音さんの映画レビュー・感想・評価

音

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蛍火の杜へ(2011年製作の映画)

3.5

やっと見れた...。

妖と人間の交流のあいだに見える、
もどかしさや曖昧な温かい気持ちが、
緑川先生の作品にはいつも溢れている。

想像していたよりもあっさりとしていて、
ギンと蛍、二人の姿をすっき
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バクマン。(2015年製作の映画)

2.5

エンドロールを見る為に映画館へ、
という記憶。

挑戦的な映像表現が面白かった。

WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

3.4

キャスティングがとてもいい。
「山奥の田舎」。偶然がなければ
主人公にとってただそうであった、もしかすればそうとすらならなかった場所が、
帰る場所のひとつになる。
その一部始終を、面白おかしく純粋に見
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

とても観やすい。
単一な感情なはずが無いのに、直感でほとんどを汲み取れる。それが複雑だと分かるけれど、表現は端的にという印象。
すっきりしていて余計なものがない分、
それぞれのキャラクターの行間を読み
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

劇的に彼ら開発者の視点から描かれた作品は、これまでほとんど観ていないので、
初めて触れる事が多々ありました。
事前にあらすじを攫っておくことをおすすめします。

やはり日本人という括りの中にいる限り、
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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

3.6

(原作読了、同作者原作映画鑑賞)
川村原作の映画は「画になるが、
何が言いたかったのか分からない」で終わるものが多い印象。小説だからこそ、自分の心地よい速さで進むことによって光るテーマかもしれない。キ
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バービー(2023年製作の映画)

3.8

バービーで遊んだことはないけど、幼少期の憧れの世界ではあったから、少し懐かしく。

画作りが面白く、オマージュも重ねて
作品の中で雰囲気を壊すことなく存在していて良かった。

メッセージ性も、まっすぐ
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ツレがうつになりまして。(2011年製作の映画)

3.5

とてもあたたかい作品。
映画としてどうこうというより、
ひとつの作品、物語、この世界の話として
あたたかくて素敵でした。

他人にされて嫌なことをしない
相手のことをいつも大切にする
当たり前に、簡単
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.7

再現度という表現で良いかわからないが、
素晴らしい。これが演技か。
暮らしの中で、たくさんの壁が生まれ隔たり、
見ていてもどかしさの積もる所も現実を感じた。

⻘いカフタンの仕立て屋(2022年製作の映画)

3.6

連続鑑賞の3本目で、集中力切れていたが...
一応。

カフタンという見慣れない衣装と、共にある風習、公衆浴場やお祈り等、
異国異文化を色鮮やかに感じる作品。

職人気質の主人公、力強く優しさに溢れる
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アイスクリームフィーバー(2023年製作の映画)

3.6

日本版フランス映画 って感じかも?
鑑賞後に、『あー、面白かったな。』
となる作品。鑑賞中は、終わる予感しても続いていくから、少し戸惑った。笑

カメラワーク独特だから、所々酔う人は酔う。
スクリーン
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

ジブリが新しいものを示してくれた感じ。
新鮮だったけど、ところどころに
過去の作品を感じる瞬間があり、
総集編を見ている感じでもあった。

キャスティング、流石。

冒頭から、「おぉ、」となるし、
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怪物(2023年製作の映画)

4.1

無駄がない。全てにおいて。
そして、シナリオの力が強い。
ここまで、作品の色の変化がありながら
加速していくストーリー。

すごい。そうしか言えない...。

水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

3.0

原作知らず鑑賞。
原作の色か分からないけど、
独特の間と編集でなぜかクスッとしました。

全体的に広瀬すずという役者が、
引っ張るしまとめるという感じ。
行間を汲み取って、これでもか!ってくらい
表現
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ドラマだけ事前に見て行ったが、
原作、ドラマを知らなくとも楽しめる内容。

ルーヴルという、誰もが知る実在の美術館を
ここまで完璧に物語の中に組み込めたのは、
やはり原作が素晴らしいからなのか...。
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独裁者(1940年製作の映画)

4.3

全編は字幕版鑑賞。
字幕の付け方上手で、感動。
演説部分抜粋で、吹き替え版鑑賞。
確か、山寺宏一さんでした。
日本人にもチャップリンのやっていることがこれでもかと伝わって、流石。

トーキーのチャップ
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美女と野獣(2017年製作の映画)

3.5

シンデレラより好みだった。
野獣のCGすごい。
個人的にお城にいるキャラクター全部成功。
ディズニー作品の実写を、
イメージ通りに叶えてくれた。

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.9

映像関係の近くにいる人間として、
重なる部分が多かった。

撮影シーンがとにかく美しい。

主人公の姿もそうだが、
アランが信念を持った時が1番眩しかったし、嬉しかった。
才を持たない人間が持てる武器
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罪の声(2020年製作の映画)

3.3

ギュッと詰めた感じ。

画面作りと脚本、演出が一つの方向を向いていて、見てて嫌に引っかかる部分がない。
昔の事件の事が明らかになる過程で、
現在の関係者の姿が説得力ある。

メメント(2000年製作の映画)

4.0

大学の友人の勧めで見た。

モノクロとカラーの時系列の区別を、
事前に理解してから鑑賞。
こんがらがることなく、
でもとても集中しながら追った。
自分で読み解こうとするから面白い。

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.9

3回目

今までで1番脚本が好き。
関係性やキャラクターを、適度な時間をかけて理解させてくれるし、
何より最後にみんなが笑ってるのが良い。

結末を知っていても見たいと思うし、
初めて見た時の感動を羨
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トゥルーノース(2020年製作の映画)

2.8

衝撃的。
絵は好み分かれるだろうけど、
内容はしっかりしてる。

椿三十郎(1962年製作の映画)

3.7

黒澤明作品、初鑑賞。

忘れられないキャラクターばかりで、
どうやって生んだのか気になる。
言葉にできない、凄さがある。

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.2

まずは、画作りがやはり天才的。
イメージカラーを決めて、一つ一つのシーンが絵画のように輝いている感じ。

ストーリー展開もテンポ良く、
クスッとしたり、ハラハラしたり、
画に負けないホンを書いてる。
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