ポンヌフさんさんの映画レビュー・感想・評価

ポンヌフさん

ポンヌフさん

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.5

主人公に感情移入とかそういう次元ではなく、共鳴で涙が出るという得難い経験をした。
視力を失っていく主人公が、暗闇のなかで理想を夢見る。現実逃避としての空想の世界は哀しくて美しい。

イディオッツ(1998年製作の映画)

3.7

露悪的で不謹慎な映画だけど面白かった。自己防衛として道化のふりをしていたら、ジョーカーの仮面が剥がれなくなってしまった人たち。
狂人を描いているわけではなく、そういうふうにしか生きられない不器用な人間
>>続きを読む

奇跡の海(1996年製作の映画)

4.0

彼女にとって愛は信仰だった。「あなたのためにここまで出来るよ」という自己犠牲的な愛。現代ならメンヘラと片づけられてしまうのかもしれないけれど、他に愛の注ぎ方を知らない不器用でひたむきな女性の生き方に胸>>続きを読む