peroさんの映画レビュー・感想・評価

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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

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「最後の決闘裁判」

リドリー・スコット監督の女性像は「テルマ&ルイーズ」から一貫している。

それは黙らない女だ。

ではナゼ彼女たちは声をあげるのか?

それは我慢の限界だから。

この作品は主人
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THE MOLE(ザ・モール)(2020年製作の映画)

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コロナの影響で公開が伸びに伸びて、期待値が上がりまくっていた「007」が不発だった今、本当に面白いスパイ映画を観たいならこの一本しかない!

元料理人で失業中のウルリクはマッツ・ブリューガー監督の北朝
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

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真面目で友達から言葉警察と言われているマティアスと複雑な家庭で育ち無口なマキシムは幼なじみ。自主映画の撮影でキスした事からマティアスは自分の中に複雑な感情が芽生えるが…

みんなが待って
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はりぼて(2020年製作の映画)

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議席数40に対して28の議席数を持つ自民党王国、富山の地方局チューリップテレビの若い記者達が情報開示請求で手に入れた膨大な量の資料を読み込み、裏を取った執念の調査報道の末に見つけた政務活動費の不正問題>>続きを読む

サーミの血(2016年製作の映画)

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映画評論家の町山智弘さんや、社会学者の宮台真司さんなど良い、良いと言っているのは聞いていたけれど、重そうで二の足を踏んでいた「サーミの血」。

良かった。

家で見ると散漫になってトイレに行ったり、お
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初恋(2020年製作の映画)

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映画好きが周知されているので、よく今やっている映画のオススメを聞かれる。

アカデミー賞明けのこの時期、いい映画が沢山やっている。
たとえば第一次世界大戦をワンカット風に撮った「1917」、「オズの魔
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

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みんな大好きカナダの若き天才グザヴェエ・ドラン監督の最新作。

スクールドラマで人気になった俳優ジョン・F・ドノヴァンと文通していた少年が、彼の死と自分の人生を重ねて語る物語。

ドラン監督が天才子役
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ハスラーズ(2019年製作の映画)

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銀座でホステスをしているのでリーマンショック以降の店に閑古鳥が冷めた声で鳴いているシーンの空気感が痛いほど分かる。
あの後から銀座はずっと下降線…
その後、東日本大震災があり益々冷え込むばかり。
その
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屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

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ドイツのハンブルクで5年間で4人の老娼婦を殺した実在のシリアルキラー、フリッツ・ホンカを映画化。

監督は「ソウル・キッチン」「女は二度決断する」のファティ・アキン。
30代で世界三大映画祭(ベルリン
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キャッツ(2019年製作の映画)

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劇中に寝て起きて、まだやってると絶望したのは初めて。

今でも公演している大人気ミュージカル『CAT’S』の映画化。名前だけは知っているという人も多いはず。かくいう私もその口。

とにかく評判が悪いと
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キング(2019年製作の映画)

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ティモシー・シャラメのおかっぱ甲冑ビジュアルだけ見て楽しみにしていた「the king」。

監督も「アニマル・キングダム」「メタルッド」のデヴィッド・ミショットだったので、家より劇場で観た方が良さそ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

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説明不要のヴィラン、ジョーカー。

政治的なイデオロギーやお金さえ欲しがらない悪人はどうやって出来上がったのか…

ホアキン・フェニックスが正に狂っているとしか思えない演技で一人の男を体現する。

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宮本から君へ(2019年製作の映画)

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最高の映画化!
原作、新井英樹、監督、真利子哲也、主演、池松壮亮、ヒロイン、蒼井優。
文句なし!

原作ファンも、初めて見る人も新井秀樹が作り出し、真利子哲也監督が演出し、池松壮亮が全身全霊をかけた宮
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

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タランティーノ監督の新作と聞いて心が動かない映画ファンっているの?

しかも、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットのW主演。

誰の感想も聞きたくなくて急いで見に行った。

たぶん誰もまだ感想な
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無双の鉄拳(2018年製作の映画)

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マ・ドンソクが出ていればそれだけで満足。
日常生活に不便そうな二の腕で妻を攫った悪いやつらを投げて、投げて、投げ飛ばす!
「犯罪都市」でヤクザの親分だった役者さんが、子分になっていたのに萌えた。
アク
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アラジン(2019年製作の映画)

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ネタ切れのディズニーが本気で作ったミュージカル。
監督はなんとガイ・リッチー!?
ティム・バートン監督版のダンボが酷かったので二の足を踏んでいたら、回りからの評判が良かったので眉唾だと思いながら行って
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凪待ち(2019年製作の映画)

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白石和彌監督最新作。
香取慎吾主演。
白石和彌監督お得意のクライムサスペンスかと思いきや、話は香取慎吾扮する郁男に寄り添い、事件は起こるけれど郁男は何もせずただひたすら現実からにげるのでただ、ただ地味
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

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20代の頃の痛々しい恋愛を成仏させてくれるような映画。

テルコ(岩井ゆきの)はマモル(成田凌)が好きで呼び出されると飛んで行くような生活を送っていて仕事もクビになってしまう。そんなマモルに好きな人が
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主戦場(2018年製作の映画)

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従軍慰安婦問題を右と左と研究者に話しを聞いた言論インフィニティウォーで、面白いドキュメンタリー。

従軍慰安婦問題を本人達では無く論客だけで語る事で、今の日本の縮図が見られる。
重い話なのに間抜けな論
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

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すっぴんのシネマストリップで映画ライターの高橋ヨシキさんが推していたのを聞いて、ずっと見たいと思いながらもポケモンGOを優先させていたけれど、ポケモンも飽きて来たし明日までなので急いで見て来た。

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麻雀放浪記2020(2019年製作の映画)

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白石和彌監督の「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」「彼女がその名を知らない鳥たちへ」と好きだったので、名作をリブートするとどうなるのかと気になって見に行った。

感想は、はぁ〜〜

麻雀放浪記の主人公、哲が
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

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自閉症の妹を兄が売春させる話しと聞いて、評判はいいけれど、日本で見落とされている底で生きる人を生々しく描く話だと勝手に想像して暗くて重い話かと思って二の足を踏んでいたら、それを軽々と乗り越える笑える映>>続きを読む

バイス(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「ハウス・オブ・カード」の夫婦のように権力に取り憑かれた実在の人物、息子ブッシュ時代の副大統領ディック・チェイニーの半生を「マネー・ショート」のアダム・マッケイ監督が「マネー・ショート」の手法をよりブ>>続きを読む

ダンボ(2019年製作の映画)

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1941年に公開されたディズニーの名作アニメ「ダンボ」。
もちろん公開はリアルタイムではないけれど、子供の頃にビデオテープがする切れるほど見た一本。
子供の頃は分からなかったけれど、音楽と映像でめくる
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移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

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予告を見て「ハウルの動く城」!?と思って気になっていた一本。
P・ジャクソン監督のストーリーボードを描いていたクリスチャン・リバースの初監督作品はいかに。

60分間で現代社会が崩壊した1000年後の
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ちいさな独裁者(2017年製作の映画)

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ゴヤの絵のように悪魔的に美しい映画だった。

第2次世界大戦の終戦間近のドイツ。敗戦が濃厚になったナチスドイツ軍では脱走兵が後を絶たず兵士達による略奪が行われていた。
脱走兵のヴェリー・ヘロルトは命か
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

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「ラ・ラ・ランド」のデミアン・チャゼル監督とライアン・ゴズリングが再びタッグを組んだ本作。

東西冷戦の真っ只中、ソ連に今一歩負けている宇宙開発に月に人類を立たせる事で勝ちを焦るアメリカ、莫大な宇宙開
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ジュリアン(2017年製作の映画)

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ここ20年見た映画で一番怖かった。

DV夫アントワーヌから逃げ、ミリアムはひっそりと暮らそうとしていたが息子ジュリアンの面会権を取られてしまい、二週間に一度はアントワーヌにジュリアンは会わなければい
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

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デビッド・フィンチャー版の続きを期待して行くと期待外れ。
「ミレニアム」シリーズの続編にして最新版。
「ミレニアム」シリーズを見ていないと意味がわからないと思う。
見に行くなら「ミレニアム」シリーズを
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

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いい歳をしたうるさ方の評論家が、怖い怖いと口を揃えて言うから期待しまくって行ったら…

もっとミヒャエル・ハネケ作品とかラース・フォン・トリアー作品みたいなトラウマになるレベルの嫌な目に合わされるのを
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

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もしも自分が最愛の人を残して不意の事故で死んでしまいゴーストになってしまったら。
映画「ゴースト」では霊媒師のウーピー・ゴルードバーグを挟んでゴーストと残された彼女とのラブストーリーを感動的に描かれて
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

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ブチ上がりまくった!!!!!

QUEENのフレディ・マーキュリーの人生をQUEENの楽曲に乗せて見せるロックミュージカル。

ロック史史上最高のライブだったとの評価もある、ラストの同じセットリスト、
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華氏 119(2018年製作の映画)

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政治問題に笑いを含ませて分かりやすく見せるTVバラエティで出て来たマイケル・ムーアの新作は、アメリカの中間選挙の前に誰に投票するべきか語りかける。

大統領選挙で図らずもトランプに負けたリベラル。何故
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バーバラと心の巨人(2017年製作の映画)

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予告が良かったので見に行ったら、そもそもタイトルからネタバレ。
原題はI kill giant。

バーバラは巨人と戦うために日々準備しているが、誰にも理解されない。
それゆえ学校で友達も出来ずソーシ
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

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バブル期の日本人は今や昔、海外どこを旅しても中国人がいる。
それだけ中国は豊かになったって事。
それをまざまざと見せつけられる映画。

しかもハリウッド製作にもかかわらず、監督まで中国系のアジア系キャ
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イコライザー2(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

前作が最高だと、2匹目のどじょうを狙った二作目目はだいたいつまらなくなるのが世の常…

監督は同じアントワン・フークワだから見に行ったら、間違いなく面白かった!
アントワン・フークワ監督ちょっとでも疑
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