを読む

スーサイド・ショップ(2012年製作の映画)

2.8

割と最初がダークだったので明るいエンドに拍子抜け。生きたくもなければ死ぬ勇気もない私からすれば自殺用品専門店みたいなお店があれば心の拠り所になりそう。

子宮に沈める(2013年製作の映画)

2.7

視聴者の情に訴えかけてくるような台詞がなく母親が堕ちていく様子や子どもたちが生き延びようとする様子が淡々と流れてきて負のエネルギーがダイレクトにきた。

無限ファンデーション(2018年製作の映画)

1.9

即興劇というものを初めて観たけれど私は苦手なのかもしれない。全即興ということであったが演技演技しすぎてるしみんな頑張ろうとしすぎてて逆にリアリティにかけるなぁと。
歌はとても良かった。

この子は邪悪(2022年製作の映画)

3.8

某漫画の「愛ほど歪んだ呪いはないよ」というセリフを思い出した。
今まで周りの状況を受け入れて淡々と過ごしていた純くんの祖母が感情剥き出しになっている所は心にグッときた…
ずっと変な汗が出ていたけど最後
>>続きを読む

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

3.4

水の中に沢山沈んでおり網で引き上げられる赤子。ソレを新聞に包みまるで魚のようにバッグに入れて帰路に着く人たち。最初の場面からまず気持ち悪い。夫婦ふたりに言葉はないけど出てくる描写でこの夫婦がどれだけ子>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

恋愛ものの邦画はあまり得意ではなく友達に引き連れられ観に行ったけどその友達よりも号泣していた。

出会ってから付き合うまでではなく出会ってから付き合い別れその後まで描かれている。
最初は絹ちゃんと麦く
>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.8

半魚人と声を失った女性の恋愛。
マイノリティ同士が惹かれあい心を通じ合わせていく過程がとても美しく表現されていた。言葉を交わすことはできないけれど表情や仕草、目線でお互いがどれだけ愛し合っているのかが
>>続きを読む

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

2.9

キラーボイスに少し笑った。

ハーレクインは安定の可愛さ。キュートでポップで破天荒だけど愛おしい。
女性陣のパワフルさに自分も強くなった気になれた。明日からも戦おう(何と)

ソワレ(2020年製作の映画)

3.8

ソワレ フランス語で『夜会、日の暮れた時間』

邦画独特の心にグサッと重く深く刺さって抜けない感じ。

W主演を務めた村上虹郎さん、芋生悠さんのお芝居が良かった。
和歌山県を舞台としていて映像も綺麗。
>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

最初は羊飼いの日常が淡々と描かれていたが広大な草原にポツリと家がある描写が閉鎖的でどこか孤立しているように見せ映像の陰りと多くないセリフで違和感や不穏を感じさせられる描写、上手い。

羊であれど子を産
>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.8

まず、オープニングが良すぎる。
観るまでは(いや、スラムダンクはWANDS一択だろ…)と思っていたけど10-FEETも素晴らしかった。
だからこそ無音に浸る事ができたし映画館も無音中誰も身動きせずに
>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

前情報をほとんど入れずに鑑賞。


やっぱり新海誠監督は場面の展開や曲の入れ方が上手い。

日記に書いてあった3.11の日付を見てやっと宮崎→愛媛→神戸→東京→宮城が震災が起こったところだと把握でき鳥
>>続きを読む

四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

4.5

四畳半神話大系の原作もアニメも全く知らずに鑑賞したがとても好みの映画だった。
最初のナレーションから最高だった。

映画の内容から伏線まで何もかもが完璧だった。
自分が青春時代を京都で過ごしたからこそ
>>続きを読む

エスケーピング・マッドハウス(2019年製作の映画)

2.3

寮長や主治医の生い立ちや施設の成り立ちが描かれていなかったのでもやもやしながら終わるなぁと思っていたけど実話だったのか…

もっと情報収集をした上でもう一度視聴したい。

おんなのこきらい(2014年製作の映画)

2.8

憎めなかったな〜キリコちゃん。
服装や話し方が本当に“どこにでも居そうなそういう女の子”って感じでリアルだった。

同性には嫌われやすいけど愛に飢えていて繊細で不器用なだけなんだよなぁ

高山さんみた
>>続きを読む

Melanie Martinez: K-12(2019年製作の映画)

3.6

色んな人が言っているけど本当に長いMV

メラニー・マルティネスのアルバム”K-12”の世界観を自身の手によって映画化。

ポップで可愛い雰囲気の中に狂気と微グロが入り交じっている。

意味が分からな
>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.5

よくあるありきたりな恋愛でしかも終わってしまった恋愛として描かれていたので入り込みやすかった。

日付がどんどん遡っていく所も独特で楽しめた。

誰しも誰かとの大切な過去があって。しかしそれは現在では
>>続きを読む

ペット 檻の中の乙女(2016年製作の映画)

3.2

動物保護センターで時給9ドルで働いているセス。同じ高校だった人気者、ホリーにバスで出会い声をかけるが軽くあしらわれる。
悔しい思いをしたセスはホリーを職場の地下の檻に閉じ込めてしまう。

好意を抱くの
>>続きを読む

ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

4.0

ラブロマンスのイメージが強かったがこれは愛の映画だ。20数年生きてきてこの映画を観ていない自分を勿体ないと思った。

やはり素敵な映画は色褪せないし時代を超えても残るものだ。

場面や会話の間に沈黙が
>>続きを読む

ぜんぶ、ボクのせい(2022年製作の映画)

3.3

もっとダークで重い内容だと思っていたけれど思っていたよりだった。
俳優陣の演技が素晴らしかった。

映像がずっと薄暗く陰鬱であったためすべてが物哀しく見えた。

子どもひとりでは生きていけない未熟さや
>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.6

大学生の主人公、雅也に連続殺人を犯し死刑囚となっている榛村大和から届いた一通の手紙。その内容は「最後の一件は冤罪であるから証明してほしい」

そこから物語が始まっていく。

榛村に周囲の人間達がマイン
>>続きを読む

ザ・ハント(2020年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

よくあるB級映画の人間狩りジャンルか…と思いながら視聴したが裏切られた。



最初に出てきた細くて自分よりも先に人の猿轡を外す優しい女の人が主役だと思ったら開始20分で脳天をぶち抜かれ射殺。

鍵を
>>続きを読む

キャラクター(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

漫画家を目指すも悪役を描き切れずアシスタント止まりの山城。4人家族が1単位で幸せの象徴と言われている集落で育った両角。
両角が起こしたある一家殺人事件を目撃した山城がそれを模した漫画を描き大ヒットとな
>>続きを読む

嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

幼少期の父親からの愛情不足による孤独感も相まって一般的に言われる“普通”より少し歪んだ人間に育ってしまった松子。

誰もが感じた事のある自分の運の無さや惨めさ、やるせなさの集合体の松子。
自分と重なる
>>続きを読む

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

2.2

音楽、世界観、キャラ達を楽しむ為の映画。
Adoさんの歌唱力と幅の広さにただただ圧倒された。

サブスクより映画館での方が最後まで観られると思います。

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

誰もが羨む生活をしているが心のどこかで日々の生活にストレス、完璧な妻であらなければというプレッシャーや孤独を抱えているハンター
それを埋める為に異物を飲み込み始める…

日々の抑圧された生活、結婚生活
>>続きを読む

今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

3.6

これが純愛か…としみじみした映画。

吸い込まれそうな透明感と儚さ。
どっぷり映像に浸れた。

誰にとっても記憶や想い出は曖昧で不確かだけれどだからこそ愛おしく尊く思え、日々を大切に生きたくなる。とて
>>続きを読む

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.2

映像と音楽がとても綺麗。

思春期独特の性や虐めや葛藤や孤独感や漠然とした不安。取り上げられる題材はダークなものばかりで自分の身の回りでは起こらないでないであろう事柄だけど妙に現実感のある描写。
思春
>>続きを読む

>|